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高分子の結晶化と結晶高次構造の特徴

Zoomを使ったライブ配信セミナー

高分子の結晶化と結晶高次構造の特徴

~初心者でもわかる基礎から応用、測定法、実用例の紹介~
オンライン 開催

開催日

  • 2020年12月17日(木) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 高分子の結晶化、高分子高次構造とその分析法を習得したい方

修得知識

  • 高分子の結晶化、結晶高次構造と材料物性の関係
  • 高分子構造の分析法

プログラム

 汎用プラスチックからスーパーエンジニアリングプラスチックに至るまで様々な結晶性高分子が我々の身の回りで利用されている。結晶性高分子の材料物性を理解し、さらに改良していくには結晶高次構造の理解と制御が必要である。また加工性の向上には結晶化機構や結晶化速度を理解し、加工条件の最適化を行うことが必要である。
 本講習会では、結晶性高分子を利用した材料設計に必要不可欠な結晶化、結晶構造、高次構造、結晶成長、融解など高分子の結晶化に関する基礎的事項を初心者でも習得できるように論述する。また、高分子固体構造を解明するために用いる分析方法についても説明する。それらの基礎的事項に基づいて、実際に身の回りで使用されている高分子材料の結晶化機構や結晶高次構造と物性の特徴を説明する。

  1. 高分子鎖の特徴 (高分子とは?)
    1. 平均分子鎖長
    2. 一次構造、立体規則性 他
  2. 結晶性高分子と非晶性高分子
    (結晶になれる高分子鎖の特徴は? 高分子固体の構造モデルは?)
    1. 分子の種類と結晶性、非晶性
    2. 高分子固体構造モデル
    3. ガラス転移と融解
  3. 高分子結晶の成長機構と構造の特徴
    (どのように高分子結晶が成長する? その構造の特徴は?)
    1. 結晶とは
    2. 高分子の結晶核形成、結晶成長機構
    3. 結晶構造
    4. 結晶形態
    5. 固体高次構造
    6. 結晶と融点
  4. 高分子結晶の各種分析法
    (どの装置で測定すれば何が分かるか? 原理と測定のポイント)
    1. 光学顕微鏡、偏光顕微鏡
    2. 走査型電子顕微鏡
    3. 透過型電子顕微鏡
    4. 走査プローブ顕微鏡
    5. X線回折法
    6. 引張試験、粘弾性試験
    7. 熱測定
      • 示差走査熱量計
      • 熱重量測定 他
  5. 各種高分子の構造と物性の特徴
    • 例) 同じポリエチレンでも構造制御で様々な用途に
      • ポリ容器
      • レジ袋
      • おしぼり袋
      • ラップ
      • 釣り糸 など

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

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