技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

炭素ナノ繊維 (CNF) の合成・構造制御と 環境・エネルギー分野への応用

炭素ナノ繊維 (CNF) の合成・構造制御と 環境・エネルギー分野への応用

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、炭素ナノ繊維の歴史、合成法、構造解析および構造制御法、エネルギーおよび環境デバイス用材料としては応用について解説し、エネルギーデバイスとしては、Li-ion電池用負極材、キャパシタおよび燃料電池用触媒担体としての応用を主に紹介いたします。また環境デバイス用応用としては、SOx、NOxおよびHCHOの除去とグリーン化学用触媒担体等も詳細に紹介いたします。

開催日

  • 2015年4月17日(金) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 大学卒業者レベルまたは炭素材に興味を持つ方

修得知識

  • 炭素ナノ繊維の合成法 (収率・組織制御法等)
  • 炭素ナノ繊維の正確な構造および構造の制御法
  • エネルギー・環境デバイス材として炭素ナノ繊維の長所と短所

プログラム

 炭素ナノ繊維 (CNF:carbon nanofiber) はCNT (carbon nanotube) と共にナノ繊維状炭素を代表する物質である。CNTに較べて生産性が高く、多様な表面と構造を有するため、導電剤としての応用と共にエネルギー・環境デバイス用の触媒担体として既に応用されている。

  1. CNF (CNF:carbon nanofiber・カーボンナノファイバー) 概論
    1. CNFとは (CNTとの区別)
    2. CNFの開発歴史
    3. CNFのコスト、市場および生産メーカ
  2. CNFの合成と構造
    1. CNFの合成法
      1. 一般合成法
      2. 排ガスを用いた合成法
    2. CNFの構造
      1. CNFの単位構造
      2. TCNF (CNT) の構造
  3. CNFの改質
    1. CNFの高表面積化
      1. CNFの活性化
      2. CNFメゾ孔化
    2. CNFの複合化
    3. CNFからグラフェンの調製
  4. CNFの応用
    1. 電池・キャパシタ材としての応用
      1. CNFのLi-ion電池への応用
      2. CNFのキャパシタへの応用
      3. CNFのエアー電池用電極としての応用
    2. CNFの燃料電池用触媒担体としての応用
      1. DMFC用担体としての応用
      2. PEMFC用触媒担体としての応用
    3. CNFのグリーン合成触媒担体としての応用
    4. CNFを用いたField Emissionへの応用
    5. CNFの導電材としての応用
    6. その他の応用
  5. おわり
    • 質疑応答

講師

  • 尹 聖昊
    九州大学 先導物質化学研究所
    教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/6 ナノカーボン材料 (カーボンナノチューブ・グラフェン) の分散技術・凝集制御における物理化学の基礎と分散状態の観察・評価 オンライン
2024/6/11 高分子複合材料のレオロジーとメカニズムに基づく材料設計 オンライン
2024/6/12 熱硬化性樹脂複合材料 (GFRP & CFRP) の基礎とリサイクル技術 オンライン
2024/6/18 ナノカーボン材料 (カーボンナノチューブ・グラフェン) の分散技術・凝集制御における物理化学の基礎と分散状態の観察・評価 オンライン
2024/6/19 電気化学測定の基礎と実験データの解釈のポイント オンライン
2024/6/20 燃料電池、アンモニア、水素を取り巻く最新動向と今後のビジネス・チャンス オンライン
2024/6/24 全固体電池材料の最新動向 オンライン
2024/6/27 リチウムイオン電池用正極材料の高容量化に向けた開発、適用と評価 オンライン
2024/6/27 プラスチックの力学特性と評価方法および複合化による改善手法 オンライン
2024/6/27 全固体リチウム電池の高性能化に向けた界面制御技術とその評価 オンライン
2024/6/28 バッテリーマネジメント用リチウムイオン電池のインピーダンス測定の考え方 オンライン
2024/6/28 次世代キャパシタ・高速蓄電デバイスの進化 オンライン
2024/7/2 全固体リチウム電池の高性能化に向けた界面制御技術とその評価 オンライン
2024/7/4 電子部品の特性とノウハウ (2日間) オンライン
2024/7/4 電子部品の特性とノウハウ (1) オンライン
2024/7/8 リチウムイオン電池材料、次世代電池の開発ポイント オンライン
2024/7/10 LiB電極作製におけるウエットプロセスとドライプロセス オンライン
2024/7/16 CO2還元触媒、その周辺技術の設計と評価 オンライン
2024/7/16 LiB電極作製におけるウエットプロセスとドライプロセス オンライン
2024/7/19 レドックスフロー電池の基礎と開発動向および定置型蓄電池応用実証の取り組み オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版]
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2022/9/16 2022年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望
2022/8/19 2022年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2022/6/30 二次電池の材料に関する最新技術開発
2022/6/28 GFRP & CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発
2022/6/17 2022年版 電子部品市場・技術の実態と将来展望
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/2/18 2022年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2022/1/20 脱炭素へ、EVの役割と電池・原材料の安定供給 2030/35年モデルと諸問題の検証
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/12/10 2022年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2021/8/20 2021年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2021/8/2 CFRP (炭素繊維強化プラスチック) 〔2021年版〕 (CD-ROM版)