技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

薬物送達システムによる免疫活性化の基礎と応用

薬物送達システムによる免疫活性化の基礎と応用

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、医薬品開発に用いられている薬物送達システムの基礎について紹介した後、特に免疫系と薬物送達システムの関わりに焦点を当てて事例を交えながら解説いたします。
具体的には、新型コロナワクチンやがん免疫療法において薬物送達システムが果たす役割について解説いたします。
また、免疫系の活性化に伴う副反応について、抗PEG抗体の誘導やアナフィラキシー反応誘導などを例に説明いたします。

開催日

  • 2021年11月10日(水) 13時30分 16時30分

受講対象者

  • 薬物送達システムの基礎から応用まで学びたい方
  • 免疫療法や免疫活性化に伴う副反応について学びたい方

修得知識

  • 薬物送達システムの基礎から応用まで
  • 薬物送達システムと免疫系の関わり
  • 薬物送達システムを新規に構築する際に注意すべきポイント

プログラム

 薬物送達システムは、薬物の体内動態を制御することにより薬効および安全性を向上させることができる有用なツールであり、抗がん剤のような低分子薬物に限らず、ペプチド・タンパク・核酸のような中高分子薬物の送達にも利用されています。
 本セミナーでは、医薬品開発に用いられている薬物送達システムの基礎について紹介した後、特に免疫系と薬物送達システムの関わりに焦点を当てて事例を交えながら解説していきます。具体的には、新型コロナワクチンやがん免疫療法において薬物送達システムが果たす役割について解説します。また薬物送達システムを用いると、遊離型の薬物と異なる体内動態を示すために特有の免疫反応を引き起こしてしまいます。このような免疫系の活性化に伴う副反応について、抗PEG抗体の誘導やアナフィラキシー反応誘導などを例に説明します。
 現在臨床応用されている薬物送達システムについて基礎から応用まで学べます。また薬物送達システムと免疫系の関わりについて、正の側面 (免疫療法への応用) と負の側面 (副反応惹起) を総合的に学べ、薬物送達システムを新規に構築する際に注意すべきポイントが理解できるようになります。

  1. 薬物送達システムの基礎
    1. 各種薬物送達システムの概要
    2. 薬物送達システムを利用した医薬品の事例
    3. 最新の薬物送達システム開発動向
  2. 免疫系の基礎
    1. 異物の除去と炎症惹起に関わる自然免疫応答
    2. 獲得免疫応答に関わるB細胞とT細胞の活性化
  3. 薬物送達システムに対する免疫応答
    1. 貪食細胞による排除
    2. 抗薬物抗体や抗PEG抗体の誘導
    3. アナフィラキシー反応
  4. 薬物送達システムを利用した免疫療法
    1. 新型コロナワクチン
    2. がん免疫療法
    3. 自己免疫疾患治療

講師

  • 清水 太郎
    徳島大学 大学院 医歯薬学研究部 薬物動態制御学
    特任助教

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)
複数名
: 18,000円 (税別) / 19,800円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 18,000円(税別) / 19,800円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 54,000円(税別) / 59,400円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/29 改正GMP省令を踏まえたGMP適合性調査対応 効率的なGQP/GMP - QA連携とQA/QC業務範囲の明確化 オンライン
2024/5/29 医薬品と医療機器の早期承認取得のためのPMDA戦略策定のポイント オンライン
2024/5/29 原薬におけるMF登録・記載・適合性調査・照会対応とプロセスバリデーション結果を基にしたMFへの落し込み オンライン
2024/5/29 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2024/5/29 非GLP試験における信頼性確保 東京都 会場・オンライン
2024/5/30 上級経営陣/責任役員にむけたGMP、GQP教育とQA/法令順守体制の整備 オンライン
2024/5/30 薬機法の実務を考慮した医薬品特許戦略の新たな視点 オンライン
2024/5/30 バイオ医薬品開発を目的としたタンパク質溶液の安定化と添加剤の効果/選定 オンライン
2024/5/30 プレフィルドシリンジ製剤の設計開発と材質特性・規制から見る課題解決 オンライン
2024/5/30 医薬品・医療機器包装における3極 (日欧米) 法規制の比較と申請書記載方法 オンライン
2024/5/30 成功/失敗事例から学ぶコンパニオン診断薬の開発戦略と課題 オンライン
2024/5/30 医薬品開発におけるグローバルマーケットを見据えた知財戦略と出願・権利化選定/評価 オンライン
2024/5/30 GCP監査の基礎と効果的な監査実施 オンライン
2024/5/31 遺伝子治療のベクター、プロモーター、化学修飾、DDS技術を中心とした特許戦略 オンライン
2024/5/31 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2024/5/31 GMP工場の設備設計および維持管理のポイント オンライン
2024/5/31 非無菌製剤製造時の清浄度を考慮した品質管理と査察を意識した留意点 東京都 会場・オンライン
2024/5/31 医薬品包装資材の供給者管理と工程バリデーションの留意点・トラブル解決事例 東京都 会場・オンライン
2024/5/31 動物用医薬品開発の為の医薬品試験データの活用法と評価 オンライン
2024/5/31 動物用体外診断薬における薬事規制と申請業務のポイント オンライン

関連する出版物