技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

経皮吸収とその評価方法

経皮吸収とその評価方法

~医薬品と化粧品の経皮吸収の考え方や経皮吸収に影響を与える要因、データの見方の違いとは~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、経皮吸収について基礎から解説し、経皮吸収分野における医薬品 (外用剤) と化粧品の違い、経皮吸収の評価法とそのポイント、データの見方についてわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2020年1月29日(水) 13時00分 16時00分

修得知識

  • 経皮吸収分野における医薬品・化粧品の違い
  • 経皮吸収の基礎
  • 経皮吸収の実験の流れ
  • 経皮吸収データの解析

プログラム

 物質の経皮吸収性は、その物質の特性だけでなく皮膚の状態や基剤との関係で決定されるため、学術的な考え方は医薬品と化粧品で変わらない。 しかし、医薬品 (外用剤) と化粧品は、使用する目的だけでなく、効果を求める部位、剤型、使用できる原料など異なる点も多いため、経皮吸収の考え方やそのデータの見方には違いがある。
 本セミナーでは、経皮吸収分野における医薬品 (外用剤) と化粧品の違いを述べ、経皮吸収の基礎とその評価法についてわかりやすく解説する。

  1. はじめに
    1. 経皮吸収とは
      • 経皮吸収の定義
      • 有効成分の作用部位
      • 経皮吸収評価でわかること
      • 高浸透性を謳った製品
    2. 経皮吸収技術・評価の必要性
    3. 医薬品外用剤と化粧品の違い
      • 医薬品の考え方
      • 化粧品の考え方
  2. 経皮吸収の基礎
    1. 皮膚の構造
      • 皮膚の構造
      • 年齢とセラミドと水分蒸散量
      • 皮膚のターンオーバー
      • 体内への薬物の吸収経路
    2. 経皮吸収の定義
    3. 薬物の経皮吸収経路
      • 経皮吸収製剤のメリット
      • 経皮吸収製剤のデメリット
      • 薬物の体内動態 (単回)
      • 薬物の体内動態 (繰り返し)
      • 薬物の体内動態 (投与中断)
      • 皮膚からの薬物の吸収経路
    4. 経皮吸収の評価指標
      • 経皮吸収の評価パラメータ
      • 皮膚透過速度と皮膚中濃度
    5. 経皮吸収に影響を与える要因
      • 薬剤物性の影響
      • 皮膚状態の影響
      • 吸収促進技術
      • 基剤の影響
      • 活量の概念を使った促進法
      • 熱力学的活量の概念
      • 薬物の透過性に及ぼす油剤混合比の影響
      • 調整油剤の添加による影響
      • 活量を考えた製剤設計の例
      • 乳化製剤での評価
  3. 経皮吸収の評価法
    1. in vitro 評価法
      1. 膜の選択について
      2. 一般的な経皮吸収評価の流れ
        • 試験条件の設定
          • 経皮吸収試験に用いられるモデル膜
          • レシーバーの選択
          • シンク条件とは
          • 適用量 (無限系と有限系)
        • 実験方法
          • レシーバーのサンプリング
        • 分析
          • 定量と観察
        • 解析方法
          • 累積透過量の計算方法
          • 累積透過量から得る情報
          • 透過パラメータの算出
          • 皮膚中量から得る情報
        • 蛍光物質によるイメージング評価
        • カルセインやナイルレッドを用いた評価例
        • 評価の注意点
    2. in vivo 評価法
      1. 血中濃濃度測定による経皮吸収性評価
      2. テープストリッピングによる経皮吸収性評価
        • 角層中薬物濃度の変化
        • 角層中薬物量の評価
  4. さいごに
    • 海外ガイドラインの比較
    • 質疑応答

会場

豊洲文化センター

8F 第8研修室

東京都 江東区 豊洲2-2-18
豊洲文化センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/9 医薬品におけるサンプリングの基礎知識と全梱同一性確認への対応 オンライン
2024/7/9 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) オンライン
2024/7/9 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 オンライン
2024/7/9 米国での現状と展望をふまえた吸入剤/点鼻・経鼻剤の開発と評価 東京都 会場
2024/7/9 吸入剤における薬物動態と薬効:前臨床評価と臨床へのトランスレーション 東京都 会場
2024/7/9 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/7/9 再生医療等製品における承認審査・申請資料作成/条件及び期限付承認の場合の留意点 オンライン
2024/7/9 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2024/7/9 点鼻・経鼻剤の開発と評価:米国での現状と展望 東京都 会場
2024/7/10 再生医療等製品における事業性評価の進め方と注意点 オンライン
2024/7/10 分析法バリデーション基礎講座 オンライン
2024/7/10 品質不正事案を踏まえたGMP手順書および記録書の管理体制の見直し オンライン
2024/7/10 製薬関連企業とアカデミアにおける共同研究実務およびトラブル防止策 オンライン
2024/7/10 PIC/S GMP Annex1を踏まえた滅菌製品・無菌医薬品の微生物試験とバリデーションのポイント オンライン
2024/7/10 データインテグリティの具体的な手順書作成セミナー オンライン
2024/7/11 GVP基礎講座 オンライン
2024/7/11 GCP実践講座 オンライン
2024/7/11 皮下投与製剤 (高容量含む) の最新開発動向と製品開発におけるポイント オンライン
2024/7/12 海外当局GMP査察に対するプレゼン、翻訳、バックルーム対応 オンライン
2024/7/12 CMC開発での生データの取り方・管理とDI及びQC実施 オンライン