技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ロボットによる自動化ライン構築のポイントと効果の最大化

Zoomを使ったライブ配信セミナー

ロボットによる自動化ライン構築のポイントと効果の最大化

~ロボットの種類、選定のポイントと適正台数の見極め方 / 自動化構築プロセス、自動化可否判断、投資効果の検証方法~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ロボットを活用した自動化の手法や考え方、自動化設備の設計のノウハウを解説いたします。
また、ロボットを導入する前にやっておくべき改善策について、具体例をもとに解説いたします。
さらに、自動化の構築のプロセスや自動化可否判断、自動化後の投資効果の検証方法についても解説いたします。

開催日

  • 2020年10月13日(火) 10時00分 17時00分

修得知識

  • ロボットを活用した自動化の手法や考え方、自動化設備の設計ノウハウ
  • ロボットを導入する前にやっておくべき改善策
  • ロボットの種類と選定のポイント
  • 適正台数の見極め方
  • 自動化の構築のプロセス
  • 自動化可否判断、自動化後の投資効果の検証方法

プログラム

 コロナ禍で深刻化する製造業の人手不足の対応策としてロボットを活用した自動化の需要が高まっています。新型コロナウイルスが発生した中国湖北省武漢市の周辺には多くの自動車部品工場があります。その部品の供給が途絶えたことで多くの自動車メーカーの生産に影響が出ました。生産拠点や調達先の国内回帰や、中国以外の国への分散など、サプライチェーンの見直しが検討されています。経済産業省も多額の予算を確保し、こうした動きを後押ししています。調達先を国内に戻し生産性を高めるためにはロボットによる自動化は必須です。
 一方で、製造現場では、もっと多くのロボットが導入されロボットが活躍できるチャンスが多くあるにも関わらず安全性や操作性、費用対効果等々で導入に至っていないのが現状です。ロボットは導入すれば問題が解決する万能選手ではありませんが、作業に見合った適材適所に導入することで、その効果を最大限に引き出すことは可能です。しかしながら人の作業の代替にそのままロボットを導入しても上手く行きません。ロボットの導入の第一歩は、導入するにあたってロボットの正しい知識を学び、良く理解した上でロボットの作業を決めて導入することです。そのためには、まず、現状の作業のムダが無いかをよく分析し事前にスリム化を行っておくことが重要です。すなわち、作業、設備、レイアウトなどに存在しているムダを徹底的に改善し、作業を簡素化・単純化しロボットに代替することです。また一方で、生産の自動化を進めるために必要な自動化のレベルをよく理解し、段階的に自動化のレベルを向上させていく方針を立て、これを推進していくマネージメント力も必要です。
 本講座では、ロボットを活用した自動化の手法や考え方、自動化設備の設計ノウハウを習得します。また、ロボットを導入する前にやっておくべき改善について具体例をもとに習得します。さらに、自動化の構築のプロセスや自動化可否判断、自動化後の投資効果の検証方法についても学習します。
 ロボットを導入しどうやって工場の生産性を上げれば良いのか方法を知りたい、生産ラインの自動化をどのように検討すれば良いのか?また、IoTをどうやって活用すればよいのか?などの数々の疑問を解決いたします。工場の生産性向上の対応をされている製造や生産技術者の方々、自動化ラインを検討しておられる設備設計者の方々、生産性の良い製品開発を検討されている開発設計の方々まで幅広く、多くの方の参加をお勧めします。

