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ナノファイバー技術の基礎、エレクトロスピニング法とその応用展開

ナノファイバー技術の基礎、エレクトロスピニング法とその応用展開

~エレクトロスピニングでナノファイバーを作るためのノウハウ / ナノファイバーの用途・応用展開 / エレクトロスピニング法ナノファイバーの安全性 / セルロースナノファイバーとエレクトロスピニング法ナノファイバーの違い~
オンライン 開催

視聴期間は2024年1月10日〜23日を予定しております。
お申し込みは2024年1月10日まで承ります。

概要

本セミナーでは、エレクトロスピニング法や海島型複合紡糸法等など、ナノファイバーの製造技術に焦点をあてて4人の講師陣が様々な視点から解説いたします。

開催日

  • 2024年1月10日(水) 10時30分 2024年1月23日(火) 16時30分

受講対象者

  • ナノファイバーの応用分野の技術者、研究者、開発者
    • メディカル用途
    • 機能性材料用途など
  • エレクトロスピニング法をベースにしたナノファイバーの作製を目指す方
  • セルロースナノファイバーを用いた環境に優しい材料の設計を目指す方

修得知識

  • ナノファイバーの基礎
  • エレクトロスピニングでナノファイバーを作るためのノウハウ
  • ナノファイバーの用途・応用展開
  • エレクトロスピニング法ナノファイバーの安全性
  • セルロースナノファイバーとエレクトロスピニング法ナノファイバーの違い

プログラム

 ナノファイバーといえば今はセルロースナノファイバーCNFをさすことが多いです。このCNFについても解説します。またそれ以外のナノファイバーとしてはエレクトロスピニング法が主流です。この方法によるナノファイバーの作成と応用事例について詳しく紹介します。

  1. 極細繊維開発の歴史
    • フラッシュ紡糸、メルトブローン紡糸、エレクトロスピニング紡糸
      • 1950年代から極細繊維の研究開発は続けられてきました。
        これらの中で一番生産量が多いのはメルトブローンです。
        ただしこの方法では用いるポリマーはPPがほとんどです。
        フラッシュ紡糸は高圧下でポリエチレンを溶かして大気中に押し出す方法です。
        それに対してエレクトロスピニング法は溶媒に可溶なポリマーであればナノファイバー化できる技術でだれでも容易にクモの糸のような繊維を作ることが可能になります。
    • 芯鞘極細繊維
  2. エレクトロスピニングナノファイバーの歴史
    1. アクロン大学でのレネカー教授の研究を振り返って
      • レネカー教授はこの分野の第一人者として研究を先導されました。
        その功績をたどりながら、これからのエレクトロスピニングの将来について紹介します。
    2. エルマルコの果たした功績
      • リベレツ工科大学のオルドリッチ教授はノズルを使わない方式のエレクトロスピニングを提案しました。
        工業化に向けてはこの方が広く採用されています。
        この方法の面白い点やなぜこの方法が生まれたのかなどを紹介します。
  3. エレクトロスピニングでナノファイバーを作るためのノウハウ
    1. 溶液の作り方
      • 溶液濃度、溶媒の選定などを説明します。
    2. 電圧と電流
      • 電圧が高いほど細いナノファイバーができるわけではありません。
        また電流をきちんとモニタリングしないと思わぬ感電をすることもあります。
    3. ノズルの作り方
      • ノズルの太さや形状などについてご紹介します。
    4. ナノファイバーを回収するターゲットの作り方
      • ナノファイバーを一方向に配向させたり、綿状に堆積させたりするための工夫を紹介します。
    5. オンラインによる実演
      • 実際のカトーテック社のNEUや手作りの装置を用いてエレクトロスピニングの実演をします。
  4. ナノファイバーの用途
    1. バイオ・メディカル用途
    2. フィルター用途
    3. 食品用途
    4. 複合材料補強材用途
  5. エレクトロスピニング法ナノファイバーの安全性
  6. セルロースナノファイバーとエレクトロスピニング法ナノファイバーの違い
    • セルロースナノファイバーは天然由来で非常に多くの企業でも取り組みを始めています。
      用途やその性能について紹介します。
  7. セルロースナノファイバーの今後
    • セルロースナノファイバーには多くの製紙メーカーや成形加工メーカーも取り組んでいます。
      それらを通してこれらの実用化に向けた方向性を紹介します。
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,700円 (税別) / 38,170円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,700円(税別) / 38,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2024年1月10日〜23日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。