技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

スマートラボラトリ (デジタルラボラトリ) の最新動向と材料研究への導入事例

Zoomを使ったライブ配信セミナー

スマートラボラトリ (デジタルラボラトリ) の最新動向と材料研究への導入事例

~ロボット・AI・ケモインフォマティクス・研究者を組み合わせ、最大成果を効率的に生みだす現場へ~
オンライン 開催

概要

AI・ロボット・研究者が協働し、効率的に最大の成果を生み出すデジタルラボラトリ (スマートラボラトリ) 。
本セミナーでは、スマートラボラトリについて基礎から解説し、その本質から、AI・ロボットを活用した研究開発の動向、研究開発現場に導入する道筋、材料研究における取り組み事例などを解説いたします。

開催日

  • 2021年1月29日(金) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • AIやロボットを用いた材料合成に関心のある方
  • 実験の自動化に関心のある方に
  • 研究を効率よく研究を進めたい方

修得知識

  • ベイズ最適化の概要
  • AIやロボットを活用した材料研究に関する世界の動向
  • ベイズ最適化を活用した全自動薄膜合成の例 (一杉研の取り組み)
  • AIやロボットを研究開発の現場に導入するまでのプロセス

プログラム

 日本は少子高齢化が進み、人手不足が顕在化しているうえ、働き方改革により、短時間で最大の成果を出すことが強く求められています。現在の進め方、つまり、研究者の勘・コツ・経験に頼った研究の進め方では、諸外国に後れを取ることは明白です。さらに、コロナ禍を契機に、全自動、遠隔操作で研究を進める体制の構築が急務となります。すなわち、今、日本の研究開発は「変革」を求められているといえます。
 そのような背景の中、ケモインフォマティクスやマテリアルインフォマティクスに注目が集まり、データ駆動型科学への変革が進められています。ここで重要なことは、日本の強みである「化学や材料に関する勘・コツ・経験」とケモインフォマティクス、人工知能 (AI) 、そして、ロボット技術を組み合わせて、「日本にノウハウやデータ」が自然に集まる仕組みを作ることです。これにより、「人が集まる→技術が進む→データやノウハウが蓄積する→技術が進展する→さらに人が集まる」という正のスパイラルを生み出すことができます。
 本セミナーでは、そのような正のスパイラルを生み出す基盤として、ロボット、AI、研究者のそれぞれが「協働」するラボ=デジタルラボラトリの基礎と動向・導入事例に関して紹介します。デジタルラボラトリの導入により、これまでの研究のやり方を根本から変えることができ、より創造性を発揮できる環境を実現できます。

  1. 背景 – AIやロボットを活用した研究開発の重要性 –
    1. 材料合成における現在の課題 – 探索空間の多次元化 –
    2. AI、ロボット、研究者が協働するデジタルラボラトリとは
    3. ロボットの日常への進出 – ロボットの値段は安くなっている –
    4. デジタルラボラトリが研究環境に与えるインパクト
  2. AIやロボットを活用した研究開発に関する世界の動向
    1. AI・機械学習とは何か – 言葉の整理 –
    2. AIによる新規材料予測
    3. バイオ系におけるAI・ロボットを活用した研究開発
    4. 有機材料におけるAI・ロボットを活用した研究開発
    5. 無機・固体材料におけるAI・ロボットを活用した研究開発
  3. AIとロボットを活用した材料研究に関する一杉研の取り組み
    1. ベイズ最適化の基礎
    2. ベイズ最適化による合成条件最適化のシミュレーション例
    3. ベイズ最適化とロボットを活用した全自動薄膜合成・評価装置の紹介
    4. ロボットによる薄膜合成例
    5. 人間ドックの材料版: マテリアルドック
    6. AIを活用したイオン伝導度評価手法の開発
    7. AIやロボットを研究開発の現場に導入するまでの道筋
  4. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 中山 亮
    東京大学 理学系研究科 化学専攻 固体化学研究室
    特任助教

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

関連する出版物

発行年月
2024/3/4 対話型生成AI (人工知能) 利活用技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/3/4 対話型生成AI (人工知能) 利活用技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2023/12/27 実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
2023/10/31 出口戦略に基づく研究開発テーマの設定と事業化への繋げ方
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2023/4/28 ケモインフォマティクスにおけるデータ収集の最適化と解析手法
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/8/31 研究開発部門と他部門の壁の壊し方、協力体制の築き方
2022/4/28 研究開発部門へのDX導入によるR&Dの効率化、実験の短縮化
2021/10/29 “未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方
2021/10/25 AIプロセッサー (CD-ROM版)
2021/10/25 AIプロセッサー
2021/8/31 研究開発の "見える化" によるR&Dテーマ評価、進捗管理と進め方
2021/7/30 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ作成とその解析、応用事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用
2021/7/14 AIビジネスのブレークスルーと規制強化
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2021/3/31 研究開発テーマの評価と中止/撤退判断の仕方
2020/12/30 実践Rケモ・マテリアル・データサイエンス