Twitter、Facebookなどに代表される、いわゆるSNSと呼ばれるサービスや、YouTubeやニコニコ動画等といった動画投稿サービスのようなユーザー参加型のインターネットサービスは、インターネットの世界を大きく変動させた。 こうしたサービスは、著作権の分野にも大きな影響を与えており、こうしたサービスを運営する場合やこうしたサービスで創作されたコンテンツを自社コンテンツにおいて利用する場合など、日々新たな問題に直面することになる。そして、こうした問題は時として著作権法だけでは解決できないことも少なくない。 本講演では、インターネットビジネス、エンターテイメントビジネスにおいて日々直面するこうした問題につき、最近の豊富な実例とともに、課題の整理や解決策の例を解説する。

1. SNS、UGC、CGM
   1. 概念の整理
   2. 具体例
2. 「投稿」にまつわる問題 -その投稿コンテンツは著作権侵害か?
   1. 「写り込み」問題
   2. 「パロディ」問題
   3. 「歌ってみた」「踊ってみた」問題
   4. その他 (リツイート、シェア、リンク等)
3. 「権利者」にまつわる問題
   1. UGCの権利者は一体誰なのか?
   2. 利用規約の重要性と炎上リスク -実例から見るユーザーの反応ポイントの分析と対策
4. 「二次利用」にまつわる問題
   1. SNS上のコンテンツやUGCを二次利用する場合の留意点
   2. 著作物でないから著作権法上は自由利用OKなはずなのに… -「著作権以上の権利 (?) 」による炎上事例
5. 質疑応答/名刺交換