電気化学の必須知識と電気化学測定の実際と応用
~溶液内化学平衡の理解・実践&電気化学測定の製品・技術開発への活用~
東京都 開催
会場 開催
概要
本セミナーでは、溶液内化学平衡について解説し、これを基にした電気化学測定法の原理とその実際について解説いたします。
開催日
-
2014年11月25日(火) 10時30分
~
16時30分
受講対象者
- 電気化学測定に携わる研究者、技術者など
- 電気化学測定に関わる製品の技術開発に携わる研究者、技術者
修得知識
- 酸化還元の基礎
- 起電力とはなにか
- 電気測定法の実際
プログラム
電気化学には酸化還元平衡をはじめとして様々な溶液内化学平衡が含まれるが、電池、鍍金などの電気化学の応用分野では、溶液内化学平衡の理解と実践が意外と軽視されている。本セミナーでは、溶液内化学平衡について解説し、これを基にした電気化学測定法 (ポテンシオメトリー,アンペロメトリー,ボルタンメトリー,クーロメトリーなど) の原理とその実際について述べる。最後には、電池や光電池についても、我々の研究を含めて述べたい。
- 酸化還元平衡
- 酸化反応と還元反応
- 電気化学ポテンシャル
- 電池と起電力
- 標準電極電位
- ネルンストの式
- 分配平衡と膜平衡
- 分配平衡
- 膜平衡
- pH電極
- イオン選択性電極
- 電気化学測定法の原理と実際
- ポテンシオメトリー (電位差測定法)
- 原理:起電力の発生
- 装置 (指示電極、参照電極、セル)
- 実例 (酸化還元滴定、pH滴定など)
- アンペロメトリー (電流測定法)
- 原理:電流の発生
- 装置 (ポテンシオスタット、作用電極、参照電極、電解セル)
- 実例 (フェロシアンイオンの定量、酵素電極によるOHラジカルの定量)
- ボルタンメトリー
- 原理:電極反応と電流―電位曲線
- 装置 (ポテンシオスタット、作用電極、参照電極、電解セル)
- 各種のボルタンメトリー
- ポーラログラフィー、サイクリックボルタンメトリー、微分パルスボルタンメトリーなど) とその実例
- クーロメトリー
- 原理:電気量の測定
- 装置 (ポテンシオスタット、作用電極、参照電極、電解セル)
- フロークーロメトリーとその実例
- 電池および光電池
- 化学電池と物理電池
- 電池の種類とその発電原理
- 一次電池 (ボルタの電池、ダニエル電池、マンガン乾電池、など)
- 二次電池 (鉛蓄電池、リチウムイオン電池、ニッケル・カドミウム電池など)
- 燃料電池
- 光電池
- 物理電池 (シリコン型太陽電池、色素増感電池)
- フラーレンを用いる光電気化学蓄電池 (講演者からの話題)
講師
樋上 照男 氏
信州大学 理学部 化学科 構造・計測化学
教授
主催
お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。
お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
:
22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)
複数名同時受講の割引特典について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
- 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
- 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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- 他の割引は併用できません。