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化粧品の開発から製造段階でのパラメータ設計と品質トラブル対応

化粧品の開発から製造段階でのパラメータ設計と品質トラブル対応

~化粧品の開発から製造管理の各段階での制約条件や注意事項に着目して、解決手段としての手法を提案する / パラメータ設計や許容差設計の手順とは~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2023年11月2日〜10日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2023年11月8日まで承ります。

開催日

  • 2023年10月31日(火) 10時30分 16時30分

プログラム

 最近、医薬品業界で品質問題が多発している。日本品質管理学会ではこの問題を危惧して、「「品質立国日本再生」に向けての提言」を配信した。この中で設計開発の重要性が示唆され、「新製品・新サービス開発管理の指針」を参照するとよいと示した。
 本セミナーでは、化粧品の開発から製造管理の各段階での制約条件や注意事項に着目して、解決手段としての手法を提案する。

  • ライフサイクル全体で頑健な設計を行う
  • QbDのためにパラメータ設計を活用する
  • 損失関数を用いて公差 (許容差) 設計を行う
  • フィードバック制御を用いてオンライン品質管理を行う
  • それでも発生する市場トラブルには失敗学の活用により再発を防止する

 化粧品製造業者、製造販売業者がこれからも世界に誇れる優秀な化粧品の製造販売を実現するための有効な講座である。講義の中でタグチメソッドと失敗学の活用を学び、Quality Cultureを醸成する。

  1. 日本の製造業と化粧品製造業の実態
    1. 日本の製造業の衰退
    2. 化粧品業界の実態
    3. 私の実体験より (自主回収の責任者として)
    4. 化粧品GMPとGQPの関係 (守備範囲)
    5. 製・販分離の弊害
  2. 何故今品質文化 (Quality Culture) なのか
    1. Quality Cultureの重要性
    2. 品質管理学会からの提言 – 品質立国日本再生 –
    3. 品質工学会 (JSQE) 椿会長の言葉
  3. 失敗学を用いた再発防止
    1. 失敗学とは
    2. 失敗の定義 (人間の行動)
    3. 失敗分析のフレームワーク
    4. 失敗学活用の肝
  4. FDAのプロセスバリデーションステップ (ライフサイクル全体で品質を保証する)
    1. ライフサイクル全体で頑健な設計を行う
      • 設計段階、製造段階、市場段階のすべてにおいて頑健な設計が重要
    2. Quality by designの考え方
      • ICH Q8「製剤開発に関するガイドライン」の考え方であるQbDをどのように捉えて設計するかを理解する
  5. パラメータ設計の概要
    1. パラメータ設計の戦略
    2. 段階設計法の基本を理解する
    3. 基本機能と目的機能
      • 機能には「基本機能」と「目的機能」がある
    4. 機能性の評価とSN比
      • 機能性を評価するための方法とSN比の考え方を理解する
    5. L18直交表を用いたパラメータ設計
      • 実験計画法とタグチメソッドを理解する
  6. 化粧品のパラメータ設計
    1. 口紅の基本機能 (事例検討)
      • 口紅の成形工程の基本機能に着目して、成形工程の最適化を実現する
    2. 超音波シールの技術開発 (事例検討)
      • 化粧品チューブ製品シール工程の技術開発を実現する
  7. 化粧品品質の許容差設計
    1. 損失関数
      • 品質をコストで評価する「損失関数」を理解する
    2. 品質とコストの最適化
      • 損失関数を用いて、品質とコストの最適化 (総合コスト最小化) を目指す
    3. 検査規格の設計
      • 化粧品の検査規格をどのように設定したらよいかの理解する
  8. 成形工程のオンライン品質管理
    1. プレス成形工程の概要
      • 化粧品ファンデーションのプレス工程を理解する
    2. 成形工程の硬さを用いたフィードバック制御
      • ファンデーションの「硬さ」特性を用いて、フィードバック制御の手順を理解する
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2023年11月2日〜10日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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