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電極反応の基礎・メカニズムとサイクリックボルタンメトリーによる測定ノウハウ

電極反応の基礎・メカニズムとサイクリックボルタンメトリーによる測定ノウハウ

~電極反応で起こっていることを理解し、正しいデータ解釈をする講座~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、電極反応の基礎から、サイクリックボルタンメトリーを中心に、関連する測定法を含めて、原理や実験の勘所、解析法を基礎から解説いたします。

開催日

  • 2014年2月21日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 電気化学計測に関心のある技術者、研究者、品質担当者
  • 電池
  • 電極
  • 電解
  • 電析 など

修得知識

  • 電気化学反応の基礎
  • 基本的な測定法の原理と実際
  • 関連する測定法との関係
  • 電気化学データの考え方

プログラム

 電気化学は、電極の上でおこる物質の酸化還元をさまざまな形で利用する。電極の上でおこる反応、すなわち電極反応を理解・解析することは非常に重要である。
 サイクリックボルタンメトリーは、比較的簡単な操作で測定が行えるため、電極反応の解析にたいへん広く使われている重要な手法である。一方、測定によって得られた結果や測定中に起こっていることの意味については必ずしも十分に理解されていない場合も見られる。測定法の意味や反応系で起こっていることを正しく理解することは正しいデータ解釈の基本となり、それらの基礎があれば、さまざまな場合について応用範囲を広げることもできる。
 本講座では電極反応の基礎を復習しつつ、サイクリックボルタンメトリーを中心に、関連する測定法を含めて、原理や実験の勘所、解析法を基礎から解説する。

  1. 電極反応の基礎
    1. 電極系における平衡 ~ Nernstの式
    2. 電極反応はどのようにおこるか?
    3. 電極反応速度論 ~ Butler-Volmerの式とTafelプロット
    4. 物質移動過程 ~ 拡散方程式とCottrellの式
    5. 3電極測定とポテンショスタット
  2. サイクリックボルタンメトリー
    1. サイクリックボルタンメトリーとはどのような測定法か?
    2. 測定中に起こっていること
    3. 測定結果からわかること
    4. 測定の実際
       (電解液、電解セル、電極、条件設定の考え方、ノイズ対策等)
    5. 後続反応ある系 ~ 反応速度解析への応用
    6. 表面吸着種の酸化還元
    7. 超微小電極 ~ 非1次元系
  3. 関連する測定法
    1. ダブルポテンシャルステップ法
    2. 対流ボルタンメトリーと二重電極法
    3. in situ測定 ~ 分光電気化学法
  4. 電極反応の数値解析
     ~ 微分方程式の数値解法と電気化学系への適用 ~
    1. 電荷移動と物質移動の数学的記述
    2. 離散モデルの構築
    3. Cottrell プロットへの適用
    4. サイクリックボルタンメトリーへの適用
    5. 後続反応を含む系への拡張
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 大川 祐輔
    千葉大学 大学院融合科学研究科
    准教授

会場

東京都中央区総合スポーツセンター

4F 第1+2会議室

東京都 中央区 日本橋浜町2丁目59番1号 区立浜町公園内
東京都中央区総合スポーツセンターの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。