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ヒューマンエラーの発生メカニズムと防止対策

ヒューマンエラーの発生メカニズムと防止対策

~倦まず弛まず諦めず知恵と工夫~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ヒューマンエラーの基礎から解説し、ものづくりの思想から生まれたヒューマンエラー防止策を、事例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2021年9月10日(金) 13時00分 17時00分

プログラム

 ヒューマンエラーは、たった一つのミスが原因ではなく、いくつかが連鎖して生じます。その連鎖を断ち切る仕組みが必要です。ものづくりの現場では、作業を単純化、標準化して、分業させることが生産性や品質の向上と信じられていました。それがコミュニケーション不足を生み、互いの不信感などが増長して働く職場での疎外感などをもたらし、エラーを生み出しました。しかし、講師が在籍した企業で誕生したセル生産方式では、正規・非正規社員を問わず生産性は向上し、ヒューマンエラーは大きく減少しました。人の意欲と、人を支える生産システムがもたらしたものです。
 デジタル化が進んでも、ゆるぎないエラー防止ができる職場を築くのは人です。働く人の再教育とリーダーのコミュニケーションの取り方が鍵です。航空機事故防止のために考えられたSHELモデルから発生要因を分析すると、ヒューマンエラー防止にはものづくりから生まれた基本の手法が当てはまります。目で見る管理、ポカヨケなど不易流行の施策をベースに、組織の内のコミュニケーションを充実させてエラーの連鎖を断ち切りましょう。
 ものづくり現場の人材教育や指導の経験を踏まえて、本講座では、仕事の現場で役立つヒューマンエラー防止策について体験を交えて解説します。御多忙の方でお時間が取れない方のために半日で受講できる内容と致しました。

  1. 企業を揺るがすヒューマンエラー
    1. 「もったいない」は経営の重要キーワード
    2. 安全と品質は経営の両輪
    3. 企業風土や体質がエラーを誘発
  2. SHELでヒューマンエラーの要因を考える
    1. エラーは連鎖して生じる
    2. SHELモデルとは
    3. 過去の事故をSHELで要因分析する
  3. SHELで考えるヒューマンエラー防止策
    1. 生産方式がエラー発生率を低減
    2. 目で見る管理や整理整頓の活かし方
    3. 正常と異常の違いを見つけてポカヨケ
    4. 日本が誇る脳を活性化する指差呼称
    5. 再開時には立ち止まって周囲を見る
    6. デジタル化で作業者に安心感
    7. 意味のあるダブルチェック
    8. 規則違反を正すのは企業風土
  4. リーダーのコミュニケーション
    1. コミュニケーションのコツ
    2. チームマネジメントの勘所
    3. 人の声に耳を傾けて承認
  5. おわりに
    1. 築づくも瓦解させるも 全ては人

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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