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スマートテレビ戦略2013

スマートテレビ戦略2013

~ソーシャル連携とその先にあるもの~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2012年11月2日(金) 12時00分 17時00分

プログラム

1 テレビからスマートテレビへ、米国映像事情の最新動向

(2012年11月2日 12:00~12:40)

(株) 情報通信総合研究所 主任研究員
志村 一隆(しむら かずたか) 氏

 世界でテレビは18億台、ネットワーク機器が15億台普及していると言われている。今年、世界でテレビは2.6億台、スマホやタブレットは7億台が、更に普及する。
 つまり、映像を楽しむ機器としてテレビの外側に大きな市場が成立している。その市 場にメディアは、どのような戦略を取っているのか欧米の事例をもとに考察する。

  • 中国製スマートテレビの台頭
  • 米国通信キャリアの映像戦略
  • 米国メディア企業のスマート戦略
  • コンテンツ企業のスマート戦略

2 放送と通信がシームレスに連携するマルチスクリーンサービスの実現

(2012年11月2日 12:45~13:25)

マルチスクリーン型放送研究会 事務局長 ((株) 毎日放送 経営戦略室 マネージャー)
齊藤 浩史(さいとう ひろし) 氏

 2005年あたりに始まった、「放送・通信の融合・連携」論議が今、大きく意味を変えながら現実味を帯びている。人々はテレビを視聴しながらそこから得た情報を基点にネットで検索し、様々な消費行動を起こすようになってきた。
 これはすなわち、かつての「伝送路の融合」が「文脈の連携」に姿を変えながら定着してきたということにほかならない。
 在阪民放5局が中心となり昨年12月に設立された「マルチスクリーン型放送研究会(マル研) 」はテレビ情報を基点とする新しい情報流通基盤の実用化を目指し活動を続けている。
 本セッションではそうした背景からマル研の活動について説明する。

  • テレビメディアの影響力は健在、内在する問題も?
  • スマートテレビの本質とは何か?
  • 日本における放送・通信連携サービスのあり方とは?
  • マルチスクリーン型放送研究会の狙い、活動について

3 放送通信連携の新しい方向性。ソーシャルテレビ視聴サービス「JoinTV」

(2012年11月2日 13:30~14:10)

日本テレビ放送網(株) 編成局 メディアデザインセンター メディアマネジメント部 主任
安藤 聖泰(あんどう きよやす) 氏

 JoinTVは、従来の地上デジタルテレビをインターネットに接続するだけで、テレビ画面に同じ番組を見ているFacebook上の友人が表示されたり、気になったシーンでリモコンボタンを押すだけで情報がシェアされたりクリッピングできる新しいソーシャルテレビ視聴サービスとして、今年3月より対応番組を開始した。
 10年以上前の技術であるデータ放送で用いられているBML技術と、最新のFacebookなどのSNSサービスをクラウドテクノロジーで結合した、新しい形の放送通信連携サービスといえる。
 サービスのメインは全てクラウド上で展開されるため、スマートフォン、タブレットや将来のスマートTVにおける連携も容易に展開可能である。放送の価値を上げ、新しいサービスへの展開を目指し取組んでいる。

  • マスメディアとソーシャルメディア
  • JoinTVの概要
  • JoinTVのねらいとソーシャル視聴
  • 今後の展開とスマートTVへの展望

4 J:COMのスマートテレビへの対応

(2012年11月2日 14:15~14:55)

(株) ジュピターテレコム ケーブルTV事業部門 商品企画本部長
渡辺 一正(わたなべ かずまさ) 氏

 単なるインターネットにつながるテレビ、或いはスマホやタブレットの大画面化ということでもなく、当社運営放送チャンネルとの連携による新しい視聴スタイルのご提案や、人的サポートを伴ったホームネットワーク構築支援、更には各種の生活支援サービスのご提供など、TVメーカーや他のサービス事業者とは異なる総合的なサービスを行うプラットフォームとしてのスマートTVを目指してまいります。

  • TVの新たな利用スタイル
  • プラットフォーマーとしての役割
  • J:COMならではの・・・を目指して

5 ネットソーシャル至上主義のスマートテレビ考察

(2012年11月2日 15:00~15:40)

(株) ニワンゴ 代表取締役社長
杉本 誠司(すぎもと せいじ) 氏

 現在、ネットで成功を収めるサービスのほとんどにはソーシャル機能が盛り込まれ、世はまさにソーシャルメディア時代と言えます。テレビデバイスのスマート化においても「ネット接続」「ソーシャル機能」は重要なポイントとなっているようです。
 本講においては、“niconico“やその他のネットサービスにおけるネットソーシャルの本質として必要な要素を分析しながら、スマートテレビのあるべき姿を、ネット事業者、あるいはネットユーザーの視点で想定してみようと思います。

  • ソーシャルメディアが機能する理由についての分析
  • ソーシャルメディア(あるいはネット) によって作り出されるマーケットの特性理解 * スマートテレビ(事例) “ねらい“の分析
  • 本来求められるべき“スマートテレビ“を想定してみる

6 パネルディスカッション

(2012年11月2日 15:50~17:00)

 iPhoneやfacebookが象徴するように、ネットサービスは急速に国際化している。ネットの国際化と軌を一にして、世界的に広がりつつあるスマートテレビに関して、多様な角度から検討・議論する。
 スマートテレビは、従来のテレビ、ネットのビジネスをどのように変えるのか。テレビやネットのビジネスモデルやビジネスパートナーはどのように変化するのか。同時に、視聴者はどのようなサービスを求め、新しい文化を創ろうとしているのか。

<パネリスト>

  • マルチスクリーン型放送研究会事務局長((株) 毎日放送経営戦略室マネージャー) 齊藤 浩史 氏
  • 日本テレビ放送網(株) 編成局 メディアデザインセンター
  • メディアマネジメント部 主任 安藤 聖泰 氏
  • (株) ニワンゴ 代表取締役社長 杉本 誠司 氏

<コーディネーター>

  • 慶応義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 特任准教授 菊池 尚人 氏

講師

  • 志村 一隆
    ヤフー (株)
    エバンジェリスト
  • 齊藤 浩史
    マルチスクリーン型放送研究会 ((株) 毎日放送 経営戦略室 )
    事務局長/マネージャー
  • 安藤 聖泰
    日本テレビ放送網(株) 編成局 メディアデザインセンター メディアマネジメント部
    主任
  • 渡辺 一正
    (株)ジュピターテレコム ケーブルTV事業部門
    商品企画本部長
  • 杉本 誠司
    (株) ニワンゴ
    代表取締役社長
  • 菊池 尚人
    慶応義塾大学 大学院 メディアデザイン研究科
    特任准教授

会場

SSK セミナールーム
東京都 港区 西新橋2-6-2 ザイマックス西新橋ビル 4F
SSK セミナールームの地図

主催

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