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燃料油・潤滑油および添加剤の基礎と応用

燃料油・潤滑油および添加剤の基礎と応用

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概要

本書は、燃料油・潤滑油・添加剤の基礎と応用について、網羅的に解説した一冊です。
この1冊で、潤滑油と添加剤の分離・分析方法、適正な選定方法・調整法、正しい使用法を習得いただけます。

ご案内

 産業、工業の発展にともなって各種機械に使用される潤滑油は多岐にわたり、また、要求される性能は年々厳しくなってきている。
 潤滑剤を適正に選び、正しく使用することにより、工場の省エネルギー効果が増大し利益向上につながる。また、機械装置の進歩に応じて新しい潤滑剤の開発も重要である。
 このような観点から潤滑剤の製造方法、種類、化学的組成、機能を熟知することは重要であり、また、潤滑剤の品質、寿命を左右する添加剤の化学構造と作用機構を学習することは大いに意義がある。
 さらに、潤滑油の市場調査、製造工程管理、競争他社品の解明や新製品の開発のため潤滑油と添加剤の分離・分析方法を体得することは極めて大切である。
 基礎知識と応用技術について出来る限り平易に解説を行った。本書が石油技術者、潤滑技術者および機械技術者の皆様にお役に立てば幸いである。

目次

第1章 燃料油および添加剤の基礎と応用

第1節 燃料油の製造方法
  • 1. 石油製油所の装置構成
  • 2. 蒸留
  • 3. 燃料の概要
    • 3.1 ガスおよび液化石油ガス (LPG)
    • 3.2 ナフサおよびガソリン
    • 3.3 灯油,軽油およびジェット燃料油
    • 3.4 重油
  • 4. 主要な精製プロセス
    • 4.1 水素化脱硫法
    • 4.2 接触分解法
    • 4.3 接触改質法
    • 4.4 アルキル化法
    • 4.5 MTBE法
第2節 燃料油の種類と性状
  • 1. 石油製品の用途
  • 2. 自動車ガソリン
  • 3. 軽油
  • 4. 重油
第3節 燃料油の製造における触媒の役割り
  • 1. 触媒の市場と動向
  • 2. 触媒開発の原動力
  • 3. ガソリン製造プロセス用触媒
    • 3.1 接触改質
    • 3.2 異性化
    • 3.3 流動接触分解
    • 3.4 イソパラフィン―オレフィンアルキル化
  • 4. 中質留分油のための触媒
    • 4.1 水素化脱硫
    • 4.2 水素化脱窒素
    • 4.3 水素化分解
    • 4.4 残さ油の水素化転化
  • 5. 触媒の物性測定方法
第4節 石油精製触媒の製造方法
  • 1. 石油精製工業における触媒
  • 2. 一般的な触媒の調製方法
  • 3. 触媒の形状
  • 4. ゼオライト触媒
  • 5. 石油改質触媒
  • 6. 水素化脱硫触媒
  • 7. 接触分解触媒
第5節 燃料油添加剤の化学構造と作用機構
  • 1. オクタン価向上剤
  • 2. 清浄剤
  • 3. 酸化防止剤
  • 4. 金属不活性化剤
  • 5. 腐食防止剤
  • 6. 氷結防止剤
  • 7. 帯電防止剤
  • 8. セタン価向上剤
  • 9. 低温流動性向上剤
  • 10. 潤滑性向上剤
  • 11. 微生物抑制剤
  • 12. 黒煙防止剤
  • 13. 灰分改質剤
  • 14. 助燃剤
  • 15. スラッジ分散剤
  • 16. エマルション破壊剤
  • 17. 標識剤

