バイオセンサーは、タンパク質やDNAなどの生体物質を利用して血液や環境中に存在する様々な物質を簡単かつ迅速に測定する技術です。
　バイオセンサーは比較的新しい技術ですが、近年では、医療、環境、食品の分野などで広く応用が期待される技術に発展しました。
　本セミナーでは、バイオセンサーの基本的な原理や歴史などについて解説し、実用化されたバイオセンサーや、実用化が期待できる最新のバイオセンサーについて紹介します。

1. バイオセンサーの基礎
   1. バイオセンサーの基本原理
   2. バイオセンサーの歴史)
2. バイオセンサーの分類
   1. 酵素を利用したバイオセンサー
   2. 微生物を利用したバイオセンサー
   3. 抗体を利用したバイオセンサー
   4. DNAを利用したバイオセンサー
   5. 人工分子を利用したバイオセンサー
3. バイオセンサーで利用されている装置と問題点
   1. 電化学測定装置
   2. 光検出装置
   3. 最新の研究開発動向
4. バイオセンサーの医療への応用と課題
   1. グルコースセンサー
   2. DNAマイクロアレーと抗体マイクロアレー
   3. 医療バイオセンサーに期待される将来技術
5. バイオセンサーの環境への応用と課題
   1. 環境汚染物質を測定するバイオセンサー
   2. 環境中の微生物を測定する バイオセンサー
   3. 環境バイオセンサーに期待される将来技術