技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオプラスチックの基礎と応用が分かる半日速習セミナー

Zoomを使ったライブ配信セミナー

バイオプラスチックの基礎と応用が分かる半日速習セミナー

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、種々の環境問題の解決策として期待されるバイオプラスチックについて、社会状況・普及の現状から、創製・機能化技術、応用展開・展望まで幅広く解説いたします。

開催日

  • 2020年11月10日(火) 13時30分16時30分

受講対象者

  • プラスチックの製造、加工、用途、環境対応に関心のある方

修得知識

  • バイオプラスチックの基礎
  • 今後のプラスチックに求められる開発の指針と現状の課題
  • バイオプラスチックの種類とそれぞれの特性
  • プラスチックのリサイクルにおける現状と今後のあり方

プログラム

 近年、プラスチックの処理にまつわる問題や環境対応が急務となる中、生分解性や資源循環の観点からバイオプラスチックが注目を集めている。本セミナーでは、バイオプラスチックの製造、物性、加工プロセスおよび用途展開について、既存プラスチックと比較しての特長および課題点を整理し、今後のプラスチックの製造、利用および処理に関する展望および指針を提供することを目的とする。

  1. バイオプラスチックを取り巻く社会状況と普及の現状
    1. プラスチックの製造・使用・廃棄・リサイクル
    2. プラスチックと環境問題
    3. バイオプラスチックの由来、製造法、および構造による分類
      1. バイオマスを出発原料とし、既存のプラスチックと同じ構造を持つプラスチック
        • バイオポリオレフィン
        • バイオPET
      2. バイオマスを出発原料とし、既存のプラスチックと異なる構造を持つプラスチック
        • ポリエステル系バイオプラスチック
        • 多糖系バイオプラスチック
        • 芳香族系バイオプラスチック
      3. 生物が直接合成するプラスチック
        • バイオポリエステル
  2. バイオプラスチックの高機能化
    1. バイオプラスチックの物性改善
      • 耐熱性の改善
      • 力学特性の改善
      • 高強度化
      • 脆性の改善
    2. バイオプラスチックの成型加工性改善
      • 成形サイクルの改善
      • 様々な成形法への最適化
    3. バイオプラスチックへの新規加工法の応用
      • 電界紡糸法
      • 3Dプリンタ
      • 微粒子化
    4. 生分解性および環境分解性の制御
      • 「生分解性」とは?
      • プラスチックの構造制御による分解性制御
      • プラスチックを資化する生物
  3. バイオプラスチックの用途展開とこれから
    1. 汎用用途 (パッケージ材料など)
    2. 高機能用途 (医用材料など)
    3. バイオプラスチックの認証制度と品質保証
      • 国内外における認証制度
      • 「バイオマス由来」であることの保証
    4. 新規分野への展開

講師

  • 石井 大輔
    東京農業大学 生命科学部 分子生命化学科
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)
複数名
: 18,000円 (税別) / 19,800円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 18,000円(税別) / 19,800円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 54,000円(税別) / 59,400円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/1/28 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤の種類と特徴および新技術 オンライン
2026/1/28 ポリウレタンの材料設計と構造・物性の制御と劣化対策 オンライン
2026/1/28 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2026/1/29 各種分子シミュレーションを用いた高分子研究、材料解析の考え方、その選び方と使い方 オンライン
2026/1/29 加工の基礎と機械加工技術 オンライン
2026/1/29 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤の種類と特徴および新技術 オンライン
2026/1/29 分子動力学法の進め方と高分子材料開発への応用 オンライン
2026/1/30 熱可塑性エラストマーの総合知識 オンライン
2026/1/30 高屈折率ポリマーの分子設計、合成手法と屈折率の測定方法 オンライン
2026/2/3 防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2026/2/4 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の基礎と活用法 オンライン
2026/2/6 ポリウレタンの材料設計と構造・物性の制御と劣化対策 オンライン
2026/2/9 CO2を原料とした樹脂材料の研究開発動向と工業化の可能性 オンライン
2026/2/9 分子動力学法の進め方と高分子材料開発への応用 オンライン
2026/2/13 ケミカルリサイクル拡大に向けた分解性を有するプラスチック材料設計技術 東京都 会場
2026/2/19 リサイクル対応に向けたプラスチックの材料設計および成形加工技術 オンライン
2026/2/24 重合反応の基礎・応用 オンライン
2026/2/25 シール技術 東京都 会場・オンライン
2026/2/25 シリコーン製品の企画・開発に向けた材料・製品特性の理解と顧客ニーズに対応する開発戦略 オンライン
2026/3/2 PFAS規制の最新動向および代替技術の開発動向 オンライン

関連する出版物