技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

セラミック玉軸受の優位性の実験的評価と懸念事項

セラミック玉軸受の優位性の実験的評価と懸念事項

オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2024年4月4日〜11日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2024年4月9日まで承ります。

概要

本セミナーでは、セラミック球を用いる転がり軸受の様々な利点や留意事項を実験データに基づいて解説いたします。

開催日

  • 2024年4月3日(水) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 転がり軸受を使用した機械設計に従事している技術者
  • セラミック球を用いた玉軸受に関心にある技術者

修得知識

  • 鋼球を転動体とした従来玉軸受に対するセラミック玉軸受の性能優位性と課題

プログラム

 転がり軸受は、日本人の食生活に例えて“機械の米”と呼ばれることもあり、機械システムを構成する上で欠くことのできない機械要素です。機械設計においては、転がり軸受を機械の仕様に合わせて選定することが仕事となりますが、基礎的な条項をしっかり理解していないと、大きなミスにつながります。
 最近では、インバータによるモータの回転速度制御が普及するにつれて、家電品でも電食が見られるようになりました。これまでに転がり軸受の電食に特化したセミナーを行ってきましたが、その究極的な対策は転動体をセラミック球にすることです。しかし、セラミック球はコストが高いことから普及しませんでした。しかし、自動車のEV化が進み、バッテリー電圧が800Vにも上昇することもあり、セラミック球が注目されてきました。
 このセミナーでは、電食対策以外にもセラミック球を用いると転がり軸受として様々な利点 (性能向上) があることを実験データに基づいて説明いたします。セラミック玉軸受の使用を検討されている皆様にとって有意義なセミナーにしたいと考えております。

  1. セラミック玉軸受開発の歴史
    1. セラミック (球) の利点
    2. 玉軸受に使用されるセラミック材料
    3. セラミック球の疲労試験
    4. これまでの使用実績
  2. 高温放置による転動体の幾何学的形状変化
    1. 背景と目的
    2. 実験方法と実験条件
    3. 実験結果
      1. 真円度の変化
      2. 直径の変化
      3. 色相変化
    4. 回転非同期振れに及ぼす影響の推定
    5. 6004を用いての振動上昇試験
    6. 結論
  3. 振動上昇・内部摩耗における優位性
    1. 背景と目的
    2. 実験方法と実験条件
    3. 実験結果
    4. 考察
    5. 結論
  4. 温度上昇・グリース酸化劣化における優位性
    1. 背景と目的
    2. 実験方法と実験条件
    3. 実験結果
      1. 回転試験中の温度変化
      2. 酸化防止剤残存量
    4. 考察
    5. 結論
  5. 温度ロバスト性における留意事項
    1. 背景と目的
    2. 実験方法と実験条件
    3. 実験結果
    4. 考察
    5. 結論
  6. 電食における優位性
    1. 背景と目的
    2. 実験方法と実験条件
    3. 実験結果
      1. セラミック玉軸受の振動変化
      2. セラミック玉軸受の入力電圧と温度変化
      3. セラミック玉軸受内部観察結果
      4. 高電圧印加試験結果
    4. 結論
  7. セラミック球の寿命評価
    1. 背景と目的
    2. 実験方法と実験条件
    3. 実験結果
      1. 窒化ケイ素球の評価
      2. 窒化ケイ素球以外の評価
    4. 結論
  8. セラミック玉軸受の展望 (性能的・コスト的)
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年4月4日〜11日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/22 機械設計の基礎知識と応用技術 オンライン
2024/5/23 転がり軸受の電食発生メカニズムと発生防止技術 オンライン
2024/5/28 セラミックス材料の成形・焼結プロセスの基礎と機械・機能性向上のための微構造制御 オンライン
2024/5/29 光結晶成長を用いるセラミックスの室温製膜技術と自由形状素材への展開で可能になる新たな製品デザイン オンライン
2024/6/3 セラミックス材料の成形・焼結プロセスの基礎と機械・機能性向上のための微構造制御 オンライン
2024/6/5 ファインセラミックス高機能化に向けた成形プロセスの基礎と応用 大阪府 会場
2024/6/7 セラミックグリーンシート成形技術および積層部品化技術 オンライン
2024/6/12 セラミックス焼結・一体焼結プロセスの高度制御のための計測・解析技術 オンライン
2024/6/18 セラミック玉軸受の優位性の実験的評価と懸念事項 オンライン
2024/6/21 セラミックグリーンシート成形技術および積層部品化技術 オンライン
2024/6/21 セラミックス焼結・一体焼結プロセスの高度制御のための計測・解析技術 オンライン
2024/6/24 セラミック玉軸受の優位性の実験的評価と懸念事項 オンライン
2024/6/25 積層セラミックコンデンサ (MLCC) の設計、材料技術、開発動向と課題 オンライン
2024/7/8 セラミックス製造の低温、省エネルギー化技術 オンライン
2024/7/8 積層セラミックコンデンサ (MLCC) の設計、材料技術、開発動向と課題 オンライン
2024/7/30 実務に役立つ現場のモータ技術 (必須6項目) 東京都 会場・オンライン