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自動車における接着・接合/マルチマテリアル化の現状・課題と今後の展望

自動車における接着・接合/マルチマテリアル化の現状・課題と今後の展望

~マルチマテリアル車体の動向、材料の適材適所の考え方 / どこの部位にどの材料を適用するのがよいのか? / 2050年のカーボンニュートラルに向けて、CO2規制強化、電動車両化、自動車の軽量化へ~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、マルチマテリアル車体の動向、材料の適材適所の考え方、キー技術である接合技術、同種材・異種材接合について解説いたします。
また、今後の動向として、材料、接合、構造について説明いたします。

開催日

  • 2023年7月18日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 車体構造の部位・部品の要求特性
  • 部品特性と材料との関係
  • 接合技術とその課題と対応
    • 強度発現
    • ガルバニック腐食
    • 熱変形
  • 今後の材料
  • 接合技術
  • 車体構造の動向

プログラム

 2050年のカーボンニュートラルに向けて、CO2規制強化、電動車両の増加や自動車の軽量化のニーズが高く、その方策として自動車の車体のマルチマテリアル化が拡大している。
 今回、マルチマテリアル車体の動向、材料の適材適所の考え方、すなわちどこの部位、どの材料を適用するのがよいのかを解説するのと、キー技術である接合技術について、同種材、異種材接合について紹介するとともに課題等について説明する。さらに、今後の動向として、材料、接合、構造について説明する。

  1. マルチマテリアル化の背景
    1. 軽量化の必要性
      1. CO2規制
      2. 電動車両の動向
    2. 軽量化手法
      1. 構造合理化
      2. 工法による軽量化
      3. 材料置換
      4. 軽量化とコスト
  2. マルチマテリアル化への最新動向
    1. マルチマテリアル車体の目的と形態
    2. マルチマテリアル車体の変遷
    3. マルチマテリアル車体生産台数と車両販売価格
    4. 各地域OEMの動向
      1. 欧州OEMの動向
        • Audi
        • BMW
        • ベンツ
      2. 北米OEMの動向
        • GM
        • FORD
      3. 国内OEMの動向
        • トヨタ
        • 日産
        • ホンダ
  3. 自動車の車体構造
    1. 車体部位ごとの要求性能
      1. 外板
      2. 内板
      3. 車体骨格部材
    2. 要求性能と材料と適用部位の関係
      1. ハイテン材と各性能と適用部位
      2. アルミ二ウムと各性能と適用部位
      3. 樹脂と各性能と適用部位
      4. CFRP と各性能と適用部位
      5. Mgと各性能と適用部位
  4. 接合技術
    1. 同種材接合
      1. ハイテン材接合
      2. アルミ二ウム接合
      3. 樹脂接合
      4. CFRP接合
    2. 異種材料接合
      1. 鉄とアルミ接合
        • 機械的締結
        • 溶融接合
      2. 金属と樹脂接合
        • 機械的接合
        • 水素結合
        • 化学結合
        • アンカー効果
      3. CFRPと金属
    3. ガルバニック腐食
      1. GC評価法
      2. GC対応策
    4. 熱変形
      1. 熱変形対応策
  5. 今後の動向
    1. 材料の動向
      1. ハイテン材の動向
        • 革新鋼板
        • グリーン鋼板
      2. アルミ二ウムの動向
        • 革新アルミニウム
      3. CFRPの動向
        • 革新炭素繊維
    2. 接合の動向
    3. マルチマテリアル車体の今後
  6. まとめ
    • 質疑応答

主催

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: 34,700円 (税別) / 38,170円 (税込)
複数名
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複数名受講割引

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    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
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