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酸化グラフェンの還元と分散・複合化

酸化グラフェンの還元と分散・複合化

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、酸化グラフェン・グラフェンの基礎から解説し、酸化グラフェン、グラフェンの作製・複合化技術、酸化グラフェンの熱還元と化学還元、酸化グラフェンの合成と可溶化について詳解いたします。

開催日

  • 2016年1月27日(水) 11時00分 16時30分

受講対象者

  • 酸化グラフェンの応用に関連する技術者、開発者、研究者
    • 電極
    • 触媒
    • 分離膜
    • 補強材
    • 潤滑剤 など
  • グラフェンの応用製品に関連する技術者、研究者、開発者
    • リチウムイオン電池
    • キャパシタ
    • 燃料電池
    • 樹脂コンポジット分野
    • 電界効果トランジスタ など
  • グラフェンに関連する技術者、研究者、開発者
    • 合成
    • 製造 等
  • グラフェンの生産、量産を検討している技術者
  • グラフェンで課題を抱えている方

修得知識

  • グラフェンの世界情勢
  • 天然黒鉛からグラフェンの大量生産原理
  • 酸化グラフェンの合成法
  • 既存の酸化グラフェン合成の問題点と解決法
  • 酸化グラフェンの基礎物性
  • 様々な還元方法の長所・短所
  • 酸化グラフェンを用いた各種デバイスの特徴

プログラム

1. 酸化グラフェン及びグラフェンの作製・複合化技術

(2016年1月27日 11:00〜12:30)

 酸化グラフェン・グラフェンの炭素原子1個の厚さ及びグラファイトから安価に量産できるという他にはない特徴を活かすことにより、市場性をもつ高性能複合材料の開発及び先端的分野で必要とする革新的材料の開発が可能となる。このような特徴を活かすグラフェンの作製法、複合化技術、市場性及び革新的な材料開発例について紹介する。

  1. 酸化グラフェン及びグラフェンの構造と特性
    1. 酸化グラフェン及びグラフェンの原子構造と基本特性
    2. 酸化グラフェン及びグラフェンの複合化素材としての特性
  2. 酸化グラフェン及びグラフェンの作製法
    1. 酸化グラフェン及びグラフェンの一般的作製プロセス
    2. 酸化グラフェン及びグラフェンの工業素材としての作製法
    3. 酸化グラフェン及びグラフェンの工業素材としての特性とコスト
  3. 酸化グラフェン及びグラフェンの複合化
    1. 酸化グラフェン及びグラフェンの溶液中への分散
    2. グラフェンの溶液中への一様分散のための改良プロセス
    3. 酸化グラフェン及びグラフェンの高分子への複合化方法
    4. 酸化グラフェン及びグラフェンの高分子複合材料事例
  4. グラフェンの特性を活かした革新的材料
    1. グラフェン積層及び階層構造化によるエネルギー分野への応用
    2. グラフェンの表面修飾・反応を利用したドラックデリバリー、ロボット材料
  5. グラフェンの研究開発の現状と期待される展開
    • 質疑応答

2. 酸化グラフェンの熱還元と化学還元

(2016年1月27日 13:15〜14:45)

 酸化グラフェン (GO) を還元する手法で広く研究されている加熱による還元と還元剤を用いた化学還元について、条件や特徴について詳細に説明する

  1. 酸化グラフェンの特徴
    1. 酸化グラフェンとは
    2. 期待される応用先
    3. 還元の必要性と求められる条件
  2. 熱による還元
    1. 種々の雰囲気中での加熱による還元
    2. 加熱還元における還元過程と伝導特性
    3. 加熱還元の課題
  3. 還元剤を用いた還元
    1. 種々の還元剤を用いた還元
    2. 化学還元における還元過程と伝導特性
    3. 化学還元の課題
  4. その他の還元法 ~プラズマを用いた還元~
  5. まとめ
    • 質疑応答

3. 酸化グラフェンの合成と可溶化、複合化技術

(2016年1月27日 15:00〜16:30)

 酸化グラフェンは安価で大量に合成できると謳われているが,実際はそう簡単ではない。また,機能向上のための複合体の合成も,化学の原理を理解しなければ,思い通りに作ることができない。酸化グラフェンを使いこなすことがなぜ難しいのか,それをどう克服すればよいのか,という独自の考えを経験に基づいてお伝えしたい。

  1. 酸化グラフェンの合成
    1. Brodie法
    2. Staudenmaier法
    3. Hummers法
  2. 酸化グラフェンの構造と物性
    1. キャラクタリゼーションの方法
    2. 表面積について
    3. 酸化グラフェンの意外な特徴
  3. 酸化グラフェンの構造制御
    1. サイズ
    2. 酸素含有量
    3. 酸化度と物性の関係
  4. 酸化グラフェン複合体
    1. 有機分子との複合体
    2. 高分子との複合体
    3. 金属との複合体
    • 質疑応答

講師

  • 新谷 紀雄
    国立研究開発法人 物質・材料研究機構 先端材料プロセスユニット 一次元ナノ材料グループ
    リサーチアドバイザー
  • 小幡 誠司
    東京大学 大学院 新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻
    助教
  • 仁科 勇太
    岡山大学 異分野融合先端研究コア
    准教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
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