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電子機器の熱管理のための必要知識と熱設計手法

電子機器の熱管理のための必要知識と熱設計手法

~熱設計に必要な知識・手法を基礎から分かりやすく解説~
東京都 開催 会場 開催 演習付き

概要

本セミナーでは、熱移動・熱抵抗の基礎から、温度上昇の予測方法、熱抵抗の低減手法、熱回路の解析方法など、演習を交えて分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2019年8月27日(火) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 伝熱の基礎
  • 熱抵抗の求め方と利用方法
  • 熱抵抗を利用した熱設計手法
  • 表計算ソフトを利用した熱回路の解析方法

プログラム

 電子機器の熱管理を行うためには、熱移動の基礎を把握した上で、機器の熱抵抗を把握し、場合に応じて熱抵抗を低減する手法を考案することが重要です。
 本講演では、初心者から中級者までを対象に、電子機器の熱管理に必要な、熱移動の基礎を簡単に説明した上で、熱抵抗の計算方法、熱抵抗を用いた機器の温度上昇の予測方法、熱抵抗の低減手法を説明します。さらに、熱抵抗が複雑に絡み合った熱回路を、一般的な表計算ソフトを用いて解析する方法も紹介します。一部、演習問題を交えるなど、実践に結びつく知識を提供します。

  1. 熱移動の基礎 (伝熱の三形態)
    1. 熱伝導
    2. 対流熱伝達
    3. 輻射
  2. 熱抵抗の基礎
    1. 熱伝導の熱抵抗
    2. 対流熱伝達の熱抵抗
    3. 輻射の熱抵抗
  3. 無次元数を利用した熱伝達率の求め方
    1. レイノルズ数とグラスホフ数
    2. プラントル数
    3. ヌセルト数
    4. 熱伝達率の計算の実践 (演習)
  4. 熱抵抗を用いた熱設計
    1. 熱抵抗のつなげ方
    2. 各部位の熱抵抗の低減方法
    3. 機器の熱抵抗の低減方法
  5. 熱回路
    1. 熱回路の解析手法の基礎
    2. 表計算ソフトを利用した熱回路の解析方法
  6. 熱に関する計測の基礎
    1. 熱電対を用いた温度計測の注意点
    2. サーモグラフィーを用いた温度計測の注意点
    3. 熱伝導率計測の注意点
  7. その他 (最新のトピックスなど)
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 畠山 友行
    富山県立大学 工学部 機械システム工学科
    准教授

会場

大田区産業プラザ PiO

6F D会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

持参品

関数電卓 (スマートフォンの関数電卓機能も可) をご持参いただくと、実際に手を動かして熱抵抗を求めながら理解を深めることが可能です。

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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