第1部 マイクロ流路内の現象
- そのメカニズムと制御技術 –
(2016年12月13日 10:00〜12:00)
高機能部材を厳密に製造する上で有用なマイクロリアクター利用の考え方をその応用例を概観しながら定量的に習熟し、受講者の専門領域での応用を考える上での指針を提示する。
また、数千トン~1万トン/年レベルの生産へのスケールアップ、スケールアウトの考え方を示す。
- マイクロリアクター内の現象の基礎
- マイクロ化による輸送物性の変化
- マイクロで発現が期待できる効果
- マイクロリアクター概観
- マイクロリアクター内での混合
- 精緻拡散混合
- マイクロ流体セグメント概念
- CFDシミュレーションによるマイクロ混合効果の検討
- 瞬間混合 (10msオーダーでの混合を実現するロジック)
- 瞬間混合を利用したナノ粒子製造
- マイクロリアクターによるZIFの粒径、結晶多形自在制御
- マイクロリアクターでの高速熱交換
- 伝熱係数50倍増加のポイント
- 発熱反応での等温操作を保証する流路径設計法
- 10000℃/sの瞬間昇温によるナノ粒子製造
- マイクロリアクターによる液滴制御
- マイクロジェット方式によるエマルション製造
- マイクロスラグ流の特性と設計法
- マイクロスラグ流を用いた反応制御
- マイクロスラグ流を用いた分離操作 (高効率CO2回収)
- マイクロリアクターのスケールアップ&スケールアウト
第2部 マイクロリアクターによる乳化技術とその応用
(2016年12月13日 12:45〜14:45)
- はじめに
- マイクロ化学プロセスについて
- 先進製造技術の重要性について
- マイクロ化学プロセスの特徴
- マイクロ化学プロセス開発の歴史
- マイクロ空間内の流体特性と異相界面
- マイクロ空間で形成される異相界面の工業プロセスへの応用
- その他の重合
- マイクロ流体デバイスを用いた精密材料の製造技術
- マイクロ流路を用いた単分散液滴生成
- マイクロ流路を用いた単分散微粒子・カプセル調製
- マイクロ流体デバイスを用いた微粒子製造の量産化
- マイクロ流体デバイスを用いた微細繊維の調製
- まとめ・今後の展望
第3部 マイクロリアクターを用いたナノ粒子作製とスケールアップ
(2016年12月13日 15:00〜17:00)
- ナノ粒子製造の現状と課題
- ナノテクノロジー応用分野におけるナノ粒子化技術の動向
- 従来の各種ナノ粒子製造装置
- ナノ粒子のブレークダウン技術の課題
- ナノ粒子のビルドアップ技術の課題
- 新規ナノ粒子製造装置:強制薄膜式リアクター
- なぜ「強制薄膜式リアクター」なのか
- 強制薄膜式リアクターの概要・特徴
- 強制薄膜式リアクターの構成
- 強制薄膜式リアクターの原理
- 従来のナノ粒子製造装置との比較
- 強制薄膜式リアクターの使用方法
- 強制薄膜式リアクターのスケールアップ
- 強制薄膜式リアクターの実力:各種ナノ粒子の製造方法と粒子径制御
~材料ごとの適用事例を紹介~
- 金属ナノ粒子
- ニッケルナノ粒子
- 銀銅合金ナノ粒子
- その他の金属ナノ粒子
- 酸化物ナノ粒子
- 酸化セリウムナノ粒子
- YAGナノ粒子
- その他の酸化物ナノ粒子
- 有機顔料ナノ粒子
- 銅フタロシアニンナノ粒子
- 固溶体有機顔料ナノ粒子
- 医薬品ナノ粒子
- 樹脂微粒子及びエマルション
- 有機反応
- ナノ粒子の分散
- ナノ粒子分散装置
- 液-液せん断型ナノ粒子分散装置と分散方法からスケールアップまで