粉砕におけるメカノケミカル現象の理解と制御・応用技術
~粉砕の基礎とトラブルシューテング、微粒子凝集・相転移等の制御、固相合成による材料開発・資源処理等への応用~
東京都 開催
会場 開催
概要
本セミナーでは、製粉、製薬、セメント、窯業、各種化学薬品、金属製錬、リサイクル工業などで行われている固体の粉砕とその過程で発現するメカノケミストリーについて分かり易く解説いたします。
開催日
-
2018年6月14日(木) 10時30分
~
16時30分
受講対象者
- 粉砕に関連する技術者、担当者、管理者
- 医薬品・製薬
- 製粉
- 食品
- 化粧品
- 各種化学薬品
- 金属製錬
- リサイクル工業
- セメント
- 窯業 など
- 粉砕機に関連する技術者、担当者、管理者
修得知識
- 粉砕におけるメカノケミカル現象の発現機構
- メカノケミカル現象の積極的な利用
- メカノケミカル現象の制御法
- メカノケミカル効果を利用した新しい物質処理
- メカノケミカル現象を利用した新しい資源処理
プログラム
粉砕操作に携わる技術者・研究者が抱える課題の一つは、乾式並びに湿式粉砕操作の適切な処理であり、その過程では様々なトラブルに見舞われる。例えば、粉砕しているのに微粒子が凝集し、逆粉砕現象が起こることなどである。また、粉体を原料にした物質処理操作に携わるプロセスにおいても粉体原料調整の段階で不明な点が多いことから、その溶解工程や成形・焼成工程を経て製品となる過程で問題が生じる場合がある。これらの課題や問題には、往々にして原料 (微粉体) 調整段階での情報を良く知ることで解決に繋がる場合があり、特に、粉砕で調整した粉体ではメカノケミカル効果に由来することが原因になっている場合が少なくない。
本セミナーでは、これらの問題や課題に対してヒントを与えられるような内容を紹介し、解決の糸口になるような事例を多く取り入れるようにしたい。
- はじめに
- 固体の粉砕
- 巨視的変化と微視的変化
- 粉砕の基礎とトラブルシューテング
- 粉砕プロセスと粉砕速度論
- 粉砕促進策~分級、粉砕助剤添加、湿式粉砕におけるスラリーの安定性維持
- ミル内媒体運動のシミュレーションと粉砕操作の最適化
- トラブルシューテング
- 粉砕効率改善
- 湿度調整・湿式粉砕
- マイルド粉砕
- 粉塵爆発防止法
- 摩耗対策
- 装置洗浄など
- メカノケミストリー~固体の粉砕で起こる現象
- メカノケミカル (MC) 現象・効果
- MC効果発現の条件
- 粉砕による活性化 (MC効果) の経時変化
- メカノケミカル (MC) 効果の制御
- 乾式粉砕と湿式粉砕の例から
- 金属の粉砕における発火抑制の観点から
- MC効果による相転移例
- 混合粉砕による固相合成の条件と合成過程
- 直接合成 (酸化物から)
- 間接合成 (塩化物などから)
- タルクなどの層状鉱物のMC効果
- タルクの粉砕
- 粘土鉱物の粉砕
- 水石膏のMC効果と水移動による水硬性粉体の合成
- 微粉砕によるナノ粒子製造
- 酸化物、硫化物ナノ粒子
- 金属ナノ粒子
- 複合酸化物ナノ粒子
- ハロゲン含有樹脂の非加熱分解
- “H (水素) ”を持つ樹脂の脱ハロゲン化
- “H (水素) ”を持たない樹脂の脱ハロゲン化
- 固相合成を支配するもう一つの要因~出発原料の結晶構造
- 固相合成と化学的処理の組み合わせによる各種材料開発
- タルク等の鉱石処理
- SrSO4などからのX線遮蔽材の製造
- 未利用資源 (廃棄物) からの有価物回収~MC効果+化学的処理
- EPダストからのV回収
- 廃蛍光管からのRE回収
- 未利用資源 (廃棄物) からの有価物回収~MC効果+物理的処理
- アルミナのα化温度低減
- 各種バイオマスからの水素製造
- むすび
主催
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お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
:
22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)
複数名同時受講の割引特典について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
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