技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

各種材料の「耐候性試験」、「耐腐食性試験」の進め方、その応用

各種材料の「耐候性試験」、「耐腐食性試験」の進め方、その応用

~試験機の使い方 / 光源選定や試料前処理などのポイント / 長期暴露試験と促進試験とのデータ整合性 / 対象に応じた試験の進め方のコツ~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2020年1月20日(月) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • 耐候性試験・耐腐食性試験が必要な製品の技術者、開発者、品質管理者
    • プラスチック
    • フィルム
    • 金属
    • ガラス
    • 自動車部材
    • 電池部材
    • 建材 など

修得知識

  • 耐候性試験・耐腐食性試験の基礎
  • 対象に応じた試験の進め方のコツ
  • 試験機の使い方
  • 光源選定や試料前処理などのポイント
  • 長期暴露試験と促進試験とのデータ整合性

プログラム

第1部 材料の耐候性試験

- その考え方、装置選定、実験の進め方と応用 –

(10:00〜14:10 / 途中昼食休憩を挟みます)

 プラスチック、塗料など有機物からなる人造物は経過時間により変化する。これらの変化を抑える技術の開発や耐久性予測のための耐候性試験は、ますます重要になってきている。「耐候性」とはなにか? 変化させる要因はなにか? どのような規格があるのか? 試験するにあたってのポイントや注意点など解説する。 講師のメタルハライドランプ方式の耐候性試験機を20年間にわたり開発・製作・販売した経験をもとに解説する。

  1. 第1部 10:00~11:40 (100分)
    1. 耐候性とは何か?
      • 有機材料は経時変化により、性能が変わる人造物は変化する
      • 耐久性とは何か? 耐候性を表現するキーワードは?
    2. 有機材料の劣化要因は?
      • 太陽光、熱、水、人的要因など
    3. 耐候性は、なぜ必要か?
    4. 耐候性の評価項目は?
    5. 耐候性試験機の種類と方法
    6. 耐候性試験規格について
    7. 試験を行うにあたっての注意点
  2. 第2部 12:40~14:10 (90分)
    1. 試験精度の向上へのポイント
    2. 耐候性試験の経済性
    3. 試験機の劣化要因を変動させたらどうなるか?
      • 光、熱、水などの負荷条件を変更した実験例の紹介
    4. 新たな劣化状態の評価方法の紹介
    • 質疑応答

第2部 耐腐食性試験の進め方、 課題と新たな試験方法 (14:30~17:00)

 インフラをはじめ、屋外構築物は経年で劣化する。それらの補修を怠ると多大な経費と時間を必要とする。一方、自動車のEV化へ伴い、軽量化に各種金属が使われ、それらの耐久性 (中でも腐食性能など) を検討するのが重要なポイントと思われる。一方、腐食試験は長時間費やす試験であり、時間の短縮化がユーザーにとって利点であり、これらに関して解説する。

  1. 耐腐食性とは何か?
    • 金属材料は経時変化により、性能が変わる
  2. 腐食に影響する因子は? 腐食の形態は色々ある
  3. 腐食試験のなぜ?
    • いつ頃規格化されたか
    • なぜ5%塩水濃度を利用するのか
    • 複合腐食試験は、なぜ必要か
  4. 耐腐食性の試験方法に関して
    • 試験を行うにあたっての注意点
    • 各国の試験規格の紹介
      • JIS
      • ISOなど
  5. 自動車の耐腐食性能試験の現状
    • GMW
    • ルノー
    • VW
    • アウディ
    • FORD
  6. 実車環境腐食試験機の紹介
  7. コンクリート、電気自動車試験 (EV) についての腐食試験規格に関して
  8. 新たな試験方法の紹介 (促進化に向けて)
  9. 他の要因と組み合わせたらどうなるか?
    • 光と塩水噴霧の組み合わせなど
  10. 総合質疑、個別相談、名刺交換
    • (16:20~17:00を予定)

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/22 金属材料の損傷防止・防食技術、トラブル対策の必須知識 オンライン
2024/5/22 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基礎と応用技術の総合知識 オンライン
2024/5/23 転がり軸受の電食発生メカニズムと発生防止技術 オンライン
2024/5/23 チクソ性 (チキソ性) の基礎と評価および活用方法 オンライン
2024/5/24 UV硬化とEB硬化の基礎と技術比較および応用技術 オンライン
2024/5/24 エポキシ樹脂の実用の基礎知識とフィルム化 & 接着性の付与技術とその応用 オンライン
2024/5/24 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析法、変色の特徴と分析技術 オンライン
2024/5/28 プラスチックフィルムにおける各樹脂特性、添加剤・成形加工技術および試験・評価方法 オンライン
2024/5/28 絶縁破壊・劣化の基礎、測定・劣化診断と高分子絶縁材料の高機能化 オンライン
2024/5/28 分子シミュレーションの基礎と高分子材料の研究・開発の効率化への展開 オンライン
2024/5/29 次世代バイオプラスチックの台頭と破壊的イノベーションのすすめ オンライン
2024/5/29 マテリアルズ・プロセスインフォマティクスの基礎とポリマー材料設計への応用 オンライン
2024/5/29 EUVレジスト材料開発と評価・プロセス技術 オンライン
2024/5/29 高分子複合材料のレオロジーとメカニズムに基づく材料設計 オンライン
2024/5/30 高分子材料の劣化 オンライン
2024/5/30 溶解度パラメータ (3D, 4DSP値) の基礎と活用技術 オンライン
2024/5/30 エポキシ樹脂の基礎と設計・制御・評価・応用技術の必須知識 オンライン
2024/5/30 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2024/5/30 高分子材料の構造・物性とラマン・赤外分光法による評価 オンライン
2024/5/30 炭素繊維強化プラスチック (CFRP) オンライン