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溶解度パラメータ (SP値) の基礎と測定・計算方法

溶解度パラメータ (SP値) の基礎と測定・計算方法

東京都 開催 会場 開催 実習付き 演習付き

概要

本セミナーでは、溶解度パラメータ (SP値) の基礎から、測定・計算方法、計算プログラムツールの使用方法について、豊富な実用事例も交えて解説いたします。

開催日

  • 2014年1月27日(月) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • 溶解に関連する技術者、開発者、研究者
    • 粉体
    • 高分子
    • 塗料
    • インク
    • 機能性材料
    • 接着剤
    • エラストマー
    • 医薬品
    • 化粧品食品
    • サプリメント など
  • 溶解度パラメータの計算を習得したい方、活用したい方

修得知識

  • 溶解平衡の基礎
  • 溶解度パラメータ (SP値) の基礎
  • 溶解度パラメータ (SP値) の利用法
  • 溶解度パラメータ (SP値) の計算方法
  • 溶解度パラメータ (SP値) を用いた溶解性の評価
  • 溶解度パラメータ (SP値) の用途の実例

プログラム

 本講座は、溶解度パラメータ (SP値) の基礎から、測定・計算方法、計算プログラムツールの使用方法、豊富な実用事例まで、体系的に学べる貴重なセミナーです。実務で活用するための考え方、実践的な知識を得ることができます。
 これからSP値を学びたい方、知識の再確認をしたい方、SP値計算ソフトを使いこなしたい方など、初学者からベテラン者までこの機会をぜひご活用下さい!

はじめに

  • “Hildebrand溶解度パラメータについて (原著より) ”
  • 正則溶液理論から導かれた溶解度パラメータの意味
  • 物性値としての溶解度パラメータの価値
  • 一般的な物質 (気体・液体・固体) の溶解度パラメータの総論
  • HildebrandおよびHansen溶解度パラメータの相互関係
  1. 溶解平衡の基礎知識
    1. 物質の溶解現象と溶解度
    2. 液体の種類と特性
    3. 溶解度に関係した溶液モデルの種類
    4. 溶解度に寄与する因子
  2. 溶解度パラメータの推算に利用できる液体の一般通性
    1. 溶解度
    2. 蒸気圧
    3. 臨界定数 (臨界温度、臨界圧力、臨界体積)
    4. 密度、沸点、融点、表面張力、屈折率
  3. 溶解度の測定法および測定装置
    1. 溶解度測定に影響を与える因子
    2. 気体の溶解度と測定装置と測定方法
    3. 液体の溶解度と測定装置と測定方法
    4. 固体の溶解度と測定装置と測定方法
  4. 溶解度パラメータ (SP値) の基礎と応用
    1. Hildebrandの溶解度パラメータ (SP値) の定義
    2. Hildebrandの溶解度パラメータの計算方法
    3. Hildebrand溶解度パラメータによる溶解性評価の基礎
  5. Hildebrand溶解度パラメータの種々物性からの計算方法
    1. 蒸発熱からのSP値の計算方法
    2. Hildebrand RuleによるSP値の計算方法
    3. 表面張力からのSP値の計算方法
    4. 屈折率からのSP値の計算方法
    5. 溶解度からのSP値の計算方法
    6. HLB値からのSP値の計算方法
    7. その他のSP値の計算方法
  6. 溶解度パラメータ (SP値) の分子グループ寄与法による計算
    1. Hildebrand (SP値)
    2. Smallの計算方法
    3. Rheineck & Linの計算方法
    4. Kreveren & Hoftyzerの計算方法
    5. Fedors の計算方法
    6. Hansenの計算方法
    7. Hoyの計算方法
  7. 溶解度パラメータの計算演習
    1. 演習1 液体および溶液のSP値の計算方法および計算例
    2. 演習2 分子構造からのSP値の計算方法および計算例
    3. 演習3 SP値による溶媒および混合溶媒の選択
  8. 溶解度パラメータのプログラムによる計算演習
    1. 液体および液体のSP値のプログラムによる計算例
    2. 分子構造からのSP値のプログラムによる計算例
    3. SP値計算プログラムの紹介 (Fedors,Hansen,Hoy法)
  9. 多成分系混合溶媒の溶解度パラメータの計算方法
    1. 2成分溶液の溶解度パラメータの計算方法
    2. 多成分溶液の溶解度パラメータの計算方法
    3. 多成分溶液の溶解度パラメータの実測方法
    4. 溶解度パラメータを用いた最適混合比の考え方
  10. 溶解度パラメータを用いた溶解性の評価
    1. 気体の溶解度の評価法
    2. 液体の相互溶解度の評価法
    3. 固体の溶解度の評価法
  11. Hansen溶解度パラメータ (SP値) を用いた溶解性の評価法
    1. Hansenの溶解度パラメータの評価法
    2. SP値の三角線図による評価
    3. SP値の3Dプロットによる評価
    4. 溶解度パラメータを用いた溶解性の評価 (HildebrandとHansenのSP値の比較)
  12. イオン性溶液の溶解度パラメータ
    1. イオン性溶液の溶解度パラメータの考え方
    2. イオン性液体の溶解度パラメータ計算方法
    3. イオン性溶液の溶解度パラメータによる溶解性評価
  13. Hansen球法による物質の溶解度パラメータの測定評価
    1. Hansen Solubility Sphere Methodの原理
    2. Hansen球法の試験方法
    3. Hansen球法のプログラム
    4. 微粉体、ナノ粒子のHansen SP値の測定
    5. HSPiPプログラムの応用
  14. 溶解度パラメータ (SP値) の用途の実例
    1. 工業的な用途-接着剤、洗浄剤、溶媒に対する樹脂の耐性
    2. 研究的な用途-溶解性の評価、溶媒の混合特性と相溶性
    3. 微粒子の凝集・分散、酸化物微粒子の分散性評価
    4. 海外における応用例
    5. Hildebrand溶解度パラメータの応用と限界
    6. Hansen溶解度パラメータの応用と将来展望
    7. 将来期待されている溶解度パラメータの分野
      おわりに (まとめ)
      • 現場における溶解性評価の高度化・迅速化に対するSP値の価値
      • 溶ける、溶けないを見極める意味
      • 溶解に係る新規材料開発の方向性
    • 質疑応答

講師

  • 山本 秀樹
    関西大学 環境都市工学部
    学部長 / 大学院理工学研究科長 / 教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。