技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

電極スラリーの製造・塗工のポイントとリチウムイオン電池の市場動向

Zoomを使ったライブ配信セミナー

電極スラリーの製造・塗工のポイントとリチウムイオン電池の市場動向

~活物質、導電助剤と集電体との結着性を上げるには? 電極界面での影響は? 高出力化、高サイクル化、高温耐久性向上に向けた電極スラリーの組成、混合条件は?~
オンライン 開催

開催日

  • 2020年11月25日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 活物質、導電助剤と集電体との結着性を上げる方法
  • 高出力化、高サイクル化、高温耐久性と電極スラリーの組成、混合条件との関係

プログラム

第1部 リチウムイオン電池の市場動向と、材料開発、次世代蓄電池への要求

(2020年11月25日 10:30〜12:00)

 蓄電池の用途が多様化するとともに、国際競争も激化している。なかでも、Liイオン電池は、小型民生用から車載用電源へと利用分野を拡大させている。この電池は、多様な材料・部材との組み合わせが可能で、電池設計の自由度が大きい特徴を有する。
 ここでは、電池の市場動向と、最近の電池材料開発技術に触れ、次世代蓄電池の将来展望について提言する。

  1. 二次電池の市場と高エネルギー密度化の進展
  2. 環境規制と電池高性能化の進展
  3. リチウムイオン電池の高性能化と安全性に対する要求
  4. リチウムイオン電池の熱暴走メカニズム
  5. 各種電池部材の開発マップ
  6. 高付加価値化への一提言
    • 質疑応答

第2部 リチウムイオン電池の電極スラリーの水系プロセスの進展、製造・塗工のポイント

(2020年11月25日 13:00〜16:30)

 リチウムイオン電池の電極は、集電体に活物質を主とするスラリーを塗布して製造される。電極用バインダは、活物質や導電助剤などの粉体を集電体に結着させるために利用されるが、電池の中では電極界面に影響を及ぼし、バインダ種類によって電池性能が大きく変わる。また、スラリーの組成や混合条件でも、電池の出力特性、サイクル寿命、高温耐久性などが変動する。
 ここでは、電池の高性能化に寄与するバインダとスラリーの製造技術、塗工技術などについて取り上げる。

  1. 電極スラリーの混錬技術と連続混合技術
  2. 電極スラリーの製造・塗工技術
  3. 次世代正極材料と正極用バインダ、スラリーの製造技術
    1. 水系バインダを用いたリン酸鉄リチウム正極の開発
    2. 水系バインダを用いた高ニッケル系正極の開発
    3. 無機バインダを被覆した正極材料の開発と水系化プロセス
    4. 各種バインダと硫黄系正極の開発
    5. セルロースナノファイバー複合バインダの開発
  4. 次世代負極材料と負極用バインダ
    1. アクリル系バインダを用いたカーボンSi複合負極の開発
    2. ポリイミド系バインダを用いたSiO負極の開発
    3. 無機系バインダを用いたSi負極の開発
  5. セラミックセパレータと電池の安全性
  6. 今後の展開
    • 質疑応答

講師

  • 向井 孝志
    ATTACCATO合同会社
    代表
  • 池内 勇太
    ATTACCATO合同会社 ATTACCATO和泉分室
    業務執行者 研究室長

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/7 xEV用リチウムイオン電池の輸送規則 オンライン
2024/6/10 塗工 (スロットダイ、グラビア、バー、コンマ) の基礎と応用およびトラブル対策 オンライン
2024/6/12 フィルムの乾燥プロセス技術とトラブル対策 オンライン
2024/6/12 EV用リチウムイオン電池および全固体電池のリサイクル オンライン
2024/6/14 バッテリマネジメントシステムの基礎とバッテリパックの設計手法 オンライン
2024/6/17 リチウムイオン電池の開発方向性と寿命・SOH推定の考え方 オンライン
2024/6/19 電気化学測定の基礎と実験データの解釈のポイント オンライン
2024/6/19 電気自動車におけるバッテリーマネジメントの基礎知識 オンライン
2024/6/19 塗工 (スロットダイ、グラビア、バー、コンマ) の基礎と応用およびトラブル対策 オンライン
2024/6/20 燃料電池、アンモニア、水素を取り巻く最新動向と今後のビジネス・チャンス オンライン
2024/6/24 全固体電池材料の最新動向 オンライン
2024/6/26 フィルムの乾燥プロセス技術とトラブル対策 オンライン
2024/6/27 リチウムイオン電池用正極材料の高容量化に向けた開発、適用と評価 オンライン
2024/6/27 塗工技術 (スロットダイ、グラビア、バー、コンマ) のノウハウ オンライン
2024/6/27 全固体リチウム電池の高性能化に向けた界面制御技術とその評価 オンライン
2024/6/27 塗布・塗工・コーティング 全4セミナー オンライン
2024/6/27 リチウムイオン電池のリサイクル・リユースの動向と今後の展望 オンライン
2024/6/28 バッテリーマネジメント用リチウムイオン電池のインピーダンス測定の考え方 オンライン
2024/7/2 塗装・コーティング現場のゴミ・異物対策実践セミナー 東京都 会場・オンライン
2024/7/2 塗膜強度の不良と欠陥対策セミナー オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版]
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/28 リチウムイオン電池の長期安定利用に向けたマネジメント技術
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ (書籍 + PDF版)
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ
2022/9/16 2022年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望
2022/9/14 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (進歩編)
2022/9/8 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (基礎編 + 進歩編)
2022/9/8 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (基礎編)
2022/8/19 2022年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2022/6/30 二次電池の材料に関する最新技術開発
2022/6/13 LiBメーカー主要7社
2022/6/13 LiBメーカー主要7社 (CD-ROM版)
2022/4/11 世界の車載用LIBのリユース・リサイクル 最新業界レポート