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真空技術の基礎と正しい真空システムの設計 & 活用法

真空技術の基礎と正しい真空システムの設計 & 活用法

~真空システムの設計・製造・運転・保守におけるトラブル解決のヒントを提供 / 無駄なく効率的に稼働させるためにチェックすべきこととは~
オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は、2025年6月30日〜7月4日を予定しております。
  • ライブ配信を欠席し、アーカイブ配信のみ受講をご希望の場合は、通信欄に「ライブ欠席、アーカイブのみ受講」とご記入ください。

概要

本セミナーでは、真空の基礎を学ぶとともに、具体的なトラブルや失敗の原因および対策について解説いたします。

開催日

  • 2025年6月27日(金) 10時00分17時00分

受講対象者

  • 真空システムの設計・製造・運転に関わる現場担当者

修得知識

  • 真空の基礎
  • 真空材料の特性
  • 真空材料の加工
  • 真空システムのトラブルと対策

プログラム

 本講座では、真空システムの設計・製造・運転および保守を行う上で、何に気を付けるとトラブルと失敗を避け、無駄なくそのシステムの性能を発揮できるようになるか、その背景にある真空の基礎物理を学び、トラブルと失敗の症状、原因、および対策を解説する。

  1. 基礎の無理解とブラックボックス化がトラブルと事故を起こす!
    • 基礎の無理解が引き起こした真空作業の大事故例
      • この章の主なキーワード
        • 蒸留塔、MRI、液体窒素容器などの爆発事故例
        • 事故時の担当者に欠けていた基礎物理を確認する問題例
        • リスクマネジメントとハインリッヒの法則
  2. 無駄なトラブルと事故を避けるため、2時間で学ぶ真空物理の基礎のキ!
    1. 気体分子運動論と気体の性質
    2. 気体の流れと真空排気
    3. 真空排気の理想と現実
    4. 油と水、どっちが真空の厄介者?
    5. ぜひ覚えてほしいガス放出速度とは
      • この章の主なキーワード
        • 真空容器内のガス分子
        • 真空度と分子密度
        • 気体の流れの分類
        • 気体の速度分布
        • 気体分子の平均自由工程
        • 気体分子の入射頻度
        • 真空の領域区分
        • 有効排気速度とコンダクタンスの合成
        • 真空排気を邪魔する5つのガス源
        • 排気の方程式
        • 理想的な真空表面
        • 表面への気体の入射頻度と吸着
        • 表面における気体の滞在時間と脱離
  3. 真空材料の選定と加工・表面処理法
    1. 真空材料とその特性
    2. 材料特性を無視した材料選び (使用して後悔する材料)
    3. デタラメな機械加工や接合にダマされない目利きになろう
    4. 理想の真空表面に近付くための表面処理の3ポイント
    5. 低真空用でも無視できない表面処理・表面改質
    6. 低真空用でもベーキング・プリベーキングはご利益あり
      • この章の主なキーワード
        • 真空材料に必要な諸特性
        • SUS304と316の違いと使い分け
        • 真空用マシーナブル・セラミックス
        • 真空用エンジニアリング・プラスチック
        • 真空材料の機械加工法・接合法
        • アルプス山脈と加工変質層
        • 実用表面の初期状態と加工変質層
        • 真空機器の洗浄と表面処理
        • 真空機器加工発注時の重要なポイント
        • 本当にバフ研磨で十分?
        • 知らなかったでは済まされないリークテストの順番
  4. 真空機器構成部品
    1. 各種真空ポンプの原理と特徴
    2. 各種真空計と残留ガス質量分析計の原理と特徴
    3. その他の真空システムアクセサリー
      • この章の主なキーワード
        • 製品の油汚染に要注意、油回転ポンプや油拡散ポンプ
        • ドライポンプ、オイルフリーポンプのキャッチコピーを疑え!
        • 丈夫で長持ち、かつ、今時なルーツポンプ
        • 多様化で選択肢が増えたターボ分子ポンプ
        • 真空計の校正はどうする?
        • どんな真空計も汚れる程、良い真空を示す!
        • ポンプと真空計の最新トレンド
  5. 真空システムの設計・製造・運転・保守におけるトラブル事例と解決法
    1. 真空容器・部品の設計上、絶対やってはいけない擬似リーク
    2. 恐ろしい排気ポンプと真空計の選択ミス
    3. 折角のポンプ排気速度が無駄になる真空配管
    4. 排気系のオイルフリーとリューブリカントフリーは違う!! その落とし穴
    5. ケチってはいけない真空システムアクセサリー
    6. 後の祭りに成り易い 周辺機器・設備
    7. その操作ではせっかくの真空システムが汚れてしまう! 正しい排気系の起動法
    8. 排気系以外にも大いに気配りを 真空装置の正しい扱い方のあれこれ
    9. 大気開放時に大気をそのまま導入ならば反SDGs!!
    10. こんな所にも真空技術!!
    11. 皆さんも多いに真空を利用しよう!!
      • この章の主なキーワード
        • 至る所にある汚染の機会
        • 真空装置や部品をすでに触るとどう悪いか?
        • めざせスマートファクトリー
        • 窒素ガスベントを使おう
        • 手抜かりのない仕様書と指示書でトラブルと事故を避ける
  6. まとめと質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,000円 (税別) / 46,200円 (税込)
複数名
: 52,200円 (税別) / 57,420円 (税込)

受講特典

本セミナー内容を詳細に記述した参考資料を配布いたします。
副読本として是非、繰り返し学習にもご利用ください。

  • 参考資料内容:真空技術の基礎とシステム設計・トラブル対策のポイント (約60頁)
    • 第1章 はじめに.実は身近な真空技術
    • 第2章 気体分子のさまざまな振る舞いおよびその集団としての気体の流れ
    • 第3章 真空排気の理想と現実
    • 第4章 真空材料と加工技術
    • 第5章 真空コンポーネントの実際
    • 第6章 真空システムにおけるトラブル事例と解決法
    • 第7章 まとめ

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 27,500円(税別) / 30,250円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 82,500円(税別) / 90,750円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
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本セミナーは終了いたしました。