原島 秀吉
経歴
- 1981年3月 東京大学 薬学部 卒業
- 1981年10月:薬剤師免許取得 (210350)
- 1983年3月 東京大学 薬学系大学院 修士課程修了
- 1985年10月 東京大学 薬学系大学院 博士課程退学
- 1985年10月:東京大学薬学部助手 (製剤学教室)
- 1987年7月:スタンフォード大学医学部へ留学 (JSPS海外特別研究員)
- 1989年7月:徳島大学薬学部助教授 (薬剤学教室)
- 1999年7月:北海道大学大学院薬学研究科教授、薬剤分子設計学分野を創設
- 2009年4月:未来創剤学研究室を創設・兼任
- 2022年4月:ディスティングイッシュドプロフェッサーの称号を得る
- 2022年10月:創成研究機構ワクチン研究開発拠点 (IVReD) を兼務
- 2023年3月:薬剤分子設計学研究室を退任、未来創剤学研究室は継続 (専任)
- 2024年4月:産業創出分野「細胞・オルガネラ製剤学分野」 (ルカサイエンス社) の研究代表者
主な研究・業務
- 1981年〜1987年: 東京大学大学院薬学系研究院: 薬物の体内動態と薬効に関する速度論的研究
- 1987年〜1989年: スタンフォード大学医学部: 麻酔薬の速度論的解析
- 1989年〜1999年: 徳島大学 薬学部:リポソームを用いた薬物送達システムの研究:速度論モデルから細胞内動態制御へ
- 1989年〜2023年: 北海道大学 大学院薬学研究科 薬物設計学分野 (2006年に大学院薬学研究院薬剤分子設計学研究室へ名称変更)
細胞内動態制御に基づいた核酸・遺伝子の送達システムの開発。多機能性エンベロープ型ナノ構造体 (Multifunctional Envelope-type Nano Device: MEND) の創製。
- 2009年〜現在:大学院薬学研究院未来創剤学研究室:細胞内動態制御に基づいた核酸・遺伝子の送達システムの創製と革新的ナノ医療への展開
- 東京高等裁判所、東京地方裁判所、大阪地方裁判所の専門委員 (知財)
最近の主な研究及び公的業務等
- ワクチン研究開発拠点 (IVReD) の研究分担者
- 基盤研究 (S) の研究代表者
- 産業創出分野「細胞・オルガネラ製剤学分野」の研究代表者
学協会
- 公益社団法人日本薬剤学会:理事、会長、監事を歴任。現在、代議員
- 日本DDS学会 名誉理事
受賞
- 1994年11月 日本薬物動態学会 奨励賞
薬物速度論に基づいたリポソームによる薬物送達システムの構築
- 2007年3月 公益社団法人日本薬学会 学術振興賞
多機能性エンベロープ型人工遺伝子デリバリーシステムの創製
- 2007年6月 日本DDS学会 永井賞
多機能性エンベロープ型ナノ構造体による人工遺伝子デリバリーシステムの創製
- 2010年8月 世界薬学連合 Distinguished Science Award
- 2011年10月 米国薬学会AAPS Journal Manuscript Award
- 2013年7月 国際コントロールドリリース学会 Fellow
- 2015年2月 北海道大学 総長賞 (優秀賞)
- 2016年2月 一般財団法人油脂工業会館 優秀論文表彰 (優秀賞)
- 2016年2月 北海道大学 総長賞 (優秀賞)
- 2016年5月 公益社団法人日本薬剤学会 学会賞
多機能性エンベロープ型ナノ構造体の創製とナノ医療への展開
- 2016年11月 Song Eum Academy Foundation, 19th SONG EUM Med-Pharm Award
- 2019年2月 北海道大学 総長賞
- 2021年9月 FIP (国際薬剤師連合) ヘストマドセンメダル
- 2023年3月 日本薬学会 学会賞
細胞内動態制御に基づいた遺伝子・核酸送達システムの創製とナノ医療への展開