技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

洗浄バリデーションのポイントと残留許容値の設定・評価 (経口固形製剤)

洗浄バリデーションのポイントと残留許容値の設定・評価 (経口固形製剤)

~グルーピング / サンプリングポイント選定 / PDE算出 / DHT・CHT~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年9月25日(水) 12時30分 16時30分

修得知識

  • 洗浄バリデーションの基礎
  • 洗浄バリデーションの法的要件
  • 洗浄バリデーションを実施する上での具体的な方法・要点
  • 毒性学的評価に基づく基準 (PDE)
  • 最近の動向に合わせた洗浄後の残留基準設定方法

プログラム

 洗浄されたと何を持って言えるのか、どうすれば洗浄の清浄度が担保出来るのか。一見単純な洗浄でも、清浄度を担保するとなるといろいろと課題が生じる。担保するための要件はガイドライン (PIC/s GMP アネックス15) に記載さているが、具体的な洗浄バリデーションの進め方や実施方法は実施者に委ねられている。本講演では、ガイドラインに求められている要点、注意点について何故それが必要かを解説し、経口固形製剤を例に具体的なサンプリングポイントの選定方法や実施方法の例を紹介する。
 更に洗浄後の残留基準の最近の動向と基準の設定方法について解説し、毒性学的評価に基づく基準 (PDE) と従来の残留基準 (10ppm、0.1%) との相違や設定方法について解説する。更に実際の毒性データからPDEを計算してみる。

  1. 洗浄バリデーションとは
    1. 国内 (バリデーション基準)
    2. PIC/sや欧米のガイダンス
  2. 洗浄バリデーションの進め方
    1. 交叉汚染防止 (洗浄後の薬物残留量と次製品へのキャリーオーバー) を考える上で大事な事
    2. 何時どの様に対象薬物を設定するか
    3. どんな洗浄剤が選定できるか
    4. バリデーションの省力化
      • どのように薬物や設備のグルーピングをするか (ワーストケースの例)
    5. DHT (ダーティホールドタイム) , CHT (クリーンホールドタイム) の設定
  3. サンプリング方法
    1. サンプリング箇所を設定する上で必要な事 (経口固形製剤)
    2. どんなサンプリング方法があるか
    3. 設備のサンプリングポイントの事例
  4. PIC/s GMPにおける残留許容基準の設定
    1. 残留基準の最近の動向
    2. PDE (許容1日曝露量) とADI (一日許容摂取量) 、ADE (1日曝露許容量) と何が違うか
    3. PDEの算出方法
    4. PDEと従来の基準 (10ppm、0.1%) との違いと次製品への影響
    5. 従来の基準 (10ppm、0.1%) は受け入れられるか
    6. 基準値の設定 (薬物、洗浄剤)
    7. 毒性情報からPDEを計算してみる
  5. 洗浄バリデーションの成立条件
    • 質疑応答

会場

滝野川会館

3F 301集会室

東京都 北区 西ケ原1-23-3
滝野川会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/23 医薬品薬事・申請業務のための英文メディカルライティング基礎講座 オンライン
2024/7/23 非GLP試験での信頼性基準試験におけるリスクベースドアプローチを用いた信頼性保証 オンライン
2024/7/23 医薬品 (外用剤) の開発・製剤設計のポイント オンライン
2024/7/23 体外診断用医薬品の臨床性能試験の進め方と薬事申請対応のポイント 東京都 会場
2024/7/23 半導体デバイスの物理的洗浄手法 オンライン
2024/7/24 海外当局GMP査察に対するプレゼン、翻訳、バックルーム対応 オンライン
2024/7/24 CMC開発での生データの取り方・管理とDI及びQC実施 オンライン
2024/7/24 海外製品導入/導出品のCTD-Q (CMC申請資料) 作成の留意点 オンライン
2024/7/24 医薬品品質リスクマネジメントセミナー オンライン
2024/7/25 凍結乾燥製剤の設計とスケールアップ対策ならびにトラブル防止の具体的ポイント 東京都 会場・オンライン
2024/7/25 癒着防止材の各種外科での選択・使用法と今後求められる製品像 オンライン
2024/7/25 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練/文書管理における逸脱防止のノウハウ オンライン
2024/7/25 脂質ナノ粒子を用いた核酸・遺伝子送達技術の基礎と応用 オンライン
2024/7/25 バリデーション入門 オンライン
2024/7/25 バイオ医薬品 原薬製造工程・セルバンク管理/申請コース オンライン
2024/7/25 バイオ医薬品・再生医療等製品における国内外の規制当局の考え方をふまえたセルバンク管理と申請資料への記載方法 オンライン
2024/7/25 現場事例から学ぶCSV (コンピュータ化システムバリデーション) の基礎と実務理解・考え方 オンライン
2024/7/25 PIC/S GMP Annex Iの観点をふまえたエンドトキシン試験・パイロジェン試験法 オンライン
2024/7/26 精密洗浄の技術動向と装置、材料選定のポイント オンライン
2024/7/26 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/8 ウォータージェット技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/8 ウォータージェット技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/1 ファインバブル (微細泡) 活用技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/1 ファインバブル (微細泡) 活用技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/9/29 先端半導体製造プロセスの最新動向と微細化技術
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法