機能性色素活用のための必須知識および、材料開発・素子化における課題解決へのヒント
東京都 開催
会場 開催
概要
本セミナーでは、機能性色素の基礎から解説し、機能性色素の応用・活用のポイントについて詳解いたします。
開催日
-
2017年6月29日(木) 10時30分
~
16時30分
修得知識
- 有機色素分子の光物性の基礎知識
- 有機色素結晶に関する基礎知識
- 有機色素の結晶状態の光物性の基礎知識
- 機能性色素の材料化や素子化における問題解決の考え方
プログラム
近年、光電子材料として多くの有機色素が活用されている。このような色素は機能性色素と呼ばれ、表示材料やエネルギー変換材料としての重要性は、今後ますます増加すると考えられている。色素分子そのものの性質を決定する分子の電子状態は、市販の分子軌道計算ツールにより予測や検討が可能になった。染色など、分散状態で色素を活用する場合は、このような手法を用いることで効率的な開発や設計ができる。一方、色素の使用形態が粉末や薄膜などの固体状態の場合は、固体構造や、その構造に起因する分子間相互作用の影響などの予測はまだ難しい。そのため、このような場合の開発手法はいまだ試行錯誤的であり、その方向性も明確ではない。
本セミナーでは、機能性色素の利用において重要と考えられる基礎知識を、分子の状態と固体の状態に分けて学び、開発や生産の現場で起こりうる課題の解決に向けた考え方や評価手法などを紹介する。
- 色素化学の基礎
- 本講座の方向性
- 色とは何か
- 色素の分類
- 色素の機能性
- 色と分子構造
- 色素骨格の考え方
- 色素の光物性の基礎
- 分子分光学の基礎
- 吸収・発光スペクトルからわかること
- 色の変化からわかること
- 分子軌道計算による電子状態の理解
- 計算で予測できる色素の性質
- 色素の固体物性の基礎
- 色素の粉末と薄膜
- 結晶と非晶質
- 分子性結晶の特徴
- 分子間相互作用
- 結晶化の過程
- 溶液状態と固体状態の違い
- 色素結晶の特徴
- なぜ固体では色や蛍光が変化するのか
- 現場で起こる課題とその考え方
- 現場で起こる課題解決のヒント
- プロセス条件の違いがもたらす変化
- 薄膜や粉末の構造情報の確認
- 事例紹介
- 結晶状態での色素の色や蛍光の変化
- ガラス基板上の色素配講膜
- 色素蒸着膜の基礎及び応用検討例
- 標準的な検討の進め方
講師
松本 真哉 氏
横浜国立大学
大学院 環境情報研究院
教授
主催
お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。
お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
:
22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)
複数名同時受講の割引特典について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
- 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
- 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
- 他の割引は併用できません。