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光開始剤の基礎と感光性樹脂の反応メカニズムおよび高感度化の手法

光開始剤の基礎と感光性樹脂の反応メカニズムおよび高感度化の手法

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、光化学・光開始剤の基礎から解説し、感光性樹脂の反応メカニズム、UV硬化材料の硬化特性、設計指針、硬化不良の原因と対策、デュアル硬化について詳解いたします。

開催日

  • 2013年12月10日(火) 12時30分16時30分

受講対象者

  • 感光性樹脂にかかわる初心者
  • 硬化不良や高感度化に悩む技術者
  • 光硬化に関連する技術者
    • 光硬化材料
    • UV硬化樹脂
    • 光開始剤
    • 増感剤
    • 光硬化の不良対策

修得知識

  • 光化学の基礎
  • 光開始剤の基礎
  • 感光性樹脂の反応メカニズム
  • UV硬化材料の硬化特性・設計指針
  • 硬化不良の原因と対策
  • デュアル硬化

プログラム

 光硬化技術にとって光開始剤は極めて重要なアイテムである。これらの性能によってUV硬化材料の硬化特性が決まってしまうといっても過言ではない。
 さらに、光開始剤と光源とのマッチングも重要であり、増感剤の利用も欠かせない。そこで、感光性樹脂の設計指針となるようUV硬化のための光開始剤と増感剤の基礎に触れる。最新のトピックスとして、演者ら開発した高感度な光強塩基発生剤や光潜在性チオールとその応用についても紹介したい。
 さらに、酸・塩基増殖反応を利用した“光化学+熱化学反応“によるデュアル硬化について解説し、影部分の硬化不良対策や高感度化の手法についても言及する。

  1. 感光性ポリマーに必要な光化学の基礎
    1. 分子と光の相互作用
    2. 光源の選択
  2. 光開始剤
    1. 光ラジカル重合開始剤
      1. 構造と特性
      2. 増感剤
      3. 感光性樹脂への応用
    2. 光酸発生剤
      1. 構造と特性
      2. 増感剤
      3. 感光性樹脂への応用
    3. 光塩基発生剤
      1. 弱塩基発生タイプ
      2. 高感度強塩基発生タイプ
      3. 感光性樹脂への応用
    4. 光潜在性チオール
      1. 構造と特性
      2. 感光性樹脂への応用
  3. 硬化不良対策と高感度化 (酸触媒系)
    1. 酸増殖剤の構造と特性
    2. “光化学+熱化学“反応によるデュアル硬化
  4. 硬化不良対策と高感度化 (塩基触媒系)
    1. 塩基増殖剤の構造と特性
    2. “光化学+熱化学“反応によるデュアル硬化
    • 質疑応答・名刺交換

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

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