技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

製剤設計の段階で品質の作り込むQuality by Design

開発段階に応じた規格・設定の実務習得のための

製剤設計の段階で品質の作り込むQuality by Design

~ライフサイクルを通して考える医薬品の品質と規格設定~
オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、アーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は、視聴期間は2024年4月25日〜5月1日を予定しております。
  • ライブ配信を受講しない場合は、「アーカイブ配信」をご選択ください。

概要

本セミナーでは、QbDに基づく医薬品開発の流れ、リスクマネジメントの基礎・実施上のポイント、QbD開発・治験薬製造の関係 (規格設定、有効期間、一貫性・同等性) 、QbDとValidationの関わり、Quality Cultureについて具体的に分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2024年4月18日(木) 10時00分 16時00分

受講対象者

  • 製剤開発を担当する研究者・技術者
  • 医薬品製造工場で製造・品質管理・品質保証に係る技術者

修得知識

  • 品質の定義とその具体的な内容
  • QbDに基づく品質の作り込みのポイント
  • 開発段階に応じた規格及びその設定の考え方

プログラム

 医薬品は、人の健康維持、そして病の治癒に必須の製品である。では、その医薬品に求められる品質とは何であろうか。それをどうやって決めているのであろうか。さらに、医薬品は3年から10年にわたる期間の品質安定性が保証されている。こうした長期にわたる品質をどうやって保証するのだろうか、そのプロセス、そして医薬品の品質そのものを理解することは、医薬品開発を円滑に進めるために極めて重要な要素となっている。特に、2000年代にはいると医薬品開発は「Quality by Design」に基づいて行われるようになったが、そこではどのようにして品質が作り込まれ、それが製造現場での品質確保にどのような影響を与えるようになったのか。さらに、近年その取り組みに対する客観性も求められるようになった。こうした変化に対応するため、知識管理に対する取り組みが重要となっている。
 本セミナーでは、規格という視点から医薬品の品質に焦点を当て、その定義から開発段階での取り組み、品質規格設定の考え方、開発段階に応じた取り組み、ライフサイクルを通した品質への取り組み、そして重要度が高まっている知識管理のプロセスなどに焦点を当て、医薬品の品質について演者の経験を中心に紹介する。

  1. 医薬品の品質とは何か
    1. 規制文書にみる品質の定義
    2. 原薬・製剤の品質のポイント
      1. 合成原薬と製剤の品質
      2. バイオ医薬品原薬・製剤の品質
    3. 品質データの信頼性の基準への対応 –
  2. QbDに基づく品質の作り込み
    1. Quality by Designとは何か – 品質の作り込みを理解する –
    2. 品質リスクマネジメントのポイント
    3. ICH Q9 (R1) のポイント – 主観性の最小化とは –
    4. 「従来の方法」、「進んだ方法」で、品質はどう変わるのか – 統計的な手法の役割 –
    5. QbDは、製造現場に何をもたらしたか – Design Spaceと変更管理 –
  3. 開発段階に応じた規格項目・規格値設定 – すべては変化する –
    1. 規格及び規格設定にどう対応するか – 事例を基に考える –
      1. 規格設定のポイント – 原薬 –
      2. 規格設定のポイント – 製剤 –
      3. 規格設定のポイント – 添加剤 –
    2. 開発段階に応じた規格・規格設定とは
      1. 治験薬に求められる品質
      2. 承認申請段階における品質
  4. 品質評価とそのための試験法
    1. 品質評価に使用される試験法とは
    2. 試験法に求められるValidationのポイント
      1. 開発段階における取り組み
      2. 承認申請時に求められるデータ
    3. 標準物質への対応
  5. 品質の安定性をどう評価するか
    1. 規制文書が求める品質の安定性
    2. 安定性評価方法のポイント
      1. 測定条件の設定
      2. 製造現場が求めてる安定性
        1. Hold Time
        2. 輸送中の安定性
        3. 医薬品使用現場での安定性
    3. Stability Indicating Methodとは?
  6. ライフサイクルを通した品質への取り組み
    1. ライフサイクルマネジメントとは何か – その本質を理解する –
    2. プロセスバリデーションStage 3と品質改善
    3. 上市後の変更管理 – 一変と軽微変更 –
  7. 知識管理のプロセス – 暗黙知から形式知へ –
  8. まとめ
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

複数名同時申込割引について

複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。

  • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
  • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
  • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルを配布予定です。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年4月25日〜5月1日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/30 GCP監査の基礎と効果的な監査実施 オンライン
2024/5/30 薬機法の実務を考慮した医薬品特許戦略の新たな視点 オンライン
2024/5/30 バイオ医薬品開発を目的としたタンパク質溶液の安定化と添加剤の効果/選定 オンライン
2024/5/30 プレフィルドシリンジ製剤の設計開発と材質特性・規制から見る課題解決 オンライン
2024/5/30 医薬品・医療機器包装における3極 (日欧米) 法規制の比較と申請書記載方法 オンライン
2024/5/30 成功/失敗事例から学ぶコンパニオン診断薬の開発戦略と課題 オンライン
2024/5/30 医薬品開発におけるグローバルマーケットを見据えた知財戦略と出願・権利化選定/評価 オンライン
2024/5/31 非無菌製剤製造時の清浄度を考慮した品質管理と査察を意識した留意点 東京都 会場・オンライン
2024/5/31 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方 オンライン
2024/5/31 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2024/5/31 GMP工場の設備設計および維持管理のポイント オンライン
2024/5/31 医薬品包装資材の供給者管理と工程バリデーションの留意点・トラブル解決事例 東京都 会場・オンライン
2024/5/31 動物用医薬品開発の為の医薬品試験データの活用法と評価 オンライン
2024/5/31 動物用体外診断薬における薬事規制と申請業務のポイント オンライン
2024/5/31 承認申請パッケージにおける外国データ利用のポイントと対面助言の事例 オンライン
2024/5/31 GMP事例集 (2022年版) 徹底解説セミナー オンライン
2024/6/3 ICH E6 (R3) に見る臨床開発におけるCSVの最新情報 オンライン
2024/6/4 希少疾患におけるアンメットニーズ: ペイシェントジャーニーによる掘り起こしと分析、マーケティングや事業性評価への活用 オンライン
2024/6/4 AIによって開発された医薬・診断技術の特許申請・知財保護戦略 オンライン
2024/6/4 実務で使える製造販売後調査等 (GPSP) 実施における留意点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)