第2章 潤滑油および添加剤の基礎と応用

第1節 潤滑油・グリースの種類と性状
  • 1. 潤滑剤の分類
  • 2. 潤滑剤の機能
  • 3. 潤滑剤の種類と特徴
    • 3.1 工業用潤滑油ISO粘度分類 (JISK2001)
    • 3.2 冷凍機油 (JISK2211)
    • 3.3 タービン油 (JISK2213)
    • 3.4 マシン油 (JISK2238)
    • 3.5 軸受油 (JISK2239)
    • 3.6 内燃機関用潤滑油 (JISK2215)
    • 3.7 自動車エンジン油粘度分類 (JISK2010)
    • 3.8 ギヤー油 (JISK2219)
    • 3.9 電気絶縁油 (JISC2320)
  • 4. グリースの種類と特徴
    • 4.1 グリースの分類と特性
    • 4.2 グリース (JISK2220)
第2節 潤滑油・グリースの製造方法と組成
  • 1. 潤滑油の製造方法
    • 1.1 蒸留
    • 1.2 精製
    • 1.3 調合
  • 2. 各精製法潤滑油の化学的組成
  • 3. グリースの製造方法
    • 3.1 原料
    • 3.2 製造方法と装置
第3節 潤滑油・グリースの試験方法とその意義
  • 1. 潤滑油
    • 1.1 一般試験方法
    • 1.2 機能試験方法
    • 1.3 実用試験方法
  • 2. グリース
    • 2.1 グリースのJIS試験方法
第4節 潤滑油添加剤の化学構造と作用機構
  • 1. 添加剤発展の歴史
  • 2. 添加剤の使用目的
  • 3. 添加剤各論
    • 3.1 酸化防止剤
    • 3.2 粘度指数向上剤
    • 3.3 流動点降下剤
    • 3.4 清浄分散剤
    • 3.5 腐食防止剤
    • 3.6 さび止め剤
    • 3.7 極圧添加剤
    • 3.8 油性向上剤
    • 3.9 消泡剤
    • 3.10 乳化剤
      • 3.10.1 切削油剤
      • 3.10.2 圧延油
      • 3.10.3 作動液
    • 3.11 摩擦調整剤
    • 3.12 防腐剤 (水溶性工作油剤用)
    • 3.13 抗乳化剤
    • 3.14 固体潤滑剤
  • 4. 潤滑油製品の開発と今後の課題
    • 4.1 ガソリンエンジン油
    • 4.2 ディーゼルエンジン油
    • 4.3 高塩基性舶用シリンダ油
    • 4.4 工業用潤滑油
    • 4.5 金属加工油
    • 4.6 グリース
    • 4.7 生分解性潤滑油およびグリース
第5節 潤滑油添加剤の市場動向
  • 1. 潤滑油の使用量
  • 2. 添加剤の使用量
  • 3. 日本における潤滑油添加剤供給会社
第6節 潤滑剤の化学構造と性状・性能との関連
  • 1. 潤滑剤の使用範囲
  • 2. 潤滑剤の役割
  • 3. 摩擦および潤滑の状態
  • 4. 潤滑剤の性状
  • 5. 無添加潤滑油,添加潤滑油および合成油の特性
  • 6. 鉱油と合成油の性状と性能の比較
第7節 弾性流体潤滑入門
  • 1. EHLの機構
  • 2. ヘルツ圧
  • 3. 軸受の潤滑
  • 4. 油膜厚さ
  • 5. EHL接触部の温度
  • 6. 潤滑剤の性質
第8節 潤滑剤と軸受金属材料との相互作用
  • 1. 潤滑の基礎
  • 2. 軸受表面の性質
  • 3. 境界潤滑
  • 4. 境界潤滑剤
  • 5. 合成潤滑剤と各種材料への適合性
  • 6. 潤滑剤による軸受金属の腐食と不働化
  • 7. 酸化物の生成
  • 8. 硫黄腐食
  • 9. 銅―鉛軸受
  • 10. オーバーレイ軸受
  • 11. アルミニウム合金
  • 12. 潤滑剤の性能に及ぼす冶金方法の効果
  • 13. 表面の相互作用の試験
第9節 生分解性潤滑油,グリースおよび添加剤類の開発動向
  • 1. 生分解性と測定方法
  • 2. 潤滑油の生分解性
  • 3. 生分解性潤滑油の開発
  • 4. 生分解性グリースの開発
  • 5. 各種植物油の潤滑油の特性の比較
  • 6. 潤滑剤添加剤の安全性
第10節 潤滑管理入門
  • 1. 潤滑管理の目的
  • 2. 潤滑管理の効果
  • 3. 潤滑管理実施要領
  • 4. 潤滑管理の準備
  • 5. 潤滑管理の実施
  • 6. 潤滑管理の評価
  • 7. 資材管理
  • 8. 廃油の再生
  • 9. フラッシング
  • 10. メインテナンス資格技術者
第11節 潤滑油の使用限界と交換基準
  • 1. 潤滑油の生産量と添加剤の使用量
  • 2. 添加剤の使用例
  • 3. 潤滑油リサイクルの現状と問題点
  • 4. 使用潤滑油の分析と交換基準