  1. ロボットの活用状況
    1. ロボットの活用の実態 (生産台数と使用台数について)
    2. どんなところでロボットを活用するか、ロボット導入のポイント
    3. ロボットを導入する課題と対策
      • 協働ロボット
      • ピッキングロボット
      • AHC
  2. ロボットの導入前にやっておくべきポイント
    1. 作業をスリム化する工場の改善ポイント
    2. 設備をスリム化する工場の改善ポイント
      • 段取り改善
      • 設備改善
    3. 乱流から整流化へ工場の改善ポイント
      • レイアウト改善と費用処理
  3. 自動化設備の設計ノウハウ
    1. 自動化に不可欠な自己完結型設備とは
    2. 不良品を作らない流さない設備作りとは
    3. 止まらず故障しない設備にするためには
      • 稼働率と可動率の違い
      • 可動率の改善方法
  4. ロボットによる自動化の秘訣
    1. ロボットの種類と選定のポイント
    2. ロボットの役割と自動化のポイント
    3. ロボットの導入台数削減のポイント
      • ロボット動作から適正台数を見極める
  5. 生産ライン自動化の定義
    1. 工場の自動化には基準が必要
      • 生産ラインの自動化レベル
    2. 加工ラインの自動化レベル
      • 加工工程のレベル0~レベル5
    3. 組立ラインの自動化レベル
      • 組立工程のレベル0~レベル5
  6. 自動化設備の設計事例
    1. 加工工程の自動化ノウハウ
      • セットアップエンジニアリングで他社を圧倒
    2. 組立工程の自動化ノウハウ
      • モニタリングシステムで遠隔監視
    3. 試験工程の自動化ノウハウ
      • コンカレントエンジニアリングが成功の道
  7. IoTを活用した自動化の基本
    1. グローバルスタンダード設備のあるべき姿
    2. IoTを活用した先進的モノづくりは絶対的優位
    3. 工程設計は品質を作り込む重要な要
  8. 自動化を設計事例から学ぶ
    1. 自動化に必要な工程品質保証の仕掛け
      • DFMEA/FTAからQFDへ機能展開
    2. 自動化のポイントはできるかできないかの見極め
    3. 自動化の成否は投資の適正化と評価
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/24 脳波計測・処理・解析・機械学習の基礎と応用および脳波データの活用方法 オンライン
2024/4/25 カルマンフィルタの実践 オンライン
2024/4/26 ExcelとPythonによる多変量解析 超入門 オンライン
2024/4/26 少ないデータに対する機械学習、深層学習の適用 オンライン
2024/4/26 AI関連発明の出願戦略のポイントと生成AIを巡る知財制度上の留意点 オンライン
2024/5/2 脳波計測・処理・解析・機械学習の基礎と応用および脳波データの活用方法 オンライン
2024/5/8 AI関連発明の出願戦略のポイントと生成AIを巡る知財制度上の留意点 オンライン
2024/5/17 スパース推定の本質の理解と実装応用技術への展開 オンライン
2024/5/17 ChatGPTの実務活用 オンライン
2024/5/20 FMEAの必須知識と工程FMEAの実践手法 オンライン
2024/5/22 新製品開発における信頼性予測と役割 オンライン
2024/5/23 ベイズ統計から学ぶ統計的機械学習 オンライン
2024/5/24 マテリアルインフォマティクスの材料開発への適用と活用事例 オンライン
2024/5/27 機械学習による適応的実験計画 オンライン
2024/5/27 外観検査へのAI導入と生成AIによるトレーニングデータ不足への対応 オンライン
2024/5/30 公差設計入門 オンライン
2024/5/31 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ解析 オンライン
2024/6/7 未然防止のためにFTAを効率的に使いこなすポイント 東京都 会場・オンライン
2024/6/13 エンジニアのための実験計画法とExcel上で構築可能な人工知能を併用する非線形実験計画法 オンライン
2024/6/14 機械学習による異常検知入門 東京都 会場

関連する出版物

発行年月
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2021/10/25 AIプロセッサー (CD-ROM版)
2021/10/25 AIプロセッサー
2021/7/30 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ作成とその解析、応用事例
2021/7/14 AIビジネスのブレークスルーと規制強化
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2020/8/11 化学・素材業界におけるデジタルトランスフォーメーションの最新調査レポート
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2020/3/26 ビッグデータ・AIの利活用に伴う法的留意点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2019/1/31 センサフュージョン技術の開発と応用事例
2018/5/31 最先端医療機器の病院への普及展望と今後の製品開発
2018/5/31 “人工知能”の導入による生産性、効率性の向上、新製品開発への活用
2015/10/22 FMEA・DRBFMの基礎と効果的実践手法
2015/6/26 2015年版 民生機器用蓄電池市場の実態と将来展望
2014/9/25 サービスロボット 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/9/25 サービスロボット 技術開発実態分析調査報告書