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自動車用防振ゴムの基礎・特性と劣化・寿命予測技術

自動車用防振ゴムの基礎・特性と劣化・寿命予測技術

~自動車メーカーの条件とサプライヤー情報による疲労強度・寿命予測~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ゴムの静バネ定数の簡単な計算例や動特性の特徴を織り込み、ゴムの特性から寿命予測までをまとめて解説いたします。

開催日

  • 2015年5月19日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 防振を目的としたゴムに関心のある技術者・研究者

修得知識

  • 静バネ定数
  • 動バネ定数
  • 損失係数
  • 寿命予測
  • マイナー則
  • S-N線図
  • 疲労強度のばらつき
  • T-t線図

プログラム

 防振ゴムの耐久信頼性開発は、自動車メーカーが条件提示を行い、部品サプライアーが設計試験を行う形態が多い。しかし、ゴム材料の物性について、自動車メーカーのエンジニアは必ずしも詳しくは無く、サプライアーにとって秘匿の範疇に入ることが多い。また、部品の使用環境も自動車メーカーからサプライアーへ伝わりにくいのが実情であると認識している。この二つの情報を融合して始めて適切な寿命予測が出きると考え、寿命予測技術を提案できた。
 今回の講座は、ゴムの静バネ定数の簡単な計算例や動特性の特徴を織り込み、ゴムの特性から寿命予測迄をまとめた内容であり、ゴム製品の設計及び評価実験へ活用していただきたい。

  1. ゴムの歴史
  2. ゴムの特徴
  3. 防振ゴムの材料選定
  4. 防振ゴムの機能
  5. 簡易的なバネ定数の計算
  6. 圧縮とせん断のバネ定数比
  7. 弾性主軸と異なる方向のバネ定数計算
  8. 動特性の特徴;定義
    1. 動特性の特徴;振動計算モデル
    2. 動バネ定数とロスファクターの関係
    3. 動特性の依存性 (温度)
    4. 動特性の依存性 (歪振幅)
  9. 構造の工夫による特性の改善
    1. インターリーフ
    2. 流体の封入
  10. 疲労寿命予測の問題点
  11. 環境条件
  12. 疲労強度の考え方
  13. 入力データの頻度処理
  14. マイナー則の適用
  15. 寿命予測の概念
  16. S-N線図
  17. 変動歪と平均歪
  18. 入力の捉え方
  19. 市場負荷
  20. 疲労強度のばらつき
    1. ばらつき因子の分離
    2. ばらつきの見積り
    3. 異物による耐久性の変化
  21. 熱劣化の考え方
    1. 市場回収品の調査
    2. Eb値と疲労強度
    3. 高分子材料の劣化反応
    4. T-t線図
    5. 疲労強度との組み合わせ
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第2特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

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