SP値 (溶解度パラメータ) の基礎と計算・活用 講座
~これからSP値はあなたの強い味方に!~
東京都 開催
会場 開催
概要
本セミナーでは、溶解の基礎から解説し、SP値 (溶解度パラメータ) の基礎・理論、計算・算出方法、活用方法・応用例まで、分かりやすく解説いたします。
開催日
-
2012年8月23日(木) 10時30分
~
16時30分
受講対象者
- 溶解に関連する技術者、開発者、研究者
- 粉体
- 高分子
- 塗料
- インク
- 機能性材料
- 接着剤
- エラストマー
- 医薬品
- 化粧品食品
- サプリメント など
- 溶解度パラメータの計算を習得したい方、活用したい方
修得知識
- 溶解平衡の基礎
- 溶解度パラメータ (SP値) の基礎
- 溶解度パラメータ (SP値) の利用法
- 溶解度パラメータ (SP値) の計算方法
- 溶解度パラメータ (SP値) を用いた溶解性の評価
- 溶解度パラメータ (SP値) の用途の実例
プログラム
「溶解性」「溶解度」という概念の理解、SP値の算出方法、さらに、実際の業務である研究開発、分析測定評価、品質管理に落とし込み、活用するヒントが満載。
今回もまたまた最新の情報を加えながら、参加者に役立つセミナーを目指します。
はじめに
- “Hildebrand溶解度パラメータについて (原著より) ”
- 正則溶液理論から導かれた溶解度パラメータの意味
- 物性値としての溶解度パラメータへの価値と期待
- 一般的な物質 (気体・液体・固体) の溶解度パラメータの総論
- HildebrandおよびHansen溶解度パラメータの相互関係
- 溶解平衡の基礎知識
- 物質の溶解現象と溶解度
- 液体の種類
- 溶解度に関係した溶液モデルの種類
- 溶解度に寄与する因子
- 溶解度パラメータの推算に利用できる液体の一般通性
- 溶解度
- 蒸気圧
- 臨界定数 (臨界温度、臨界圧力、臨界体積)
- 密度、沸点、融点、表面張力
- 溶解度の測定法および測定装置
- 溶解度測定に影響を与える因子
- 気体の溶解度と測定装置と測定方法
- 液体の溶解度と測装置と測定方法
- 固体の溶解度と測装置と測定方法
- 溶解度パラメータ (SP値) の基礎と応用
- Hildebrandの溶解度パラメータ (SP値) の定義
- Hildebrandの溶解度パラメータの計算方法
- Hildebrand溶解度パラメータによる溶解性評価の基礎
- Hildebrand溶解度パラメータの種々物性からの計算方法
- 蒸発熱からのSP値の計算方法
- Hildebrand RuleによるSP値の計算方法
- 表面張力からのSP値の計算方法
- 屈折率からのSP値の計算方法
- 溶解度からのSP値の計算方法
- HLB値からのSP値の計算方法
- その他のSP値の計算方法
- 溶解度パラメータ (SP値) の分子グループ寄与法による計算
- Hildebrand (SP値)
- Smallの計算方法
- Rheineck & Linの計算方法
- Kreveren & Hoftyzerの計算方法
- Fedors の計算方法
- Hansen (SP値)
- Hansenの計算方法
- Hoyの計算方法
- 溶解度パラメータの計算演習
- 演習Ⅰ 液体および溶液のSP値の計算方法および計算例
- 演習Ⅱ 分子構造からのSP値の計算方法および計算例
- 演習Ⅲ SP値による溶媒および混合溶媒の選択
- 溶解度パラメータのプログラムによる計算演習
- 液体および液体のSP値のプログラムによる計算例
- 分子構造からのSP値のプログラムによる計算例
- SP値計算プログラムの紹介 (Fedors,Hansen,Hoy法)
- 多成分系混合溶媒の溶解度パラメータの計算方法
- 2成分溶液の溶解度パラメータの計算方法
- 多成分溶液の溶解度パラメータの計算方法
- 多成分溶液の溶解度パラメータの実測方法
- 溶解度パラメータを用いた最適混合比の考え方
- 溶解度パラメータを用いた溶解性の評価
- 気体の溶解度の評価法
- 液体の相互溶解度の評価法
- 固体の溶解度の評価法
- Hansen溶解度パラメータ (SP値) を用いた溶解性の評価法
- Hansenの溶解度パラメータの評価法
- SP値の三角線図による評価
- SP値の3Dプロットによる評価
- 溶解度パラメータを用いた溶解性の評価
(HildebrandとHansenのSP値の比較)
- イオン性溶液の溶解度パラメータ
- イオン性溶液の溶解度パラメータの考え方
- イオン性液体の溶解度パラメータ計算方法
- イオン性溶液の溶解度パラメータによる溶解性評価
- 機能性高分子の溶解度パラメータ (SP値) の計算方法
- 機能性高分子の溶解度パラメータの計算
- Fedors法による溶解度パラメータの計算方法
- Hansen法による溶解度パラメータの計算方法
- Hildebrandの溶解度パラメータによる機能性高分子の溶解性評価
- Hansenの溶解度パラメータによる機能性高分子の溶解性評価
- Δδによる機能性高分子の二成分混合溶液への溶解性評価
- 溶解度パラメータの寄与率による機能性高分子の溶解性評価
- 溶解度パラメータ (SP値) の用途の実例
- 工業的な用途-接着剤、洗浄剤、溶媒に対する樹脂の耐性
- 研究的な用途-溶解性の評価、溶媒の混合特性と相溶性
- 微粒子の凝集・分散、酸化物微粒子の分散性評価
- 海外における応用例
- Hildebrand溶解度パラメータの応用と限界
- Hansen溶解度パラメータの応用と将来展望
- 将来期待されている溶解度パラメータの分野
おわりに (まとめ)
- 現場における溶解性評価の高度化・迅速化に対するSP値の価値
- 溶ける、溶けないを見極める意味
- 溶解に係る新規材料開発の方向性
- 質疑応答・名刺交換
主催者より : 毎回好評の関西大学 山本秀樹教授のSP値セミナー
「丁寧な説明で理解しやすい」「事例も多く解説してもらい大変勉強になった」「演習も織り交ぜながらのセミナーだったので理解が深まった」「熱意があり、とても分かりやすい講義だった」など、その講演には定評があります。
本セミナーを機に、「SP値」が、受講者様の実務の“強い味方”となることを願ってやみません。
講師
山本 秀樹 氏
関西大学
環境都市工学部
学部長 / 大学院理工学研究科長 / 教授
主催
お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。
お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
:
38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名同時受講の割引特典について
- 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
- 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)