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プラスチック成形品の劣化・破壊メカニズムと破面の特徴

プラスチック成形品の劣化・破壊メカニズムと破面の特徴

オンライン 開催

視聴期間は2024年7月26日〜31日を予定しております。
お申し込みは2024年7月29日まで承ります。

配信期間

  • 2024年7月29日(月) 13時00分2024年7月31日(水) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2024年7月29日(月) 13時00分

修得知識

  • プラスチック成形品の劣化に対応した品質管理の考え方
  • プラスチック成形品のトラブル対策
  • プラスチック成形品の破壊破面から劣化現象を推定する方法

プログラム

 プラスチック成形加工品の劣化と破壊について、設計時の考え方、劣化に至るプロセスと実際に起こりやすい劣化現象およびその実例を紹介します。また破壊した破面を観察することで劣化要因を推定する方法をご紹介します。

  1. はじめに
    1. 受講対象・レベル
    2. 習得できる知識
    3. 講座の主旨
  2. プラスチック成形品の品質管理の考え方と不具合対策の実施
    1. プラスチック成形品が完成するまでの流れ
    2. 材料における長期耐久性について
    3. プラスチック成形品の品質管理スキーム
    4. トラブル発生時のクレームの流れ
    5. トラブル発生時の解決の流れ (理想)
  3. 材料設計と劣化およびトラブル発生に対する考え方
    1. プラスチック成形品の材料設計の考え方
    2. 材料/設計ミスマッチのトラブル発生条件
    3. 成形品の経時劣化と機能低下 (1、2)
    4. プラスチック成形品の劣化因子分類 (1、2)
    5. プラスチック成形品の劣化現象一覧
  4. 劣化の評価方法の一例 (暗所黄変試験) とその基準
    1. 劣化による変色
    2. 暗所黄変試験 〜耐熱性・耐候性〜
    3. 色差 (変色度) の指標
    4. 暗所黄変試験 〜耐水性〜
  5. 実際の製品で発生する劣化現象の要因別割合
    1. 実際の製品で発生する劣化の要因別割合
    2. 劣化因子分類からの対策
    3. 材料設計面からの対策
  6. 環境応力割れ現象と、その破面の特徴
    1. 環境応力割れ現象とは (1、2、3、4、5、6)
    2. 環境応力割れのメカニズム (1、2、3)
    3. ストレスクラック/ソルベントクラックとの違い (1、2、3、4、5)
    4. 破面の特徴 (1、2、3)
  7. 劣化の検出方法 〜ケミルミネッセンスアナライザー〜
    1. 極微弱発光検出装置:ケミルミネッセンスアナライザー
    2. CCDによるケミルミのイメージ
    3. 酸化反応由来の微弱発光生成機構
    4. 酸化すると光る現象
    5. 早く劣化検出ができる評価方法の順序
  8. プラスチック成形部材の劣化事例と対策
    1. ABS樹脂の環境応力割れと対策 (1、2、3)
    2. アクリル樹脂のウエルドライン疲労割れと対策
    3. ABS樹脂のウエルドライン割れ
    4. PPE樹脂の環境応力割れと対策
    5. 塩ビ樹脂からの可塑剤の移行と対策
    6. POM樹脂の加水分解と対策
    7. 劣化事例のまとめ一覧表
  9. おわりに
    1. トラブル発生時の解決の流れ (現実)
    2. 劣化対策の実施変遷例
    3. 健全なプラスチック部材のための検討体制
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)
複数名
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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

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  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年7月26日〜31日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

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