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自動車用センサ・カメラ、電子機器類の保護、封止、耐振動性向上

Zoomを使ったライブ配信セミナー

自動車用センサ・カメラ、電子機器類の保護、封止、耐振動性向上

オンライン 開催

開催日

  • 2021年1月21日(木) 10時15分 16時45分

修得知識

  • レーダー受光部、カメラ表面、センサアンテナなどの防曇・防湿・汚れ除去
  • 自動車メーカーの要求性能
    • 誤作動防止
    • 長期振動耐久性
    • 寒暖差対応
    • 耐熱性など
  • 中国における電動自動車の市場拡大への対応

プログラム

第1部 自動車用センサ・カメラ類の 耐環境性、耐久性とその背景

(2021年1月21日 10:15〜11:45)

 車両の電動化、自動運転開発が進むにつれて、車両の制御を高度化するためのセンサの役割の重要性が高まっています。各センサは搭載位置の制約があり、製品使用環境が厳しく信頼性を確保するため設計は、重要になっています。様々な事例を交え、その基本となる考え方を紹介します。

  1. 100年に一度の大変革
    • 最近の自動運転関連技術 (ミリ波レーダ)
    • 自動運転への期待
  2. 車載電子製品と実装技術への要求
    • 車載電子製品搭載の問題点
    • 車載電子製品に期待される品質
    • 製品搭載環境と発熱の課題
  3. 自動運転への取り組み
    • 周辺センシング
    • カメラの検出の違い
    • レーン検出センサとしてのカメラ
    • ドライバステータスモニタのカメラ
    • ナイトビュー ・カメラ信号の処理
    • プリクラッシュシステムと
      センサフュージョン
    • 樹脂封止製品例
  4. 車載センサ
    • センサに求められる用件と特徴
    • センサのパッケージング技術
  5. 各種センサとその実装技術
    • 加速度センサの設計ポイント
    • 加速度センサの耐環境設計
    • 加速度センサの小型化設計
    • 回転センサの特徴・比較
    • MREセンサの構造と
      パッケージング技術
    • 温度計測の注意点
    • 各種の圧力センサ
    • 圧力センサの小型化
    • 圧力センサの耐環境設計
    • 圧力センサの高精度化
  6. 将来動向
    • CMOSセンサの進化と半導体センサの将来動向
    • カーエレの進化と電子プラットフォーム (PF)
    • 車載電子製品の動向
    • カーエレクトロニクス製品開発の進め方
    • 質疑応答

第2部 ADASカメラ・ディスプレイ・ECU等自動車用電子部品への接着・シール材の応用

(2021年1月21日 12:30〜13:45)

 ADAS機能をサポートする重要な電子部品であるカメラ、ディスプレイ、それらを制御するためのECUに焦点を当て、車載用途での過酷な条件をクリアし、部品ごとに異なる要求事項に対応する接着剤とシール材をケーススタディとともに解説します。

  1. ADASカメラ用最新材料
    1. カメラモジュール用構造接着剤
    2. 基板用アンダーフィル接着剤
  2. ディスプレイ用最新材料
    1. 光学透明接着剤
    2. 自動車ディスプレイ用構造接着剤
  3. コントロールユニット用最新材料
    1. 液状サーマルインターフェース材 (熱対策材料)
    2. 液状ガスケット (シール材)
    • 質疑応答

第3部 エポキシ樹脂成形材料を用いた自動車用制御基板 (ECU) の一括封止技術の機能と付加価提案

(2021年1月21日 14:00〜15:15)

 自動車用制御基板 (ECU) の小型化及び高性能化を実現するためにエポキシ樹脂成形材料による一括封止技術が注目されている。この一括封止技術に対応できるエポキシ樹脂成形材料の開発状況について報告する。

  1. エポキシ樹脂成形材料の車載用途への新たな展開
    1. 電動車関連主要部品への材料提案/適用事例
  2. ECUにおける一括封止工法適用
    1. エポキシ樹脂の特徴
    2. 一括封止用エポキシ樹脂成形材料の組成と製造プロセス
    3. 一括封止用エポキシ樹脂成形材料の使われ方
  3. 一括封止用エポキシ樹脂成形材料のコア技術
    1. 一括封止による半田接続信頼性向上
    2. 有機基板との密着性向上
    3. 熱可塑性樹脂コネクタ付き基板の一括封止技術
    4. コネクタ一体成形
    5. 低温成形技術
  4. 一括封止技術の拡大へ向けた新たな技術開発
    1. 大型成形対応
    2. 低圧成形への取り組み
    3. 放熱ソリューション
    4. 新しい生産方式への対応
    • 質疑応答

第4部 振動吸収・高耐熱性ウレタンゲル封止材料における自動車用電子機器などへの応用

(2021年1月21日 15:30〜16:45)

 従来のウレタン材は、耐久性の観点から車載用途への適用が難しかった。本講義では耐熱性や耐湿熱性を付与した柔軟系高機能ウレタン材の配合技術について解説する。

  1. ウレタンゲルの構造とフォーム配合
    1. 構成成、 構造
    2. フォーム配合
    3. 耐熱、耐湿性の向上
    4. 封止材のフォーム配合
  2. ウレタンゲルの材料特性
    1. 耐熱タイプウレタン
    2. 硬度可変型ウレタン
    3. 振動吸収性と変位追従性、接着性と形状復元性
  3. 自動車分野での用途と今後の展望
    1. 柔軟系ウレタン
    2. 柔軟系エポキシ
    3. 熱伝導性、接着性の付与
    4. 用途例
    • 質疑応答

講師

  • 小出 夏木
    ヘンケルジャパン株式会社 オートモーティブコンポーネンツ事業部 技術サービスグループ
    シニアテクニカルエンジニア
  • 松尾 誠
    住友ベークライト 株式会社 情報通信材料研究所
    上席主幹
  • 佐々木 雄一
    ペルノックス株式会社 開発統括部 開発2グループ
    グループリーダー

主催

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: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
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  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

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