ゼーベック効果の基礎と熱電変換材料の最前線
有機系フレキシブル熱電変換材料/デバイスの基礎・課題と最新技術動向
~IoTのためのフレキシブル/ウェアラブルエナジーハーベスター~
東京都 開催
会場 開催
開催日
-
2017年8月21日(月) 13時00分
~
17時00分
受講対象者
- 熱電変換に関連する技術者
- エネルギーハーベスティング
- 廃熱利用
- 熱電材料
- 熱電鉱物
- インクジェット印刷
- 熱電インク など
修得知識
- 熱電変換材料および熱電変換素子の基本原理
- フレキシブルエナジーハーベスターとしての熱電変換の位置づけと要求される性能
- 研究のトレンド
プログラム
近年盛んに耳にするようになったIoTの末端に位置する様々な孤立電子機器において、電力自給のためのエナジーハーベスティングデバイスは重要な要素である。人間が生活する限りは少なからぬ熱流が生じており、衣服や人間の住環境には必然的に内外温度差が生じている。この排熱を電気エネルギーとして利用できれば、センサーネットワークやヘルスモニターなどの用途における最低限の電子回路動作が維持できる。
本講演では、熱電変換の基礎から有機系熱電材料に特有のメカニズムや評価法に至るまでを解説し、我々が狙っている従来概念を超える「やわらかい」熱電材料/素子について、そのコンセプトといくつかの最新結果を紹介する。
- 熱電変換デバイスの基礎
- エナジーハーベスティングと熱電変換
- 熱電変換デバイスの基本構造
- 熱電変換デバイスの基本設計思想と材料への要求
- パワーファクターと無次元性能指数
- ゼーベック効果の基礎
- ゼーベック効果概要
- ゼーベック効果の物理的な中身
- ゼーベック効果の理論式 (線形応答理論より)
- 様々な近似理論式
- やや特殊な例
- 熱電変換材料研究の現状概観
- 世界におけるエネルギー消費量と排熱
- 熱電変換デバイスの市場予測
- 無機熱電変換材料の現状
- 古典的材料設計指針
- 様々な材料の導電率と熱伝導率
- 低次元化やナノ構造形成のメリットと限界
- 熱電変換が普及していない理由考
- フレキシブル熱電変換素子実現に向けて
- フレキシブル熱電変換デバイスの必要性
- 有機系熱電材料/デバイスの報告例
- フレキシブル熱電材料/デバイスにおける要求事項
- 有機系熱電材料の評価
- 有機熱電材料評価のための要求事項
- 様々な市販装置の例
- 独自評価装置の紹介
- 有機系熱電材料探索結果の概況 ~どのような材料系が有望か?~
- 有望な材料系その1:不均一系材料
- 不均一系熱電材料とは?
- コアシェル型単分子接合を利用した不均一系熱電材料設計
- CNT/タンパク質複合材料による断熱性熱電材料の創出
- CNT複合材料の紡糸と布状熱電変換デバイス
- 有望な材料系その2:高純度有機半導体における巨大ゼーベック効果
- 有機半導体における巨大ゼーベック効果の発見
- 巨大ゼーベック効果の普遍性
- 巨大ゼーベック効果発現の条件および物理機構考察
- 巨大ゼーベック効果に実用性はあるか?
講師
中村 雅一 氏
奈良先端科学技術大学院大学
物質創成科学研究科
教授
主催
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お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
:
20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)
複数名同時受講の割引特典について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
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