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エポキシ樹脂の分子構造・硬化性および耐熱性とその他の機能性付与技術

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エポキシ樹脂の分子構造・硬化性および耐熱性とその他の機能性付与技術

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、エポキシ樹脂の基礎と耐熱性向上技術について概説し、相反関係にある物性を両立する分子デザイン・合成技術について詳解いたします。

開催日

  • 2020年7月9日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 熱硬化性樹脂・エポキシ樹脂に関連する技術者、品質担当者、ユーザ
    • 塗料
    • 接着剤
    • 土木・建築
    • 複合材料
    • 電子材料
    • 合板
    • 成形材料
    • 鋳物 など
  • 熱硬化性樹脂の合成・応用に関わる技術者、研究者、開発者
  • エポキシ硬化剤に課題のある技術者、研究者

修得知識

  • エポキシ系アプリケーション開発者の樹脂選定に必要な知識
  • エポキシ樹脂開発者の分子設計に必要な知識

プログラム

 本講座においては電材向けエポキシ樹脂の一般的な耐熱性向上技術の紹介とその課題を基礎物性理論と硬化物データを関連付けながら解説したうえで、高耐熱性と相反関係にある物性を両立する分子デザインとその合成技術について解説する (特にトピックスとして5G対応の高速通信に必要な低誘電・低誘電正接を硬化物に付与する活性エステル型硬化剤を詳しく述べる) 。これら分子デザインを応用した最新の特殊エポキシ樹脂およびエポキシ樹脂硬化剤を紹介する。

  1. はじめに
    1. DICエポキシ事業の説明
    2. 代表的な既存エポキシ樹脂
  2. 各種電気電子材料の技術動向
    1. 高周波基板
    2. 半導体パッケージ
    3. パワー半導体デバイス
  3. エポキシ樹脂の分子構造と性状値 (粘度および軟化点) の関係
    1. 粘度および軟化点の理想設計
    2. 分子量と性状値の関係
    3. 骨格の剛直性と性状値の関係
    4. 水素結合の影響
  4. エポキシ樹脂の分子構造と硬化性の関係
    1. 立体障害の影響
    2. 官能基濃度の影響
    3. 官能基数の影響
    4. 水酸基濃度の影響
    5. 末端不純物の影響
  5. エポキシ樹脂およびフェノール系硬化剤の一般的な耐熱性向上技術の紹介
    1. 官能基濃度と耐熱性の関係
    2. 官能基数と耐熱性の関係
    3. 骨格の剛直性と耐熱性の関係
    4. 硬化速度の影響
  6. 耐熱性と相反する諸特性の解説
    1. 耐熱性×流動性
    2. 耐熱性×吸湿性
    3. 耐熱性×誘電特性
    4. 耐熱性×難燃性
    5. 耐熱性×柔軟強靭性
    6. 熱劣化と構造の関係
  7. 耐熱性と相反する諸特性を両立する分子デザインとその合成技術
  8. 耐熱性と相反する諸特性を両立する分子デザインを応用した最新の特殊エポキシ樹脂・エポキシ樹脂硬化剤の紹介

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

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  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

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