技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

スケールアップに必要な技術レベルとレベルアップ

スケールアップに必要な技術レベルとレベルアップ

~スケールダウン法、トラブルの予測とトラブルの未然防止、トラブルの原因解明~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、スケールアップの基礎から解説し、実験のスピードアップのノウハウ、目的に応じた晶析の方法、事故例の原因と対策、未然防止策について詳解いたします。

開催日

  • 2016年1月22日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • スケールアップトラブルの実例
  • 実験のスピードアップのノウハウ
  • 目的に応じた晶析の方法
  • 事故例の原因と対策、未然防止策

プログラム

 製造研究において、化学品のスケールアップトラブルの未然防止、技術のレベルアップ (製造コストのダウン) 、悩む晶析の改良法、トラブル例、事故例について話をする。スケールアップの基本は同じ事をすれば同じになるである。ラボとパイロット同じことをしてないからトラブルが起きる。実験サイズは1gを基本として、データ収集を迅速に、数多くの条件を抑えると上記項目が達成できる。

  1. スケールアップトラブルの実例数個
    • ラボとパイロット別実験になっている
    • 文献の方法を化学実験と思うと製造研究はできない。優秀なほど罠にはまるが優秀なほどうまくなる
    • 同じ事をすれば同じ結果
    • スケールダウン法、トラブルの予測とトラブルの未然防止、トラブルの原因解明
  2. 技術のレベルアップには実験のスピードアップ
    • 管理者の腕 (計画、分析機器の準備、中間体の手当)
    • すべての結論は分析で行う。小さな実験
    • 数多くの正確な実験が技術の保証、レベルアップ、トラブル防止、ブレークスルーを実現させる
    • そんなに大変ではないし、時間もかからないものである
  3. 私の考えた方法で、できない晶析はない
    • 滴下晶析は、結晶多形の出し分け、難濾過性改善、粒度分布コントロール
    • 30%晶析法は結晶多形出し分け、粒度分布コントロール、濾過性改善、いろいろな種類の結晶を得られる
    • 結晶を扱うのは生産性が悪くコスト高になる。晶析の省略は?
    • 結晶化のトラブルはラボ段階でのすでにトラブル、分からないのである
  4. 事故例 (トラブル時対応策がないと事故になる)
    • 未反応の蓄積 (大きな装置は冷却速度が遅い)
    • 誘導期のある反応 (硝酸系、有機金属)
    • 爆発性の検証 (DSC,ARC,雷管起爆試験、ガスビュレット)
    • 私たちが起こした物、新聞情報など、死亡事故だけは起こしてはいけない
    • パイロット前、中間体、製品のDSCだけは取っておく。安全は製造研究の最大の目標
  5. 最後に
    • 事故例以外は私が経験した物、企業化したもので、現在でも操業されているものが多い。
    • トラブルも金がかかるが、事故はとてつもなく金がかかる。
    • その検討、対策はそんなに金はかからない。しておくべきである。
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/8/29 QA部門必修の承認書と製造実態・記録類との齟齬確認と点検方法 オンライン
2024/8/29 Beyond-The-pill/Around-The-Pillにむけた業界動向とアイデア創出のA・B・C オンライン
2024/9/27 医薬品の多様性を考慮した外観目視検査における要求品質の明確化と異物低減対策の具体的ポイント オンライン
2024/9/27 事例解説から学ぶ日常業務の効率化とその実施の信頼性確保 オンライン
2024/9/27 ファーマコメトリクス/クリニカルファーマコメトリクス オンライン
2024/10/30 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (全2コース) オンライン
2024/10/30 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2024/10/30 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2024/10/30 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/10/30 専門の知識をもたない初級担当者のためのCTD-Qのまとめ方 (入門講座) オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/6 日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/10/28 薬物動態(「ヘ」項)試験におけるデータ・試験の信頼性確保・保証とQC・QA手法/タイミング
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座
2007/3/16 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書