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紙の総合知識

紙の総合知識

~バイオマス系材料における紙の重要性と、脱プラ時代におけるその展望~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、紙の主原料であるパルプを含め、紙系材料の基礎ならびにその現状と、脱ブラスチック材料としての展望を幅広く説明いたします。

開催日

  • 2020年1月28日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 製紙に関連する技術者
    • 製紙
    • 製紙機械
    • 製紙原料
    • 紙加工業
    • 紙系包装材料
  • 紙で課題を抱えている方

修得知識

  • 材料学、エネルギー学を含む総合科学からの紙材料の特徴と基礎
  • マクロおよびミクロから見る紙科学
  • 環境科学からの材料学 (地球温暖化対策)

プログラム

 近年、マイクロプラスチック問題ならびに地球温暖化対策として、脱プラ材料としての紙の重要性が注目されている。また、「持続可能性」というキーワードとともに、来る2020年の東京オリンピック選手村で段ボール製ベッドが採用されたことも記憶に新しい。
 紙は約2000年の歴史ある有機材料であるが、近代的な製紙産業に発展したのは約150年前と、つい最近のことである。製紙産業の近代化により、紙の原料は非木材の植物から木材となり、今日では日本における木材需要の約半分は紙の原料用途となっている。
 しかし一方で、紙材料の基礎知識については世間一般に浸透していなく、また、その物性には未知の部分も多い。本セミナーでは紙の主原料であるパルプを含め、紙系材料の基礎ならびにその現状と、脱ブラ材料としての展望を幅広く説明する。

  1. 紙とは、その歴史
  2. 木材からのパルプ製造
    1. 木材の特徴
    2. 非木材との比較
    3. 機械パルプ、化学パルプ、古紙パルプの各製造法
  3. パルプとその抄紙
    1. 抄紙の基本
    2. 叩解処理
    3. 添加剤
  4. 紙構造、その不均一性
    1. 地合い
    2. 両面性
    3. 厚さ
  5. 表面構造、空隙構造と測定法
  6. 多孔性
    1. 通気性
    2. サイズ性
  7. 光学的性質
    1. 不透明性
    2. 光散乱係数
  8. 力学的・強度的性質、常用試験
  9. 水分の影響
  10. 紙加工
    1. 塗工
    2. 含浸
    3. 貼り合わせ
    4. 次元化する紙系材料
    5. 段ボール
    6. 紙袋
    7. 紙管
    8. 液体容器
    9. 紙器
  11. プラ代替を目指して
    1. 伸びる紙
    2. 透明な紙
  12. 試験法、参考書
    • 質疑応答

講師

  • 山内 龍男
    株式会社やまうち七兵衛商会
    代表取締役

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 47,020円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 47,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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