希土類蛍光体、セラミック蛍光体の基礎 : 発光機構、特性と効率の支配因子と光物性評価
~白色LED、透光性セラミック、結晶化ガラス、高演色性~
東京都 開催
会場 開催
概要
本セミナーでは、蛍光体変換型白色LEDに用いられる代表的な希土類蛍光体、セラミック蛍光体について、固体と発光中心の電子準位、発光機構、発光波長、効率の支配因子と特性評価法について解説いたします。
開催日
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2018年2月23日(金) 10時30分
~
16時30分
修得知識
- 白色LEDの仕組み
- 蛍光体材料の発光機構
- ホストによる波長シフトの原因
- 発光効率の支配因子への理解
- 蛍光体の量子収率測定技術
- 色覚と演色性の関係
プログラム
白色LEDの高出力化と一般照明への展開に伴い、高い耐熱性、発光効率を有する無機蛍光体への期待が高まっている。
本講演では、蛍光体変換型白色LEDに用いられる代表的な希土類蛍光体、セラミック蛍光体について、固体と発光中心の電子準位、発光機構、発光波長、効率の支配因子と特性評価法について解説する。
- 固体照明と白色LED
- 照明の歴史と光源効率
- 白色LEDの種類
- 蛍光体変換型LEDと希土類蛍光体
- 希土類添加蛍光体材料における光学遷移
- 元素の周期律と電子軌道
- 4f,5d電子軌道の特徴
- 多電子系電子状態のRussel-Saunders表記
- f-d電子遷移とその応用
- 輻射、無輻射遷移確率と蛍光寿命、量子効率
- 蛍光減衰、測定法と解析法
- 配位座標モデル
- Franck-Condonの原理
- 振動準位とスペクトル線幅
- 消光失活過程
- エネルギー移動と増感現象
- 多極子相互作用機構
- 原子価間電荷移動IVCT機構
- 金属間電荷移動MMCT機構
- 交差緩和失活確率と温度依存性
- 熱イオン化過程と光伝導
- 蛍光寿命、量子効率、その温度依存性
- 蛍光減衰曲線
- 測定法の実際、寿命算出で気をつけるべきこと
- 減衰曲線に立ち上がりがある場合の理由と解析法
- 無輻射遷移確率と量子効率の評価法
- 蛍光寿命と量子効率の関係
- 多フォノン放出過程と確率
- エネルギーギャップ則
- フォノンエネルギー依存性とホスト選択
- 多フォノン緩和確率の温度依存性とそのエネルギーギャップ依存性
- エネルギー移動と蛍光減衰曲線
- ドナーの蛍光減衰曲線からエネルギー移動効率を求める
- エネルギー移動効率と蛍光寿命の関係
- 蛍光体量子収率とLED光源効率
- Ce (III) ガーネット蛍光体
- Ce3+の電子準位とガーネット結晶ホスト
- ガーネットにおけるCe3+:5d軌道分裂と波長シフト
- 発光量子効率の支配因子:組成、電子構造
- 高出力化に向けたセラミック蛍光体
- 発光効率の温度消光とその原因
- 色覚のメカニズムと色度座標
- ヤングーヘルムホルツの3色説と等色実験
- 三刺激値とXYZ表色系
- 色度座標と相関色温度
- Eu (II) 蛍光体
- Eu2+の電子準位と結晶場分裂、波長シフト
- BOSE系 (ケイ酸塩) 蛍光体
- 結晶化ガラス蛍光体
- 還元焼成条件とMӧssbauer分光法による価数評価
- 絶対量子効率:積分球測定の実際
- 全光束、全放射束測定の重要性
- 誤差の原因と留意点
- 自己吸収補正とは?
- 蛍光体の量子収率の求め方
講師
田部 勢津久 氏
京都大学
大学院 人間・環境学研究科
相関環境学専攻
物質機能相関論分野
教授
主催
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受講料
1名様
:
42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
:
22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)
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- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
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