紙の構造 & 物性の把握
~材料科学の視点で捉える、紙を扱うための総合知識~
東京都 開催
会場 開催
開催日
-
2019年1月21日(月) 10時30分
~
16時30分
修得知識
- 材料学、エネルギー学を含む総合科学からの紙材料の特徴と基礎
- マクロおよびミクロから見る紙科学
- 環境科学からの材料学 (地球温暖化対策)
プログラム
近年異常気象が、我が国を含む世界各地で生じ、これが地球温暖化に由来することが判明している。そのため、石油製品であるプラスチックが槍玉にあがり、スタバのポリストロー廃止宣言は話題になった。加えて海に流れ出た廃プラスチックがマイクロプラスチックになり、生態系を壊していることからもプラスチック使用の減少が急務になっている。そこで、政府もプラスチック製品の代替として、にわかに生分解プラスチックおよび紙由来製品を提唱している。歴史の古い紙材料にとっては紙復権とも言えるのだが、紙材料の基本知識は意外と知られていないし、またその物性には未知の部分も多い。
本セミナーは、紙の物性およびそれを規制する紙構造を中心に、紙材料の基礎を概説する。
- はじめに
- 紙の歴史と変遷
- 紙パルプ産業の特徴、現状と展望
- 紙の原料
- 紙の原料になる木材
- 木材を構成する化学成分
- パルプとその漂白
- 機械パルプ
- 化学パルプ
- リサイクルパルプ
- 漂白
- 抄紙
- 紙層形成過程の観察
- 紙料調成
- 叩解
- 調成時に添加する物
- 紙加工
- 紙の構造
- 紙構造の3次元観察
- 顔料塗工紙の観察
- 紙の構造を表す基礎的数値
- 紙構造の不均一性
- 紙の厚さとその測定法
- 紙表面構造とその測定法
- 紙の空隙構造とその測定法
- 紙の物性
- 光学的性質
- 紙面方向での力学的性質
- 引張下での紙に生じる諸現象
- 常用力学試験
- 単繊維強度
- 水分 (相対湿度) の影響
- 厚さ方向の力学挙動
- 圧縮性
- 厚さ方向の強度
- 剥離試験
- その他紙の使用において重要な物性
- 紙のこし (こわさ)
- 紙の摩擦
- 紙の印刷
- まとめ
講師
山内 龍男 氏
株式会社やまうち七兵衛商会
代表取締役
主催
お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。
お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
:
22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)
複数名同時受講の割引特典について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
- 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
- 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
- 他の割引は併用できません。