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工場・生産ライン・設備の自動化

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工場・生産ライン・設備の自動化

~計画と構築、量産開始プロセスまで / 次の工場・生産へのステップアップ、実践~
東京都 開催 会場・オンライン 開催

概要

本セミナーでは、工場・生産ライン・設備について取り上げ、自動化システム、工程計画、投資計画、量産準備など生産性を上げるために必要な設備改善・作業改善・レイアウト改善について解説いたします。

開催日

  • 2020年8月4日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 生産性を上げるために必要な設備改善・作業改善・レイアウト改善の考え方
  • 生産ラインの自動化レベルの定義と考え方についての実例
  • 工場の自動化に必要な品質の考え方や信頼性を上げていくための方法
  • センシング技術やモニタリング技術とIoTの活用についての最先端技術
  • 投資の適正化や投資の判定基準、投資の効果刈り取り方法

プログラム

 自社の工場の生産性を上げていくためには、生産設備の自動化は不可欠です。労働者不足、生産変動、品質安定化、コスト低減などの様々な課題に対応した次世代工場への変革を着実に進めていかなければなりません。工場における生産設備や生産ラインの自動化は、工場レイアウトや設備・作業方法を一から見直し、徹底したスリム化を図ることがまず第一歩です。同時に、自社工場の自動化レベルを認識し、中長期的な計画を立て自動化を実行していくための技術力やリーダーシップを身に付けることが重要です。
 本講座では、工場の改善方法から自動化のあるべき姿、自動化の定義や考え方についてまた、工場の自動化を進める上で必要なプロセスについても具体的な自動化の事例をもとにわかりやすく丁寧に説明します。

 我が国の製造分野における課題の一つに、労働者一人あたりの生産性が欧米諸国をはじめとした先進国と比較して極めて低いことがあげられます。要因の一つに、産業用ロボットやIoTを活用し革新的に生産性を上げていくための取り組みが遅れていると考えられています。
 生産現場における高齢化や人手不足もさることながら、単純繰り返し作業や重筋作業などにロボットを活用した自動化や小人化が遅々として進んでおらず労働者不足対策や労働環境の改善が進んでいません。中小製造業をはじめとした多くの企業において労働者人口の大幅な減少が予測されているにもかかわらず、根本的な対策ができていないのが現状です。
 一方で、消費者のユーザーニーズの多様化に伴い、生産現場においても生産品種と生産数量の変動は著しく、これら要求ニーズに対応するため変種変量生産方式への対応がますます重要になってきています。
工場のロボット化とフレキシブル化への迅速な対応は、これからの生産現場に不可欠となってきています。
 近年のセンシング技術やモニタリング技術の進展により、設備の自動化や自動化ラインを構築するために必要な生産・品質・保守のそれぞれの管理をはじめ技術課題を解決する手段やツールが充実してきています。
生産ラインの自動化に対応した技術課題は企業によってまちまちですが、正しい知識を学び新たな技術を活用することで生産ラインの自動化レベルを短期間で数段上げていくことが可能になってきました。
 本講座では、生産ラインの自動化を進めていくためのステップや方法について実例を交えて学習します。
インダストリー4.0 (第四次産業革命) にどう向き合っていくか、IoTを活用して他社との差別化をどう図っていくか、ラインの自動化を進めるに必要な自動化技術、先進技術の活用方法について学びます。
 工場の生産性向上に日々、尽力されておられる製造や生産技術の方々、自動化を検討しておられる技術者の方々、工程設計・設備設計の方々、工作機械メーカーをはじめ工場の自動化の業務に携わっておられる方々、センシング技術・モニタリング技術の開発に携わっておられる方々まで幅広い参加をお勧めします。

  1. 生産方式の基本と工場の改善が最重要課題!
    1. 2本の柱 … ムダの排除で原価低減をどうやるか?
    2. ジャストインタイム … 仕掛りの徹底排除はどうやるか?
    3. 自働化 … 設備に知恵を付けるには?
    4. 作業標準と作業改善 … 可動率向上はどうやるか?
    5. 段取り改善 … 内段取り時間を短縮するには?
    6. 設備改善 … 着々化とは?
    7. レイアウト改善 … 小人化はどうやるか?
    8. ムダの気づきと現場改善 … 改善の切り口は?
  2. 生産性向上の課題とあるべき姿!
    1. 生産性の課題
      • 日本の労働生産性低下の原因は何か?
    2. グローバル化の現状
      • グローバル地域・人材にどう対峙していくか?
    3. 生産ラインの構築に向けて
      • 工程FMEAからライン構築まで何が必要か?
    4. グローバルに対応する生産ラインのあるべき姿
      • 生産ラインに不可欠なものは?
    5. これからの自動化ライン構築に必要な要件
      • 品質最優先で儲かるラインとは?
  3. 生産ラインの自動化レベルの定義を理解すること!
    1. 自動化レベルの定義
      • 自動運転に対応した生産ラインの自動化レベルとは?
    2. 自動化ライン構築のポイント
      • 安定した品質で生産するための仕掛けとは?
    3. 加工工程の自動化レベル
      • 加工の自動化レベルの定義と解説
    4. 組立工程の自動化レベル
      • 組立の自動化レベルの定義と解説
  4. 自動化ライン構築の考え方と必要な技術!
    1. グローバル標準ラインと自己完結型設備
      • 自工程完結型の品質保証とは?
    2. グローバル・ワンデザインについて
      • なぜ基本設計の統一化が必要か?
    3. グローバル標準設備とシリーズ化
      • 何を標準化しシリーズ化するか?
    4. IoTを活用したリモートモニタリング
      • IoTで何が課題解決できるか?
    5. 自動化ラインに必要な生産技術力
      • 今、必要な生産技術力は?
  5. インダストリー4.0に対応した自動化システムはこれだ!
    1. 何のためのインダストリー4.0か?
      • 高度機械化社会が始まった?
    2. IoTシステム体系と生産ラインの設計
      • 何を見える化?
    3. 生産ラインにおけるIoT活用事例
      • 全数検査・予知保全・傾向管理とは?
    4. IoTを活用した先進的モノづくり
      • 新旧設備のネットワーク化はどうやるか?
  6. 工程計画 (品質機能展開~工程計画DR) の重要ポイント!
    1. 品質管理項目」と「管理値」
      • 品質保証と計測手段は?
    2. 「管理工程図」で人と機械の作業区分
      • 検査は誰が?何が行うか?
    3. 「工程設計DR」で生産性を評価
      • 生産性の計算はどうやるか?
  7. 投資計画 (設備仕様書~投資計画の認可) の重要ポイント!
    1. 「自動化レベル」と「IoTシステム化」
      • 自動化レベル5のポイントは?
    2. 「投資計画」の準備と提案
      • 設備投資で重要なポイントは?
    3. 「投資計画」の評価と認可
      • 審査のポイントと刈り取りの仕掛けは?
  8. 量産準備 (設備設計DR~投資効果の検証) の重要ポイント!
    1. 「設備発注」と「設備設計DR」
      • 設備設計チェックシートとは?
    2. 「設備検収」及び「安全立ち合い検査」
      • 工程能力指数の評価とは?
    3. 「量産開始」と「投資効果」の検証
      • フリーキャッシュフローとは?
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,700円 (税別) / 46,970円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,700円(税別) / 46,970円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

オンライン受講割引

  • オンライン受講の場合、1名様 30,400円(税別) / 33,440円(税込) で受講いただだけます。
  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 申込みフォームの通信欄に「オンライン受講割引」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
本セミナーは終了いたしました。

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