第3章 石油製品の分離・分析方法

第1節 潤滑油および添加剤の化学構造と成分分離・分析方法
  • 1. 潤滑油基油の成分分析法
  • 2. 潤滑剤添加剤の成分分離法
  • 3. 潤滑剤無機成分の化学分析法および機器分析法
  • 4. 潤滑剤有機成分の機器分析法
  • 5. 潤滑剤の試験・分析方法 (総括)
第2節 グリースの化学構造と成分分離・分析方法
  • 1. グリースの構成成分
  • 2. グリース成分の分離法
  • 3. グリース有機成分の機器分析法
  • 4. グリース無機成分の機器分析法
第3節 合成潤滑油の化学構造と機能および成分分離・分析方法
  • 1. 合成潤滑油の歴史
  • 2. 合成潤滑油のつくり方
  • 3. 合成潤滑油の化学構造
  • 4. 合成潤滑油の性状と特徴
  • 5. 合成潤滑油の分離・分析方法
第4節 石油ワックスの化学構造と成分分離・分析方法
  • 1. 石油ワックスの製造方法
  • 2. 石油ワックスの組成
  • 3. 重質油中のパラフィンワックスの定量方法
  • 4. 石油ワックスの組成分析方法
  • 5. 石油ワックスの用途
第5節 石油精製工場におけるスケール,スラッジおよび残さの成分分離・分析方法
  • 1. 分離分析方法の概要
  • 2. 分離方法
  • 3. 分析方法
  • 4. 石油工業への応用
    • 5.1 スラッジの分析
    • 5.2 スケールの分析
    • 5.3 残さ油の分析
第6節 赤外線吸収スペクトル法による潤滑油添加剤分析の実際
  • 1. IRとはなにか
  • 2. IRスペクトルでなにがわかるか
  • 3. IRの測定方法
  • 4. IR用試料の調整方法
  • 5. 潤滑油添加剤分析の実際
    • 5.1 市販オイルコンディショナーの分析
    • 5.2 グリースの分析
    • 5.3 添加剤入り潤滑油の分析
第7節 潤滑油摩擦調整剤 (フリクションモディファイア) の化学構造と機能および成分分離・分析方法
  • 1. 摩擦と摩擦係数
  • 2. FMの作用機構
  • 3. FMの化学構造
  • 4. FMの評価試験方法
  • 5. FMの分離・分析方法

第4章 潤滑油商品の研究開発における発想点とその成果

  • 1. 高性能電気絶縁油の開発
  • 2. 高粘度指数作動油の開発
  • 3. 高塩素性舶用シリンダ油の開発
  • 4. 流動点降下剤の新合成法の開発

執筆者

石油分析化学研究所
研究所長
工学博士 (大阪大学)
技術士 (化学部門)
藤田 稔

出版社

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お問い合わせ

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体裁・ページ数

B5判上製本 353ページ

ISBNコード

ISBN978-4-903413-53-2

発行年月

2008年12月

販売元

tech-seminar.jp

価格

47,500円 (税別) / 52,250円 (税込)

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