技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リチウムイオン電池の効率劣化診断

リチウムイオン電池の効率劣化診断

オンライン 開催

概要

本セミナーではリチウムイオン電池の効率劣化診断について、基礎的事項から解説いたします。

開催日

  • 2021年5月28日(金) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • リチウムイオン電池を搭載する製品・機器・サービスのビジネスに関わる、研究開発、品質保証、商品企画、技術営業、マーケティング部門の方
  • 再生可能エネルギー導入拡大に向けたリチウムイオン電池に関わる方など

修得知識

  • 脱炭素社会に向けた蓄電システムの運用と課題
  • リチウムイオン電池の劣化に関する体系的知識
  • 劣化によるリチウムイオン電池のエネルギー効率の低下とその把握に関する技術的知識

プログラム

 脱炭素社会に向けて変動性再生可能エネルギーの導入が進んでおり、電力系統の不安定化防止のために蓄電デバイスが注目されている。中でもリチウムイオン電池はエネルギー密度・レート特性・分散設置性に優れる一方で、経時的に充放電エネルギー効率が低下する効率劣化によって運用経済性が低下する。環境性と経済性の両立のためには効率劣化診断技術が要求される。
 本セミナーではリチウムイオン電池の効率劣化診断について、基礎的事項から解説する。

  1. 背景
    1. 脱炭素社会に向けた動向
      1. 二酸化炭素排出の状況
      2. 再生可能エネルギー導入の状況
    2. 蓄電デバイスの重要性
      1. 再生可能エネルギーの課題
      2. バッテリーアグリゲーション
    3. 価格・資源制約の課題
      1. リチウムイオン電池の基礎事項
      2. 価格・資源制約とリユースバッテリー
  2. リチウムイオン電池の劣化
    1. 基本的特性
      1. 満充電容量
      2. 開回路電圧
      3. 内部インピーダンス
    2. 劣化の現象と症状
      1. 充放電曲線の変化とメカニズム
      2. 劣化によって起こる症状
      3. バッテリーアグリゲーションにおける劣化の課題
    3. 従来の劣化診断
      1. 劣化診断の体系分類
      2. 周波数領域の手法
      3. 時間領域の手法
  3. リチウムイオン電池の効率劣化診断
    1. 効率劣化診断の効果
      1. 基本的な効率劣化診断の考え方
      2. 差電圧指標を用いた効率劣化診断
      3. バッテリーアグリゲーションに対する効果
    2. 定量的な経済性向上シミュレーション
      1. バッテリーアグリゲーション運用に対する効率劣化診断の一般化
      2. 効率劣化診断のシミュレーション
    3. 教師データの低減
      1. 差電圧指標による効率劣化診断の課題整理
      2. ニューラルネットワークを用いた教師データ低減
      3. 画像処理法を用いた教師データ削減
  4. まとめと質疑応答

講師

  • 有馬 理仁
    大和製罐 株式会社 技術管理部 エネルギーソリューション開発室
    開発リーダー

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 41,000円 (税別) / 45,100円 (税込)
複数名
: 20,500円 (税別) / 22,550円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

S&T出版からの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、4名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、3名様受講料 + 3名様を超える人数 × 19,800円(税込)でご受講いただけます。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 41,000円(税別) / 45,100円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 78,000円(税別) / 85,800円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 96,000円(税別) / 105,600円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 41,000円(税別) / 45,100円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 82,000円(税別) / 90,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 123,000円(税別) / 135,300円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 164,000円(税別) / 180,400円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 205,000円(税別) / 225,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版]
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/28 リチウムイオン電池の長期安定利用に向けたマネジメント技術
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ (書籍 + PDF版)
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ
2022/9/16 2022年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望
2022/9/14 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (進歩編)
2022/9/8 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (基礎編 + 進歩編)
2022/9/8 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (基礎編)
2022/8/19 2022年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2022/6/30 二次電池の材料に関する最新技術開発
2022/6/13 LiBメーカー主要7社
2022/6/13 LiBメーカー主要7社 (CD-ROM版)
2022/4/11 世界の車載用LIBのリユース・リサイクル 最新業界レポート
2022/3/9 EV用リチウムイオン電池と原材料・部材のサプライチェーン (書籍版)