電波吸収体・電波抑制体設計法・作成例を中心に、具体的な手法のいくつかを示して概説
電波吸収体・電波シールドの材料設計及び評価方法
大阪府 開催
会場 開催
概要
本セミナーでは、電波吸収体・電波抑制体設計法・作成例を中心に具体的な手法を交えて解説いたします。
開催日
-
2015年10月9日(金) 12時30分
~
16時30分
受講対象者
- EMC・ノイズ対策・電磁波吸収・電磁波遮蔽が必要な機器の技術者、品質担当者
- 車載電子機器
- インバータ・コンバータ
- パワーコンディショナ
- 医療機器・ヘルスケア
- モバイル機器
- 高周波無線技術
- 携帯電話
- 無線LAN
- 高速画像伝送
- HDMI
- ETC
- ITS など
- 電磁波吸収・電磁波遮蔽・ノイズ対策が必要な製品の技術者、製造技術者、品質保証担当者
- 電波吸収体の技術者
- 電波抑制で課題を抱えている技術者、担当者
- ノイズ対策・電磁波関連材料に関心のある技術者・研究者・担当部門・初心者など
修得知識
- 電気回路・高周波電気回路
- 電磁波・電波伝搬
- ゴム・誘電体・磁性体の物性
- 複合体の作り方
プログラム
電波吸収体及び、電波抑制体 (電磁波シールド) は今では無線LAN (2~60GHz) 、携帯電話、スマートフォン (800MHz~2GHz) 、Bluetooth (2.4GHz) 、電力線通信 (~2GHz) 、実用化したETC (Electronic Toll Collection、自動料金支払いシステム、5.8GHz) や、自動改札システム (13.56MHz) 、自動車衝突防止システム (Intelligent Transport Systems、高度道路交通システム、~76GHz) のような高周波帯域の電磁波が利用され始めている。それらに伴い、高周波領域における電磁波環境が悪化し電子機器の誤動作や情報漏洩などに対する電磁波障害対策が新たに求められている。
無線LANから自動車衝突防止システムまで使用される周波数、電波種に従って電波吸収体材料及び電波吸収構造が変化している。その目的を達成するための電波吸収体・電波抑制体設計法・作成例を中心に述べる。そして、具体的な手法のいくつかを示して、概説する。
- 電波吸収体の応用例
- TVゴーストとは?レーダ偽像とは?高性能アンテナに使用される電波吸収体とは?電子レンジのどこに電波吸収体がつかわれているのか?
- 高速道路のETC (高速道路料金自動課金システム) とは?無線LANとは?
- ITS、衝突防止機構とは?電力線通信 (PLC) とは?ノイズ対策にどのように電波吸収体が使われるのか?携帯電話のどこに電波吸収体が使われるのか?
- 電波吸収とは?
- 空間をどのように電波は伝播するのか?
- 界面で電波はどのように反射するのか?TE波、TM波、円偏波の場合の違い。
- 電波が物質に入射するときの反射、吸収、透過は、材料は電波をどのようにして吸収するのか?電波吸収と電波シールドの違いは?傾斜型 (誘電体) 電波吸収体とは?
- 導電性電波吸収体とは?
- 空間で使用する電波吸収体の設計 (遠方界) とは?
- 材料定数をどのようにして測るのか?~同軸導波管法 (400MHz~23GHz) を例にして~
- 同軸導波管法の基準測定が重要、空気をどの様にして測るのか?
- 空洞共振器法とは?
- 空間法 (~110GHz) による材料定数の測定とは?
- ゴム (EPDM) と磁性 (鉄粉) ・誘電性 (酸化チタン) 複合体はいかに作るのか?
- EPDM/ (鉄粉) (酸化チタン) 複合体の1GHz~18GHzの複素透磁率
- 複素誘電率はいかなる値 (この値によって電波吸収特性の全てが決まる)
- ETC (5.8GHz) 使用のゴム・磁性/誘電性複合体の試料厚みはいくら?
- 自由空間による電波吸収特性 (反射損失、中心周波数) はいかに測るのか?
- ゴム試料の試料方向による電波吸収特性は違うのか?
- 自由空間TE波斜入射特性とは?
- 自由空間TM波斜入射特性とは?
- 自由空間円偏波斜入射特性とは?
- 短冊状構造でETC電波吸収体ができるのか?できたら、軽量化が可能!
- フェライト添加アクリル、カーボン添加エポキシでもETC電波吸収体ができる。
- 電波抑制 (シールド) シートの設計法 (近傍界) とは?
- まず、磁性シート、誘電性シート、磁性・誘電性シートの複素透磁率・複素誘電率の高周波特性評価
- 近傍界測定法:イントラ・デカップリング・レシオ (ITDR) 測定法、インター・デカップリング・レシオ (IDR) 測定法、トランスミッション・アッテネーション・パワー・レシオ (TAPR) 測定法、ラジエ-ション・スプレッション・レシオ測定法
- TAPR法による誘電体薄膜薄の評価, 磁性体薄膜の評価
会場
大阪産業創造館 5F 研修室E
大阪府
大阪市
中央区本町1丁目4-5
主催
お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。
お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
割引特典について
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- 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
- 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
- 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)