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高輝度化・効率向上で進化するTV・スマートフォン用OLEDの最新技術動向から量産準備が進むIT-OLEDまで

高輝度化・効率向上で進化するTV・スマートフォン用OLEDの最新技術動向から量産準備が進むIT-OLEDまで

~QD応用ディスプレイ製品化の状況 / パネルメーカやサプライチェーン動向 / QDの基本構造や材料種 / 各種QDディスプレイの動作原理~
オンライン 開催
  • 受講者特典: アーカイブ配信付 (視聴期間: 2023年12月18日〜24日を予定)

概要

本セミナーでは、まず、近年目覚ましく向上したOLED効率技術を詳細に解説いたします。
また、出光興産が開発した青色発光材に対する3重項3重項融合 (TTF) や、SDCが開発中の青色燐光発光材料の開発状況も解説する。
さらに、フォルダブルOLEDパネルを搭載したGalaxy Z Fold搭載技術を、折曲げモジュール構造、画面下カメラUPC or UDCを含めて解説いたします。
最後に、G8.7投資も含めてApple iPad Pro、Mac Book Pro採用を目指す高輝度化IT-OLED技術を、Oxide TFTの高移動度化対応技術も加えて紹介いたします。

開催日

  • 2023年12月15日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 最新のOLEDパネルディスプレイの技術動向
  • OLEDパネルディスプレイを搭載したTV・タブレット・ノートPC・スマートフォンの技術動向
  • OLEDパネル効率向上に関する、詳細に分解した材料・デバイス技術
  • フォルダブルスマホのヒンジ、モジュール構造から画面下カメラ技術
  • ハイエンドTV用採用OLED技術 (QD-LED、WOLED)
  • Apple次世代iPad Pro, Mac Book採用予定のIT-OLED技術

プログラム

 国際展示会「CES2023」を見ると、OLEDを使用したTV用ディスプレイのピーク輝度が飛躍的に向上した。これは、Samsung Display (SDC) が昨年製品化した量子ドットOLED (QD-OLED) を超効率材料とした第2世代技術と、マイクロレンズアレイ (MLA) を搭載したLG Display (LGD) の白色OLED (WOLED) の第3世代技術による。ピーク輝度はこの技術導入で数年前の800nitsから2,000nitsに向上した。
 一方、スマホ用OLEDディスプレイでは、昨年発売のiPhone.14 Pro Maxから本年の15 Pro Maxに於いてセンサー感知で2,000nitsの高輝度化、フォルダブルスマホのGalaxy Z Fold4から本年のFold5に於いてはCOE (Color Filter On Encapsulation) のECO OLED Plus技術採用でその効率が改善されている。このようなOLEDの高輝度化は、青色発光材料の効率改善を筆頭に、蒸着層の層構成追加に加え、透過率を半減していた円偏光板を除去するCOE技術、あるいは画素にMLAを搭載し取り出し向上を図るデバイス構造の改革が含まれている。また、ファインメタルマスク (FMM) 蒸着で制約されていた開口率を向上する、ホト加工による製造プロセス、の開発も盛んになって来ている。
 本セミナーでは、まず、近年目覚ましく向上したOLED効率技術を詳細に解説する。上記の他に、出光興産が開発した青色発光材に対する3重項3重項融合 (TTF) や、SDCが開発中の青色燐光発光材料の開発状況も解説する。さらに、フォルダブルOLEDパネルを搭載したGalaxy Z Fold搭載技術を、折曲げモジュール構造、画面下カメラUPC or UDCを含めて解説する。最後に、G8.7投資も含めてApple iPad Pro、Mac Book Pro採用を目指す高輝度化IT-OLED技術を、Oxide TFTの高移動度化対応技術も加えて紹介する。

  1. OLEDディスプレイ・デバイスの構造と動作原理、及び駆動方法
    1. OLEDの構造と動作原理
      • RGB-OLED
      • 大型WOLED
      • Micro-Cavity
    2. スマホ・タブレットOLEDパネルの画素駆動方法 (内部補償)
    3. TV用OLEDパネルの画素駆動方法 (外部補償)
    4. フォトルミ (PL) QD、QD-OLEDの構造と動作原理
  2. ディスプレイ・デバイスの戦国絵巻と製品ライフサイクル
  3. OLEDの効率向上提案と具体的改善手段
    1. 効率向上の提案とスマホ用OLEDの効率推移 (SDC)
    2. 多機能化蒸着層構成 (Prime layer or advanced layerの導入)
    3. 発光層EMLの構成
      • 蛍光
      • 燐光
      • 三重項-三重項融合
    4. 青色発光材末端基への重水素置換 (LGD)
    5. 円偏光板除去のCOE (Color Filter on Encapsulation) 技術 (SDC)
    6. マイクロレンズアレイMLAによる取り出し効率の向上 (LGD)
    7. 次世代青色燐光材料の開発進捗状況 (SDC)
  4. 開口率向上を狙うホト加工製造技術
    1. 2011年から開発継続するベルギーimecのOLEDホト加工
    2. 蒸着層をリフトオフで分離する方式 (JDI eLeap、Visionox ViP)
    3. SID2023で競演したJDI、Visionox、SECのホト加工技術とその比較
  5. 大型TV用OLED技術 (WOLED、QD-OLED) の最新技術動向
    1. 2023年のハイエンドTV技術
    2. WOLEDへのMLAの導入 (LGD)
    3. QD-OLEDの第2世代技術 (SDC)
    4. WOLEDとQD-OLEDの比較
  6. OLED最新技術が採用され続けて来たフォルダブルGalaxy Z Foldの解析
    1. フォルダブルスマホGalaxy Z Fold仕様変遷と最新Z Fold5トピックス
    2. 水滴型 (Water Drop) ヒンジ構造採用で折り畳み厚さを薄型化
    3. 堅牢性、軽量、薄型を追求したフォルダブルOLEDモジュール構造
    4. 画面内自撮りカメラ配置技術変遷:パンチホール
    5. 画面内自撮りカメラ配置技術変遷:画面下カメラUPC/UDCと技術課題
    6. 画面内自撮りカメラ配置技術変遷:中国パネル技術と残された技術課題
  7. Apple iPad Pro 及びiMac採用へ向け高輝度化を狙うIT-OLED技術
    1. AppleのIT OLEDパネル採用ロードマップ及びパネルメーカ準備技術
    2. Mini-LED BL IPS-LCDからHybrid OLED、Tandem OLED技術へ
    3. G8.7で採用を目指すOxide TFTの高移動化 (LGD)
    4. G8.7で採用を目指すOxide TFTの高移動化 (SDC)
    5. G8.7で採用を目指す高移動化対応スパッタターゲット材 (三井金属)
  8. まとめ:ディスプレイ・デバイス戦国絵巻と市場毎のディスプレイ輝度
    • 質疑応答

講師

  • 小野 記久雄
    株式会社 サークルクロスコーポレーション
    フェローアナリスト (Fellow Analyst)

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,700円 (税別) / 38,170円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,700円(税別) / 38,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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