技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リチウムイオン電池の基礎と高性能化を実現する最新技術

リチウムイオン電池の基礎と高性能化を実現する最新技術

オンライン 開催

視聴期間は2024年1月29日〜2月9日を予定しております。
お申し込みは2024年2月7日まで承ります。

概要

本セミナーでは、バッテリーの性能向上に有益であるシリコンナノ粒子への低コストかつ簡易な微細加工技術について解説いたします。
また、リチウムイオン系二次電池の蓄電容量と充放電サイクル寿命等の性能面の向上を目指す実用化に向けた要素技術について解説いたします。

開催日

  • 2024年2月7日(水) 9時00分 2024年2月9日(金) 23時59分

受講対象者

  • バッテリーの製造、性能検証、材料の量産化に関わる方
  • 既存材料をバッテリー用途に展開したい方
  • バッテリー用負極材料を検討している方

修得知識

  • シリコン負極の基礎
  • シリコンナノ粒子表面への微細加工技術
  • 蓄電容量を向上させるシリコン負極への機能性付加技術
  • 充放電サイクル寿命を向上させるシリコン負極への機能性付加技術

プログラム

 温室効果ガスの削減は地球規模の課題であり、2015年にパリ協定が締結されています。その中で、日本は中期目標として2030年の温室効果ガスを2013年度の水準から26%削減することを目標に定めています。この目標を達成するためには、様々な用途で広く利用されているリチウムイオン系二次電池であるバッテリーの高性能化が急務であり、2030年にかけてバッテリーの需要拡大が見込まれている状況下において世界規模で推進されている電気自動車等の普及に向けた高性能バッテリーの開発が必要となります。
 本セミナーでは、カーボンニュートラル社会の実現ならびにSDGsの達成に必須となるバッテリーの性能向上に有益であるシリコン材料への微細加工技術、特に最新技術であるシリコンナノ粒子への低コストかつ簡易な微細加工技術について解説します。さらに、リチウムイオン系二次電池の蓄電容量と充放電サイクル寿命等の性能面の向上を目指す実用化に向けた要素技術について解説します。

  1. リチウムイオン電池の動向と課題
    1. リチウムイオン電池の動向
    2. リチウムイオン電池への要求
    3. リチウムイオン電池材料の開発状況
  2. シリコン負極の課題
    1. リチウムシリコン合金によるシリコンの体積膨張
    2. シリコンの体積膨張による保護被覆層 (固体電解質界面 (SEI) 層) の影響
    3. シリコンと黒鉛の配合比率による蓄電容量の影響
    4. シリコンと黒鉛の配合比率による充放電サイクル寿命の影響
  3. シリコン負極の製造技術
    1. シリコンナノ粒子表面への細孔構造創製技術
    2. シリコンナノ粒子表面への金平糖構造創製技術
    3. 表面加工したシリコンナノ粒子への不純物添加技術
    4. 表面加工したシリコンナノ粒子への金属被覆技術
    5. 表面加工したシリコンナノ粒子への2次元材料被覆技術
    6. 電極スラリーの製造技術
    7. 集電体への塗工技術
  4. シリコン負極の基礎物性評価
    1. 表面加工したシリコンナノ粒子の表面形態と多孔度
    2. 表面加工および不純物添加したシリコンナノ粒子の表面形態と多孔度
    3. 表面加工および不純物添加したシリコンナノ粒子の添加濃度と導電性
    4. 表面加工および金属被覆したシリコンナノ粒子の表面形態と多孔度
    5. 表面加工および金属被覆したシリコンナノ粒子の添加濃度と界面抵抗
    6. 表面加工および2次元材料被覆したシリコンナノ粒子の表面形態と多孔度
    7. 表面加工および2次元材料被覆したシリコンナノ粒子の電気伝導性
  5. シリコン負極を用いたリチウムイオン電池の性能評価
    1. シリコン負極の微粉化による蓄電容量と充放電サイクル寿命の影響
    2. 不純物添加したシリコン負極による蓄電容量の影響
    3. 金属被覆したシリコン負極による充放電サイクル寿命の影響
    4. 2次元材料被覆したシリコン負極による充放電サイクル寿命の影響
    5. シリコン/黒鉛複合負極の配合比率による蓄電容量と充放電サイクル寿命の影響
  6. 今後の展望

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年1月29日〜2月9日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2014/11/25 リチウムイオン電池〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/11/25 リチウムイオン電池〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/11/21 2015年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2014/8/29 2014年版 風力発電市場・技術の実態と将来展望
2014/7/25 2014年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 燃料電池車 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/15 燃料電池車 技術開発実態分析調査報告書
2014/1/6 Liイオン電池の規格・特性試験・安全性試験・輸送手順
2013/12/13 2014年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2013/9/27 リチウムイオン2次電池の革新技術と次世代2次電池の最新技術
2013/5/24 分散型電源導入系統の電力品質安定化技術
2013/5/17 2013年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2013/4/15 リチウムイオン電池 製品・材料・用途別トレンド 2013
2013/4/5 2013年版 キャパシタ市場・部材の実態と将来展望
2013/3/30 電池の充放電技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/3/30 電池の充放電技術 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/20 導電・絶縁材料の電気および熱伝導特性制御
2013/1/8 LiB構成材料の技術・コスト分析と市場動向 2013