技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

シランカップリング剤処理による界面・表面の反応過程・反応状態及び処理効果の分析・評価技術

シランカップリング剤処理による界面・表面の反応過程・反応状態及び処理効果の分析・評価技術

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、シランカップリング剤の基礎から解説し、シランカップリング剤による界面や表面の分析方法、シランカップリング剤を活用法した高性能化について詳解いたします。

開催日

  • 2019年3月15日(金) 10時30分 16時00分

受講対象者

  • シランカップリング剤に関連する技術者、研究者
    • 金属・無機材料の表面処理
    • 密着・接着性改良
    • 有機-無機ハイブリッド材料の開発
    • 半導体封止材
    • 塗料
    • 接着剤
    • 歯科材料
    • 金属接着
    • 樹脂改質
    • 熱可塑性樹脂複合材料
    • FRP
    • エラストマー
    • 樹脂バインダー
    • プライマー
    • コーティング剤 など
  • カップリング剤処理、表面処理を行う技術者、研究者、品質担当者
  • カップリング剤について基礎から学びたい方
  • カップリング剤処理で課題を抱えている方

修得知識

  • シランカップリング剤の作用や反応の基礎
  • シランカップリング剤による界面や表面の分析方法
  • 高性能化のためのシランカップリング剤の活用法
  • シランカップリング剤の分析に適用可能な機器分析手法

プログラム

第1部 シランカップリング剤処理で何が起きているかを見る

~処理層の構造、表面被膜状態、反応進行の解析、反応率向上および特性への効果~

(2019年3月15日 10:30〜14:15)

 本講座は、シランカップリング剤の反応過程おける処理層の構造、表面被覆状態、反応進行の解析および特性への効果等を見いだし、表面・界面で何が起きてるのかを知ることで、より効果的・効率的な表面処理を行うことを目的にします。

  1. シランカップリング剤の反応
    1. 加水分解反応
    2. 縮合反応のコントロールが最重要
    3. 無機表面との反応と表面性質の影響
    4. 反応性を高めるためには?
    5. TGカーブから反応性がわかる
  2. シランカップリング剤による処理層の構造をいかに知るか?
    1. ヘア構造とネットワーク構造
    2. バルスNMRによる処理層のキャラクタリゼーション
  3. シランカップリング剤と複合材料
    1. 界面はいかに強化されるか?
    2. SP値で考える界面
    3. 前処理法とインテグラブルブレンド法の比較
    4. バルスNMRによる界面のキャラクタリゼーション
  4. 最新のトピックス
    1. エポキシ樹脂の吸水率の低減
    2. シランカップリング剤の混合処理の効果
    3. 超撥水性の表面をつくる
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 シランカップリング剤の反応状態の分析機器による分析法

(2019年3月15日 14:30〜16:00)

 シランカップリング剤の加水分解・縮合反応の状態や処理表面の被覆量の分析に適用可能な機器分析について、実際の測定例を紹介しながら、各手法の特徴を解説します。

  1. シランカップリング剤の反応状態および固体表面との結合状態の分析方法
    1. GCによる評価例
    2. 赤外・近赤外分光法による評価例
    3. Ramanによる評価例
    4. NMRによる評価例
    5. TG/DTAによる評価例
    6. TG – MSによる評価例
    7. XPSによる評価例
    8. 蛍光顕微鏡による評価例
  2. 被処理材表面の状態評価
    1. コンディショニング
    2. シラノール基の定量方法
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 中村 吉伸
    大阪工業大学 工学部 応用化学科
    特任教授
  • 中本 順子
    株式会社 KRI スマートマテリアル研究センター
    上級研究員

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

6F 中会議室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/30 溶解度パラメータ (3D, 4DSP値) の基礎と活用技術 オンライン
2024/6/3 防汚コーティング技術の総合知識 オンライン
2024/6/4 プラズマCVD (化学気相堆積) 装置による高品質薄膜の成膜技術、および量産化対応 オンライン
2024/6/5 顔料の分散安定化と使いこなし術 オンライン
2024/6/6 めっき技術の基礎と品質トラブル対策 東京都 会場
2024/6/7 めっきの基礎および不良要因とその対策 オンライン
2024/6/7 塗布膜乾燥の基本とプロセス・現象・本質の理解&最適化と欠陥・トラブル対策 オンライン
2024/6/10 FT-IRの基礎と異物分析への実践応用テクニックとコツ・ノウハウ オンライン
2024/6/10 塗工 (スロットダイ、グラビア、バー、コンマ) の基礎と応用およびトラブル対策 オンライン
2024/6/11 塗布膜におけるぬれ・広がり挙動、乾燥中の粒子挙動とその制御 オンライン
2024/6/12 フィルムの乾燥プロセス技術とトラブル対策 オンライン
2024/6/13 トライボロジーの基礎、メカニズムと表面分析 オンライン
2024/6/14 溶解度パラメータ (3D, 4DSP値) の基礎と活用技術 オンライン
2024/6/18 起泡・消泡の基礎および評価のポイント オンライン
2024/6/19 塗工 (スロットダイ、グラビア、バー、コンマ) の基礎と応用およびトラブル対策 オンライン
2024/6/19 塗布膜乾燥の基本とプロセス・現象・本質の理解&最適化と欠陥・トラブル対策 オンライン
2024/6/20 めっき技術/新めっき技術と半導体・エレクトロニクスデバイスへの応用・最新動向 オンライン
2024/6/21 フッ素樹脂をはじめとするPFASの基礎と欧州PFAS規制の動向および用途別の代替手段 オンライン
2024/6/24 シランカップリング剤のメカニズムと使用方法 オンライン
2024/6/25 界面・表面、応力影響、剥離・破壊の基本知識と密着性の改善技術と評価方法 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2023/8/31 “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻) (製本版 + ebook版)
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻)
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2018/8/31 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用
2018/3/29 超親水・親油性表面の技術
2015/10/1 すぐ分かるラミネート加工技術と実際およびトラブル・シューティング
2015/7/30 ダイ塗布の流動理論と塗布欠陥メカニズムへの応用および対策
2014/8/25 ぬれ性のメカニズムと測定・制御技術
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/26 UV・EB硬化型コート材の基礎、各種機能向上技術
2012/10/31 ハイブリッド・デュアルUV硬化の実践的活用
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)