技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リチウムイオン電池の特性評価法の基礎

リチウムイオン電池の特性評価法の基礎

~充放電特性の解析、交流インピーダンス測定など~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、インピーダンス法を用いたリチウムイオン二次電池の特性評価について基礎から応答スペクトルの解析など詳解するいたします。

開催日

  • 2014年7月22日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • リチウムイオン電池に関連する技術者、品質担当者

修得知識

  • 電池反応の基礎
  • リチウムイオン二次電池の仕組
  • 充放電特性の見方
  • インピーダンス法から得られるスペクトルの意味
  • 電池状態把握の診断用としての有用性

プログラム

 モバイル機器用途から、定置型蓄電、車などの大型用途まで、リチウム二次電池の市場はさらに広がりを見せています。そのために、リチウム二次電池の状態把握、安全性の確保がとても重要な開発課題になっています。
 そこでこの度、新規参入企業や新たに研究を始められた初学者にも分かりやすいように、リチウムイオン二次電池の特性評価法、特に充放電曲線の解析、インピーダンス特性・評価について基礎からじっくりと解説します。最新の開発測定法も紹介し、周辺の研究課題を明らかにします。 最初に、リチウム二次電池を理解する上で、少なくとも必要である基礎概念の解説を行います。次に、特性評価のために汎用されている充電放電曲線、サイクリックボルタモグラムの直流法と比較しながら、交流インピーダンス法の解説とその応答スペクトルの解説も行います。講義終了後には、受講者の講演内容に関するご質問に可能な範囲で回答いたします。

  1. 電池反応の基礎
    1. 反応の基礎概念
      1. 酸化還元電位、ネルンストの式、電気二重層、出力電位、
      2. ガスー格子モデル
      3. 電極反応とは、過電圧、分極
    2. 電極反応速度
    3. リチウムイオンの拡散過程
  2. 直流各種評価法
    1. 充放電曲線 (エネルギー密度、レート特性)
    2. サイクリックボルタンメトリー
    3. パルス法
  3. 交流インピーダンス評価法
    1. 測定法
      1. FRIと高速フリーリエ変換法 (FFT) の特徴
      2. 評価モデル等価回路
      3. 活物質球状粒子表面上膜 (SEI) 界面と等価回路
      4. 固体粒子/電解液界面での各種パラメータ
      5. 最近の報告例のいくつか
    2. 求められたインピーダンススペクトル (EIS)
      1. EISの温度、およびSOC依存性
      2. 3D表示化
      3. 劣化診断の可能性
  4. おわりに

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/30 EVを始めとした次世代自動車の普及展望とリチウム、コバルトなどLiB用金属資源の今後 オンライン
2024/5/30 洋上風力発電を取り巻く最新動向と今後の事業戦略 東京都 会場・オンライン
2024/5/30 e-fuelはモビリティー脱炭素化の切り札となるか オンライン
2024/5/31 リチウムイオン電池電極スラリーの分散、混練技術とその最適化 オンライン
2024/5/31 xEV用リチウムイオン電池の輸送規則 オンライン
2024/6/4 核融合炉 (フュージョン・エネルギー) の最新動向と構成材料の課題 オンライン
2024/6/4 容量市場・需給調整市場の基礎と最前線論点 (全2回) 会場・オンライン
2024/6/4 ゼロから学ぶ電気事業と需給調整市場 東京都 会場・オンライン
2024/6/4 欧州のxEV及び電池業界動向 東京都 オンライン
2024/6/7 xEV用リチウムイオン電池の輸送規則 オンライン
2024/6/11 リチウムイオン電池の基礎と性能・安全性評価手法 オンライン
2024/6/12 EV用リチウムイオン電池および全固体電池のリサイクル オンライン
2024/6/13 洋上風力発電を取り巻く最新動向と今後の事業戦略 オンライン
2024/6/14 バッテリマネジメントシステムの基礎とバッテリパックの設計手法 オンライン
2024/6/17 リチウムイオン電池の開発方向性と寿命・SOH推定の考え方 オンライン
2024/6/17 中高温用蓄熱技術の最前線 オンライン
2024/6/17 国内浮体式洋上風力の今後の展開とサプライチェーン展望 東京都 会場・オンライン
2024/6/19 電気化学測定の基礎と実験データの解釈のポイント オンライン
2024/6/19 電気自動車におけるバッテリーマネジメントの基礎知識 オンライン
2024/6/20 燃料電池、アンモニア、水素を取り巻く最新動向と今後のビジネス・チャンス オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/9/30 水素の製造とその輸送、貯蔵、利用技術
2022/9/16 2022年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望
2022/9/14 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (進歩編)
2022/9/8 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (基礎編)
2022/9/8 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (基礎編 + 進歩編)
2022/8/19 2022年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2022/7/15 2022年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2022/6/30 二次電池の材料に関する最新技術開発
2022/6/13 LiBメーカー主要7社 (CD-ROM版)
2022/6/13 LiBメーカー主要7社
2022/4/11 世界の車載用LIBのリユース・リサイクル 最新業界レポート
2022/3/9 EV用リチウムイオン電池と原材料・部材のサプライチェーン (書籍版)
2022/3/9 EV用リチウムイオン電池と原材料・部材のサプライチェーン (書籍 + PDF版)
2022/2/18 2022年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2022/2/4 世界のxEV、車載用LIB・LIB材料 最新業界レポート
2022/1/21 2022年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2022/1/20 脱炭素へ、EVの役割と電池・原材料の安定供給 2030/35年モデルと諸問題の検証
2021/12/16 カーボンニュートラルに向けた中低温産業排熱の最新利用技術と実践例
2021/12/10 2022年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2021/11/19 世界のカーボンニュートラル燃料 最新業界レポート