技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

LNGプロジェクトの最新動向と今後のビジネス・チャンス

LNGプロジェクトの最新動向と今後のビジネス・チャンス

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、LNGプロジェクトに関連する巨大なビジネス・チャンスと経済性について、シェール・ガスとLNG分野の第一人者が的確に詳説いたします。

開催日

  • 2014年5月15日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • エネルギーに関連するマーケティング担当者、事業企画担当者、経営者

プログラム

 米国を震源地とするシェール・ガス革命は、この2年間において世界のエネルギー情勢を大きく変貌させ、カナダにも拡大し、北米全体の天然ガス生産量は急速に増加している。
 2013年に北米地域の天然ガスは、供給が需要を上回る状況となった。米国におけるシェール・ガスをはじめとした非在来型天然ガスの生産増と、天然ガス価格の下落によって、米国・カナダにおいて相次いでLNG輸出プロジェクトが計画されている。天然ガスの価格は、世界的に天然ガス火力発電需要が増加しているにもかかわらず、2014年に入ってからも百万Btu当たり3~4ドル台で推移している。これは、非在来型天然ガスの生産コストの低下に起因する。
 米国への天然ガス輸出が急速に減少するカナダと、米国国内の天然ガス販売だけでは大きな利益を挙げられない状況にある米国石油企業は、シェール・ガスを原料としたLNG (液化天然ガス) 輸出プロジェクトを積極的に進めている。カナダはLNGの輸出許可を出し、米国エネルギー省も既に4件ものLNGの輸出許可を出している。さらに、欧州諸国への天然ガス販売が減少し、加えて価格引き下げを求められるロシアも、アジア大洋州へのLNG輸出計画を進めている。
 こうした米国、カナダ、ロシア、豪州をはじめとした多くのLNG輸出プロジェクトは、百万Btu当たり20.5ドルという史上最高値 (2014年2月) のLNGを購入している日本にとって、安価な天然ガス調達ソースの多様化につながるとともに、既存のLNG契約における価格引き下げ交渉の材料ともなる。既に、総合商社・石油企業・プラントメーカー・重電メーカーは、米国・カナダのシェール・ガス権益の取得を進めるとともに、LNGプラントの権益を取得している。さらに、石油化学企業は、米国のシェール・ガスを原料とした石油化学プラントの建設を行っている。米国、カナダは、世界有数のシェール・ガス埋蔵量を誇り、シェール・ガスの輸出に前向きである。また、日本企業はLNGプラント・LNG専用船の建設・運転・保守に関連する世界最先端の技術を持ち、これまであまり進出していなかった米国、カナダにおける1兆円に達するLNGプロジェクトや、エチレン・プラント建設への参画が進んでいる。
 こうしたLNGプロジェクトに関連する、日本企業にとっての今後の巨大なビジネス・チャンスと経済性について、シェール・ガスとLNG分野の第一人者が的確に詳説する。

  1. 北米のシェール・ガスをはじめとした非在来型天然ガス開発の最新動向
  2. 北米における天然ガス市場の需給動向の現状と2014年春以降の見通し
  3. 国際市場における天然ガス価格の2020年に向けての見通し
  4. アジア大洋州における天然ガス火力発電の位置づけとLNG市場の最新動向
  5. 米国における天然ガス生産量の動向と今後の動き
  6. カナダにおける天然ガス生産量の動向と今後の動き
  7. ロシアにおける天然ガス生産量の動向と今後の動き
  8. 世界の非在来型天然ガス資源の可能性と今後の資源量の見通し
  9. 北米・中南米における非在来型天然ガス資源の可能性-資源ナショナリズム
  10. 北米におけるシェール・ガス開発ビジネスの優位性
  11. 欧米メジャーのシェール・ガス開発とLNGプロジェクトの最新動向
  12. アジア大洋州と北米におけるLNG市場の今後とプラント、LNG専用船
  13. 米国、カナダにおけるLNG輸出プロジェクトの動向と経済性
  14. 北米におけるLNG輸出許可の今後の可能性とLNG輸出量
  15. ロシアにおけるLNGプロジェクトの動向と今後の可能性-ウクライナ情勢
  16. 豪州におけるLNGプロジェクトの現状と経済性
  17. 北米におけるシェール・ガス開発への日本企業のビジネス・チャンス
  18. 日本企業にとってのシェール・ガス開発の現状と環境破壊の留意点
  19. LNGプラント、水処理技術、化学物質等の日本企業のビジネス・チャンス
  20. LNG価格の今後の見通し-今後のLNGプロジェクトのリスクと事業機会
    • 質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4階 第1特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の20,000円(税別) / 21,600円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/24 核融合の開発競争とビジネスインパクト 東京都 会場・オンライン
2024/5/29 エクセルギーの基礎と実践的な計算・解析方法 オンライン
2024/5/30 EVを始めとした次世代自動車の普及展望とリチウム、コバルトなどLiB用金属資源の今後 オンライン
2024/5/30 洋上風力発電を取り巻く最新動向と今後の事業戦略 東京都 会場・オンライン
2024/5/30 e-fuelはモビリティー脱炭素化の切り札となるか オンライン
2024/6/4 核融合炉 (フュージョン・エネルギー) の最新動向と構成材料の課題 オンライン
2024/6/4 容量市場・需給調整市場の基礎と最前線論点 (全2回) 会場・オンライン
2024/6/4 ゼロから学ぶ電気事業と需給調整市場 東京都 会場・オンライン
2024/6/13 洋上風力発電を取り巻く最新動向と今後の事業戦略 オンライン
2024/6/17 中高温用蓄熱技術の最前線 オンライン
2024/6/17 国内浮体式洋上風力の今後の展開とサプライチェーン展望 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 バッテリーマネジメント用リチウムイオン電池のインピーダンス測定の考え方 オンライン
2024/6/28 次世代キャパシタ・高速蓄電デバイスの進化 オンライン
2024/7/8 2050年カーボンニュートラルに向けた水素関連・二酸化炭素資源化関連技術の現状と今後 オンライン
2024/7/9 脱炭素で注目の水素エネルギー: その活用のための「水素取り扱いの基礎」 東京都 会場・オンライン
2024/8/2 30兆円新市場で儲けるためのバイオメタネーション農業の基礎知識 オンライン
2024/9/26 アルカリ水電解の開発状況・課題と国内外の動向 オンライン