技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

品質不正事案を踏まえたGMP手順書および記録書の管理体制の見直し

品質不正事案を踏まえたGMP手順書および記録書の管理体制の見直し

~文書管理手順書の見直し・逸脱管理手順書の見直し・変更管理手順書の見直し・自己点検手順書の見直し・教育訓練手順書の見直し・記録書のチェック~
オンライン 開催

視聴期間は2024年7月22日〜8月2日を予定しております。
お申し込みは2024年7月22日まで承ります。

開催日

  • 2024年7月22日(月) 10時30分 2024年8月2日(金) 16時30分

修得知識

  • PQSの基礎
  • QRMの基礎
  • DIの基礎
  • 品質不正を起こさないための防止策

プログラム

 改正GMP省令は、承認事項の遵守、医薬品品質システム (PQS) の構築と実践、データインティグリティ (DI) 等を要請している。医薬品関連事業者にとっては品質不正問題を起こさないために、患者さんに健康リスクを負わさないために既存手順書類や記録書に何が不足しているかを見直すよい機会である。
 本講では既存手順書類・記録書の見直しポイントとあるべき姿について考察する。

  1. PQS (医薬品品質システム) とQRM (品質リスクマネジメント) のおさらい
    1. 我が国GMPの変遷
    2. 医薬関連事業者等の責務
    3. PQSの実践で責務を遂行
    4. PQSの実効性は「検証」されなければならない
    5. PQSの実効性はKPI (重要業績指標) で評価
    6. 変更は「起きる」+「起こすもの」
    7. 変化する現実世界には適応力 (QRM) が必要
  2. 品質不正事案はなぜ起きる?
    1. GMPの基本は記録 (証拠) を残すこと
    2. PQSの適切性評価にDIは必須要件
    3. 品質不正事案を誘発する要因
    4. 品質不正に対する行政の対応策
    5. コミュニケーションに不備があれば
    6. DIは経営者の責務
  3. 文書管理手順書の見直し
    1. 公文書化の手続きは大丈夫?
    2. 文書の発行ルールは大丈夫?
    3. 文書の配布と回収ルールは大丈夫?
    4. 文書の保管管理は大丈夫?
    5. アクセス性は確保されている?
  4. 逸脱管理手順書の見直し
    1. そもそも、逸脱管理の目的とは?
    2. 「逸脱 (Deviation) 」とはどういう現象?
    3. 現場では「小さい異常」は日常茶飯事
    4. 「小さい異常」を常態化させないのが肝要
    5. 異常と逸脱は分けて考えた方が良い
  5. 変更管理手順書の見直し
    1. なぜ変更管理システムが機能しない?
    2. 作業者自身、変更の影響に無知だと
    3. 技術力不足による変更不首尾事例
    4. 変更管理責任者とQAが考察すること
  6. 自己点検手順書の見直し
    1. チェックシート方式の問題点
    2. 点検員に要求される資質
  7. 教育訓練手順書の見直し
    1. 教育訓練の実効性の評価が求められている
    2. 知識管理とは?
    3. PQSのためにあるべき教育訓練像
    4. 知識管理は集合教育の見直しから
  8. 記録書の留意点
    1. そもそもDIとは
    2. 記録書に関する要請事項
  9. 記録書のチェック
    1. 故意のデータ改竄/捏造の防止策
    2. 記録のダブルチェック
    3. コンピュータの管理手順が必要
    4. 電子的記録への要請事項
    5. サイトQAの業務
    6. ALCOA+は5ゲン (現場、現物、現実、原理、原則) で確認
    7. 生データそのものの信頼性は大丈夫?
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 36,200円 (税別) / 39,820円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,200円(税別) / 39,820円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2024年7月22日〜8月2日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/19 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2024/12/19 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン
2024/12/19 造粒・打錠・コーティング製造技術とスケールアップ/打錠障害・品質異変の防止・対策 オンライン
2024/12/19 医薬品製造施設 (バイオ、合成原薬、固形製剤、無菌製剤) の構造設備に関わるGMP講座 オンライン
2024/12/20 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2024/12/20 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2024/12/20 ソーシャルリスニングからの患者さんの声の事例紹介と活用のためのワークショップ体験 東京都 会場
2024/12/20 医療機器プログラムにおける該当性判断のポイントと事業化への留意点 オンライン
2024/12/20 医薬品開発段階での処方・製法変更におけるBE試験の考え方と生物学的同等性確保のための開発戦略 オンライン
2024/12/20 ペプチド医薬品の疾患別事例からみる市場性およびペプチドの合成・分析のポイント オンライン
2024/12/23 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2024/12/23 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2024/12/23 PIC/Sを踏まえた治験薬GMPガイドラインと運用上の注意点および三極 (日米欧) 規制の解説 オンライン
2024/12/23 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2024/12/23 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2024/12/23 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2024/12/24 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2024/12/24 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2024/12/24 核酸医薬品の品質管理および分析・評価のポイント オンライン
2024/12/24 体外診断用医薬品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座
2007/3/16 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書